トピ主 2013-04-06 12:51:48 |
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…困るな、急な雨は。( 何時もの様に肩にジャージを羽織った姿で部室の扉付近に立ち、窓から見える雨天の様子にぽつり、と呟きながら少し濡れてしまった肩や腕をタオルで拭っており、 )
この様子だとテニスコートは使えんか…。蓮二の助言が無ければ部員全員がずぶ濡れだったな。礼を言うぞ。( 窓辺に立ち、此処から見える地面やテニスコートを見比べてみるもやはり使用は難しそうで。後ろを振り返りつつ礼を述べれば、被っていた帽子を取り雨水を弾く様に手で拭い、 )
天気予報でも言っていたが、明らかに空の澱みが怪しかった。…ところで赤也、どうしたんだ?( 部室に備え付けられているパイプ椅子に腰掛けており、礼を述べられるとタオルで濡れた頬を拭いながら緩く口角を上げ。隣で机に頭を付け伏している後輩の姿が視界に映れば、何事かと問い掛けてみて、 )
この湿気のせいで…、…っ見てくださいよ柳さん!( 机から勢い良く顔を上げれば、隣の相手に押し寄せ自分の髪を怒りやら不満やらが原因で震えている指で指差し。“湿気のせいで何時もより癖っ毛が酷いんスよ!…ああ、もう…。”と語尾の辺りでは力が抜け、再び項垂れてしまい、 )
湿気、ですか。そうですね、雨は風情がありますが…確かにこのじめじめとした湿気は、嫌悪を感じます。( 雨の水滴がついてしまった眼鏡を布巾で綺麗に拭い終えると、縁を指で持ち耳に掛ければ利き手で角度を調整しつつ“今は春ですしね。雨で桜が散ってしまう事は避けたいですが、”と言葉を続け、 )
桜…っつーとお花見だろぃ。なぁなぁ幸村君、今度の休みは俺達で花見でも行かね?( 壁側に設置されている長椅子に腰掛けながら棒が付いた小さな球状の飴玉を舐めており、部長である相手に提案してみては“デザートは用意するぜ、ジャッカルが。”と笑い、 )
俺かよ…!( 急に自分へと向けられる何時もの流れに、呆れた様に目蓋を伏せながら言葉を発するも“まぁ、良いんじゃねぇか?花見。”と、提案には賛成の様で。丸井付近の壁に凭れて立っていたものの三歩程歩いて行けば、床に座り込み壁に頭を任せる様にして眠っている相手へと声をかけ ) ――おい、仁王。何時まで寝てる気だよ。
んー…寝とらんよ、ただ身体を休ませてただけナリ。( 頭上から降ってきた言葉にゆるりと顔を上げ、雨の水滴で光る銀髪を揺らせば“話もちゃんと聞いとったぜよ、俺達で花見に行くってな。”と言葉延べつつ小さな欠伸を洩らし、背筋や両腕を伸ばして意味深に口端上げれば“…プリッ、”と何時もの様に発すればゆっくりと立ち上がり、 )
フン…、昼間から暇を持て余すなんざ、俺らしくもねぇ。( 自室の如何にも派手である豪華なソファーに腰掛けており、不満気な様子で眉を顰めながらぽつり、と上記を呟き。 )
外は暴風、って所か…。テニスは出来ねぇな。生憎、室内コートでボールを打つ気分にはなれねぇ。( ソファーの肘掛けに手を置き、ゆっくり立ち上がれば窓辺に歩み寄り外の様子を眺めては指紋一つ無い綺麗に磨かれたガラスを指先でなぞり。室内は防音で直接風の音は届かないものの、木々の大きな揺れや自家用プールの波が高い事から風の強さを予測して、 )
――ん、何や…?( 自室で寛ぎながら購入したばかりの小説を読んでおり、携帯が音を鳴らしながら震えている事に気が付き手に取れば“新着メール 1件 跡部”と表示されていて。珍しい、と思いつつ受信ボックスを開けば「 オイ、暇だ。」と、余りにも簡潔な内容で。内心呆れながらも口角は緩く上がり、「 明日は新学期や、もうちょい待ちぃ。」と返信して、 )
乱入可能ver. ↓
http://m.saychat.jp/bbs/thread/328219/
んんーっ、絶頂!ええ始業式やったで…。( 夜、自室で毎晩欠かさないヨガを行いながら本日1日の流れを振り返る様に瞼を閉じ。脳裏に浮かぶ淡紅色は言わずもがな桜の花弁で、青空とのコントラストを思い出せば思わず頬が緩んでいき、 )
今日は清々しい入学式だったな。今年の夏も、新たな部員メンバーで潮干狩りしようか!( 式が終わり、部室内の机に弁当を広げて三年生、二年生が談笑しており。おかずを箸で摘まみ口へと運び、隣の相手へと視線向ければ“な、樹っちゃん!”と声をかけてみて、 )
そうなのね。1年生の皆、とても生き生きしてたのね。( 部室内に設置されているパイプ椅子に腰掛け、自分も部員の皆と同様に弁当のおかずを食しており。ふいに入学式についての話題を振られると、口を動かしながらこくり、と頷き、 )
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