主 2013-05-12 15:35:56 |
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まだ受け入れるには時間が必要だろうな。俺が傍で添い寝でもしてやるべきだったか。(書物を手に取り腰を降ろして脚を組み合わせながら冗談めいた台詞を発し、如何にも古く感じられる背表紙を指先で触れると動きを止めた相手へ視線を向けて此方へ来る様に眼差しで訴え) …そうか。恋人が居たら俺の嫁に迎えるのは諦めようかと思ったが、想い人も居ねぇんだな?それなら…。(真面目そうな様子からして遊んでいる人格では無いと察していた為か全てを説明されずとも何処となく理解をして、最後の言葉まで言い切らずに唇を閉じると本を相手に差し出して)
そんな事されたら…余計寝れないだろう。
(脚組む動作すら絵になる物で何気無く眺めていると不意に視線交わり刹那瞠目するも敏い部類に入る為意図に気付いたのかゆっくりと歩み寄り。男二人が此の狭いソファに腰を下ろす情景想像し佇んだ侭にて。)…案外諦めは良いんだな。(此方が驚く程に往生際の良い相手は堅物人間である己視点から軽い男にしか思えないようで呆れたように溜息混じりに述べて。不意に差し出された本に視線を落とすと「何だ?」取り敢えず受け取ると表紙から相手へと視線上げて問い)
そうか?狭さを除けば、夏は快適だと思うぜ。(自らの首筋に掌を重ねくつくつと喉を鳴らして笑み、意外にも抵抗無く歩み寄って来た相手が座る為の隙間を空けながら隣に並ぶ端麗な横顔を眺め) 諦めるも何も、恋人が居る人物から誓いの接吻なんざ貰えるわけねぇだろ。…まあ、心底興味が惹かれた場合は何としてでも振り向かせるがな。(呆気に取られた様な溜め息を耳に挟むと目蓋を伏せつつ応え。表紙は革で出来ている薄めの本は如何やら魔界文字の解説書で「偶然にも呪文を読めたお前なら、この書物は解説書ですぐに読み切れると思うぜ。」と、続けてソファーに置かれていた書物も手渡し)
…それはそうかもしれないが、
(快く納得は出来ないようで僅かに片眉を上げ言い淀んだように呟くも相手の移動により出来上がったスペースに少々の躊躇いの後に腰を下ろして。隣に居る男とは色々な意味合いで生きる世界の異なる人であり異質な状況に今更ながらも困惑気味に頬を掻き。)嗚呼、そういう事か。…そこら辺は心得ているんだな。(何故か感心したように呟くと悪魔と言う書物や説では"悪者"とされているものの考えを少し改めようとしているようで。借りてきた書物を受け取ると膝上に置き、解説書との本を受け取ると知識には貪欲で解読作業などを好んでいるようで、表紙を捲ると「読んでも大丈夫なのか?」これ以上厄介な契約を結ぶわけにはいかない為恐る恐る問い掛けて)
人間と眠りに就く機会なんざ随分と無いからな、お前の温もりと一緒に寝てみたい所だ。(相手の手首を掴み捕らえ己の口許へと引き寄せて行けば指先に唇を押し付け淡肌に口付けを落とし。) …っふ、安心しろ。呼び出す他に呪文は無かった筈だ。(余程に読者を好んで居るのか素直に受け取るも前例が有る為に警戒心を解かない様子に思わず自然と笑みを吹き出し、心配が無い事を告げるとソファーの背凭れに体重を預けながら両脚を組み直し隣に存在する横顔を眺めており)
…他の人間から呼び出された事は無いのか?
(唐突に己を捉える冷えた指に相手へと視線を上げるも触れる柔らかな唇により瞬刻息が詰まる心地へと陥ると顔を見る事が出来ず視線をテーブルへと遣りながら誤魔化すかのような問い掛けを投げ。其れは密かに気になっていた事でもあり。)それなら良かった。…笑うな、これ以上厄介事が増えては困るだけだ。(安堵に目許を緩ませるも他人事の如く軽快に笑む相手に不満げに眉間に皺を寄せるも其の表情は見惚れてしまうものであり受け取った膝上に置いた借りた書物と共に解読書を開くと魅力的な知識が詰まっており何処か嬉々とした様子で普通の生活を送っていれば目にする事も無かった文字の羅列を見て)
ん、嗚呼…呼び出される悪魔は一冊の書物に一人と決まってるからな。つまり、俺の本を初めて手にした人物がお前だったって事だ。(言葉を一言一言と紡ぎながら口付けていた指先の温かい温度や滑らかな肌の感触を惜しむ様にそっと唇を離し双眸を細めて) ―…厄介事、か。(相手の心情は人間ならば当たり前の事実を述べている為に理解は出来るものの、やはり何処か気に留まり不機嫌そうに呟きを洩らして。己が手渡した其れを早速目に通している行為自体は素直に嬉しく感じ、「何か有れば答えるし、言えよ。」と、視線を向けて)
そう、なのか。…何というか、複雑だな。
("相手を呼び出した初めての人間"との解釈に不思議と安堵の気持ちが湧き上がり、相手が現れてから徐々に変わり始めている自分自身の心情に視線を膝上へ移し呟くと離れた心地好い冷たさを求めるが如く指を伸ばしてみて。)…御前以外の悪魔の面倒をみるつもりはない。(相手の声色に混じる不満を僅かに感じ取ったようで傷付けてしまっただろうかと視線を泳がせると口下手な自身を歯痒く思いながら慎重に言葉を選ぶと書物より視線を上げ隣に座る男の顔を覗き込み。「…取り敢えず全部読む。」他者に質問するより自分で導き出したいようで頑なに述べるもやはり見た事もない文字ばかりで難解であり。)
俺は、お前に呼び出されて良かったと思ってる。―…何だよ、足りねぇのか?(伸ばされた指に対する相手の詳しい意図は読め無いものの発した台詞は己の内心でもあり、再び唇を寄せて行き指先へと緩く重ね合わせ) …その言い方だと、俺の面倒は見るっつう事かよ。(思っていた事と食い違う実際の台詞に吃驚したのか瞬きもせずに僅か双眸を見開いたまま眼前の表情を見詰め。相変わらず筋が通った相手には「…その性格、嫌いじゃねぇぜ。」と、半ば已むを得ずだと言った様子で何気無く天井を見上げ)
…まだ全然俺の事を知らないじゃないか。
(出逢ってから日も浅い為に此方も相手の事を殆ど理解出来ておらず膝上に置いた書物を片手で軽く握りながら呟くは何処か不服げであり。「…そうじゃない。」深い意図無く、ただ触れていたいというシンプルな欲求で其れを直接的に伝える事は出来ず。擽ったい感触に慣れる事出来ず僅かに身じろぐも唇より逃れると相手の滑らかな頬を指先で触れて。)っ、今は、だ。―…勘違いするな。(相手の解釈に驚いたらしく刹那言葉詰まらせるも撤回するような発言を述べては口を噤んで。「…頑固だと、良く言われる。」ぼんやりと文面を眺め指先で何気無しに紙を擦りながら呟き。)
確かに、お前の全てを知った訳じゃねぇが…知識を得た事も多いぜ。(頬に触れている掌の温度を確かめる様に其の上から自らの掌を重ね、知る事が出来た相手の心地好い温度や悪魔に対してであっても気遣いに劣らない性格を脳内で思い出す様に目蓋を伏せて) 嗚呼、勘違いはしてねぇよ。俺が、お前の面倒を見てやる側だろうが。(然も当然だとでも主張する様な表情で言葉紡ぎ、閉じてしまった唇に小さな笑み溢しながら「頑固か、確かに似合ってるじゃねぇの。…だが、真っ直ぐな性格は好ましいがな。」と、頁に触れる指先を眺めており)
…知識、か。確かに其れは御相子だな。
(非現実的な存在を真向から否定していた己にとって悪魔である相手の存在は視野を広げる物であり、此方に触れてくる掌から伝わる冷えた体温と比較して人並みの温かな心を持っている事を少なからず認知しているようで。重ねられた侭振り払う事も無く僅かに表情を緩ませて。)莫迦な事を言うな。…俺の方が幾分しっかりしているだろう。(何とも頼り甲斐のある台詞ではあるものの言われ慣れぬ故に反応に逡巡した後に言葉返すと「そう言われるのは…初めてだ。」驚いたように顔上げ相手の方へ向きながらも価値観の異なる男から褒められるような心地に気恥ずかしげに視線斜め下へと落とし)
初めて…、か。もしも他の奴らがお前の良さに気付けてないんだったら、勿体無い事してやがる。(先程、和らいだ様に見えた表情に視線絡ませて触れている互いの掌を再度握り直しつつ唇を動かして囁きを溢す口許は緩んでおり) ―…嗚呼、そうだ。お前、明日は何か予定は有るか?(絡んでいた掌をそっと解いて座り心地が随分と好かったソファーに手を付き立ち上がると眼前で腰掛けた儘の相手を見下ろしながら問い掛けて)
( 突然ですが、上記の通り明日の予定は空いているでしょうか?この時間なら空いてると言う機会を教えて下されば、時間帯を合わせて複数の遣り取りを出来ればしたいなと考えているのですが…!)
…別に気付いて欲しいとは思わない、が。
(柔らかな表情は良い意味で想定外に似合っており脈拍が大きく跳ね微かに息苦しいと感じる初めての感覚に困惑している様子、力が掛かると此方からも弱く握り返す次第で)明日、か?――…いや、何も無い。…何だ?(不意に立ち上がる相手に顔上げると必然的に見上げる形となり、続いた唐突な問い掛けに不思議そうに数度の瞬きの後に脳内で記憶を手繰りながらも日課になりつつある図書館に通う以外に予定は無く、否定の言葉述べると尋ね返して)
(/大丈夫ですよ!13時位からなら空いてます!
そうですよね…もっと進展させたいです!主様の予定に合わせますよー!)
…確かに、本当のお前を知ってるのは俺だけで良い。(相手が本来持ち合わせている姿や思考を己が知らない人物達が知り集る光景を一度考えてみたのか、其れは何とも面白く無い物で自分から話して置きながら如何にも不機嫌そうな声色でぼそりと呟き) 成る程、なら…人間界を案内してくれないか?(見上げられると何故か居た堪れない様な感覚が胸内で沸き起こるも視線を外す事は無く見詰めた儘に、気に掛けていた此の土地を知りたいと提案してみて)
( 了解致しました、13時からなら自分も空いています!二人の進展は実に楽しみです。
この流れはもしや…、図書館デートでしょうか…(嬉々)← )
…な――っ何を言って、
(突如不満げな声色にて紡ぐは己の考えの及ばぬ所であり不可思議であるが其れよりも言葉の内容に愕き隠せず言葉詰まらせると普段の冷静な様子は何処へやら、意図の読めぬ発言に視線を泳がせるは気恥ずかしさからか。)此処ら辺…か。構わないが、その…日光は大丈夫なのか?(日中相手と顔を合わせた事が無い上に悪魔と云えば夜中に活動する人種だと思い込んでいる様子で。明日の天気予報は恐らく晴れであり必然的に太陽の光に晒される事になるであろう事確認するように問い掛け)
(/やりました!!もう早く進んでほしいです!←
いや…これはまだ分からないですよ!一日ありますからね!←
ちなみに三か月はどういう換算でしょうか…?)
…他の奴には、そんな無防備な姿は曝すんじゃねぇぞ。(合致しない視線を合わす様に覗き込む表情は眉間に皺を刻んだ儘であったにも関わらず次いで耳にした台詞に思わず笑みを噴き出して)…っふ、其れは単に大昔の言い伝えだ。実際の俺達には太陽なんざ心配要らねぇよ。(言葉を紡ぎながら窓際へと歩み寄って行くと前回と同様にカーテンを引いて窓を開放し、縁へ脚を掛ければ相手へと振り返り「明日、13時に迎えに来る。」と、去り際に一言残してから背に両翼を一面に伸ばし暗闇の中へ飛び立って)
(デートの流れは彼達に任せましょう!← そして日の流れについてなのですが、数日後、また数日後、と言う様に何日か早まって流れている事にしましょうか。
そして期間は三ヶ月まで、と言う事で塚本君がその気になってくれた時であればいつでも契約成立を!悪魔はそれまで堪えながら待っておりますので!(笑) )
(/うわー、こっちがドキドキです!楽しみ!!
一日一日やってたらきりがないですからねー。了解しました!
今すぐにでも契約したい所ですけどまだ未定なので自分でもわからないです、
もうそこらへんは流れに任せてみます!もしくは塚本君の想いが爆発したら…←
睡魔に襲われてるので此方だけ…明日、主様を待っている所からのレス返します!
それではおやすみなさい…。)
――…そろそろか。
(早々と身支度が終わってしまった様子で部屋の壁掛け時計に視線を送ると昨夜一方的に告げて行った時刻となっており、いつも入ってくるベランダの窓へと視線を送り。相手と二人で出掛ける事になるとは思っておらず落ち着かない様子でソファに腰を下ろし相手を呼び出した書物を上の空にて貢を捲り。男、それも悪魔である相手に心浮き立つような心地になる己の異変に隻手を胸部に添えると困惑した表情にて相手を待ち。)
(/少し遅くなり…ました!今日はよろしくお願いします!)
(空中から見下ろす風景は己の世界と掛け離れている街中で細々とした建物、自動車や人間で賑わう様子に僅かながら眉を顰めると目的地である集合住宅の屋上が見えて降下して行き、ばさりと大きな音を鳴らしながらベランダへ着地すると白床に黒羽が舞い落ちる中相手の姿を視界に捕らえて翼は消す事無く広げた儘に窓硝子を指先で叩いて此所から飛び降りる気なのか早く来い、と促しており) 待たせたな、行くぞ。
( 遅れながらも13時を楽しみにしておりました!此方こそ宜しくお願い致します。
…さて、本日は何か素敵な進展があるのでしょうか← )
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