紅美鈴 2013-04-27 00:44:24 |
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い、いやっなんでもないのよ?どうしちゃったのかしらね私…。
(せっかく視線を外したのにまた覗き込まれ、更に鼓動が高まって自分の感情が制御できなくなり)
ね、ねぇ美鈴…!
(おもむろに相手の両肩をがしっと掴み真剣な表情で相手の目を見据える)
そうですか?何か…おかしいですよ…?どこか悪いとか……。
(首を傾げたまま思案顔で考え込む何時もと違う相手を見ると少し心配な様で眉根を下げている
はいっ!?何ですか……?
(ビクッと体を震わせて相手の目をじっと見つめ返し
貴女の、さっき言ってた私を引き留めた理由…あれ、嘘でしょ?気付かないふりしてたけど、目が泳いでたわよ。
(美鈴は魔理沙が来るからなんていう理由で私を呼び止めるはずがない、そもそも完全に嘘をついている目をしていた…咲夜は頭の中を整理しながら話を続ける)
本当の理由を…教えてちょうだい…。
(ほぼ確信を持った咲夜は更に顔を近づけ相手に問う)
ですよね……、そんな気がしてました………理由ですか………、咲夜さんと一緒に居たかったからです…。
(あははと乾いた笑みを漏らす、勘のいい彼女の事だから薄々勘付いてはいたのだろう、ズイと近づいてくる顔を直視する事が出来ずに思わず視線を外してしまう、肩を掴まれているため身動きなどはしていない
…ふふっ、美鈴、こっちを見なさい。………はむっ、ちゅっ…
(にやりと不敵な笑みを浮かべ、逸らした相手の視線を戻させた後、目の前の彼女の震える唇に自らの唇をゆっくりと重ねる)
あ、やってしまったわ…。ご、ごめんなさいっ…
(数秒間の口づけをかわし、顔を少し離し相手の顔を見た時、自分がした事の重大さに気付く)
……ぁ……、んっ…ちゅ…。
(相手と目を合わせようと目線を上げると突然相手の顔が目の前にあり唇が重ねられていた、耐えられ無かったようで膝が震えて立っているのもやっとのようだ、紅潮した顔で相手に縋り付いている、頭が上手く働いていないようである
ち、違うのよ美鈴、これは、その、貴女が可愛すぎて、じゃなくてその…、って大丈夫…?
(感情に任せて行動してしまったことを反省しようとするも、自分でも何を言っているのか分からなくなり一人であたふたするが、相手の力が抜けきって体重が掛かってくるのを感じ、抱きしめるようにその身体を支える)
ごめんなさい……、少し…不意打ち過ぎです……。
(弱々しく返事をすると少し体に力を込める、だが上手く入らない様でふらりと動くばかりであり相手に抱きしめられる感触を確かめる様に手を背中に回し
私が悪かったわ…。ちょっと美鈴本当に大丈夫?そんなに力が入らないものなの?……もっと足腰に力が入らないようにしてあげましょうか…?
(少し時間を置いてもかかる体重は一向に変わらず、少し心配する素振りを見せるも相手が手を背中に回してくることで悪戯心が芽生え耳元で囁く)
えへへ……、だって……きな…と…ですから、それもいいですね…。
(笑みを漏らして相手を見つめている、消え入りそうな声で呟く相手の悪戯っぽい囁きに体を震わせて耐えている
え…?よく聞こえなかったわ美鈴。というか、それもいいって…。
(相手が嬉しそうに語っているが肝心な部分が聞き取れないで、少し首を傾げ考える仕草をし、冗談を交えて囁いたつもりの言葉も予想外の返答が返ってきて彼女の気持ちが本物であるという確信に至る)
……好きな人……ですから……、何をされてもいいです……。
(身体に力が戻ったようで声には力が戻っており今度はしっかりと告げる、何時もの様な暢気な表情では無くどこか浮ついた蕩けた表情になっている、実際自分が何を喋っているかも頭の中に靄が掛かった状態で把握しきれていないだろう
そう…。嬉しいわ美鈴…。
(今までこちら側からの片思いだと思っていた相手から素直に「好き」の言葉を聞いた途端喜びがこみ上げてきて思わず自然と笑みが溢れる)
美鈴…その顔とてもエロいわ… …そうだ、次は貴女から私にしなさいよ。(相手の蕩けた表情を見てたまらずもう一度唇を近づけるが、それを寸前で止め誘いかけるような笑みを浮かべる)
それはこっちもですよ……、嬉しくて…うれ…しくて…、泣いちゃいますよ……。
(徐々に事態を把握してきたらしく頭の中の整理も付いたのだろう言葉を紡ぐのも精一杯な様で声を詰まらせて涙を浮かべて笑おうと眉尻を下げ
……はい……、咲夜さん………ちゅっ…、ん…。
(相手にされるがままだが心地よい気分になっているのだろう逆らうなどはせず、相手の目を見ると貪る様に相手の唇を啄むように舌を入れ
この馬鹿美鈴…私は幸せ者だなぁ…
(相手につられて自分も少しの涙と、照れ笑いを浮かべ)
んんっ…ちゅ…れろ…ん……
(頬を紅潮させながら相手の柔らかな唇を受け入れる、次いで舌の感触を口腔内で感じ、自分の舌を絡め合わせる、あまりの気持ちよさに少しずつ下肢の力が抜け始める)
ふふっ…私も…、ずっと好きだったんですよ…咲夜さんの事…。
(涙を指で拭い去ると満面の笑みを浮かべ相手を抱きしめ
んはっ…、んちゅ…ちゅう…っは……。
(結構長い時間キスを続けていた、息が続かなくなったのか不意に顔を離せば少し息を荒げ肩を上下に揺らし、もう足腰はうまく立ってはいないようで何とか立っている
ちゅっ…んふっ…んっ…はぁっ、はぁっ……
(相手の濃厚なキスにより、徐々に息が上がってくる、下半身も崩れてしまいそうなのと、身体に酸素を取り入れるため顔を離し、肩で息をする)
それならもっと早く…言いなさいよ…、貴女と違って私には時間が限られてるのよ…?
(彼女と少しでも長い間一緒にいたい、その考えが脳裏に過ぎって出たのが上記の言葉だった、何故かは分からないが自然と涙を催している、眉尻を下げながら呆れ顔で上記を述べる)
だって……、私は門番に過ぎません……から……。この関係を壊したらと思うと……。
(自分は雇われの一門番に過ぎないと考えている、仕事もしっかりこなしている訳でもなく相手とは自分の中で少し隔絶があると考えていたらしいそれが決心を鈍らせていた、叱られた子供の様に頭を下げ俯いている
……咲夜さん…?何で…泣いて…?
(時間、と聞くと胸が痛む自分は妖怪相手は人間最後まで添い遂げる事など出来ないその事実は覆る事は無い、泣いているのを見ると何故か胸がズキと痛み始め
ご、ごめんなさい、何でもないのよ、私が悪かったわ…。
(その事実は覆るはずもないし、お互いに分かりきっていることなのにそんなことを口走ってしまった自分に嫌悪感を抱き、慌てて右手で涙を拭う)
…これから今までの分、しっかりと取り戻してもらうからね。
(不意に顔を上げて相手の顔を見ると、今まで見せたこともなかった満面の笑みで恋人に笑いかけ、胸に顔を埋め温もりを確かめる)
い、いえっ…もっと早く言ってれば……。
(手を横に振り否定をする、自分が悪いのは明白であり相手は何も悪くないのだ、ただ薄々は勘付いて居る、不器用ながらもずっとそばにいようと心に決め相手の頬を優しく撫で
はい……、不束者ですけど……。
(満面の笑みに自らも頬を緩ませて笑い、感触を確かめるかの様に両の手で相手の体を抱きしめ
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