現在15歳の俺は生きる為ならなんだってやってきたよ
赤子のときから施設に放り込まれた俺は生きていくための常識を知った。
強いものは弱いものを食う。
幼かった俺は弱者に分類され、身体を好き勝手にされたよ
そんな俺に愛を囁いてくれた人が居た。
でもそれは策略だったんだよ、俺を貶めて自害させたるめのね。
とにかく俺が気に食わなかったんだろーねー・・・
んなことで死ぬかよ、馬鹿じゃねぇの。
そこで唯一信じられる奴が居たよ、俺と一緒に施設に入ってきた奴のことだけは信頼出来た。
信頼っていうより、愛してた。優しくて、あったかくて。
でも俺の施設釈放のことを聞いたときだ、俺を殺そうとしたんだ。
歓迎してくれると思った。おめでとうって言ってくれると思った。なのに。
「お前が居なくなったら俺、お前の分まで身体、売ることになる。やだ。もう楽になりてぇよ」
親友は俺に向けていたナイフを自分に向けた後
俺は釈放された。釈放された日は雨で、俺の泣き顔が丁見えなくなってたから丁度良かった。
今思ったら釈放されても俺にはなんにもねぇじゃん。
帰る家も、友人も、家族も。
現在、俺はホストクラブでバイトして、寝泊りさせてもらってる。店長がいい人でさ。
でも信じることが出来ない。信じられない。
今日も俺は笑顔を貼り付けるんだ。