雲野 憂月 2013-03-19 01:28:22 |
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… はあ 、 ( ベッドの上に寝転がり 、 天井を見上げる 。 小さく開いた口から零れたのは長い溜息 。 「 雲野 - … 虎 - … 」まだ帰ってこない相手を小さな声で 1人呼んで 、
っと 、 只今 。 ( くああ、と欠伸を零し乍部屋の中に入る青年かつ虎。リビングのソファに腰掛ければ深い溜め息吐こうか 。 )
お 、 おかえり - ( 物音に反応し起き上がる 。 リビングに向かえば 、 其処には待ち望んだ 相手の姿が 。 思わず緩みそうになる口元を き 、 と引き締めると相手に近寄り 、 「 なんか 疲れてる ? 」 と 溜息を吐く様子を見て 首を傾げ 、
お 、 楠木 。 ( 声の主に視線遣れば口許緩め相手見 。 相手の手をぐ、と引っ張れば己の膝の上に乗せよう。続く相手の問いに、「 ん 、 平気だ 」 と言葉紡げばそっと、相手の頭を撫で 。
っ わ 、 ( 急に引っ張られると驚いたように瞳を見開き 。 相手の上に座らせられると直ぐに降りようとするも 、 頭を撫でられる感覚が心地よくて 。 照れ臭そうに つん 、 とすれば 「 … 無理 、 すんなよ 、 」 と 歯切れ悪く言いながら相手の虎耳を指で撫でて 、
っと 、 逃がさね - よ ? ( 降りようとする相手に左記告げればぎゅ、と抱き寄せ。抵抗が無くなれば再び頭を撫でよう。相手の様子を伺えば、「 つんつんすんなよ 、 ほんとは嬉しいくせに 」 とからかってみて。心配してくれる相手に頬緩めれば、「 ん 、 有難な 」 と。
… っ おまえ 、 ( 抱き寄せられ近くなる距離に焦ったように 。 「 嬉しくねえし 、 」 む っ 、 と相手を睨むも 、 其の顔は微かに赤くて 。 お礼を言われることに慣れていないため 、 「 べつに 、 」 と 素っ気なく言えば顔を逸らし 、
( 人間同士 、 俺が獣人でもいいけど ど - する ?
.. 何だよ 。 ( 焦る相手に視線遣れば、素っ気なく尋ね。「 云ってることと 、 此れ違うんじゃないの ? 」 相手の頬をするり、と撫でればにや、と。顔を逸らす相手見れば、「 何処見てんのさ 」 と顔覗き込み 。
( 俺は 、 出来れば人間同士が良い 。 まあ 、 御前のやりやすいので構わない 。
… ち 、 近い … ( と もごもごと小声で 。 「 っ 、 違くないし 、」 頬を撫でられ ぴくり とするも 、 強気に相手を見つめて 。 「 … 見んな 、 」 赤くなった顔を見られたくないのか 、 顔を覗き込んでくる相手の目を手で隠し 、
( じゃあ 人間で 、 っ と 、 今日は落ちるな 。 明日 レス 返す 、 おやすみ 、
あそ 。 ( 地獄耳なのか 。 相手の詞が耳に届けば軽く流すも 、 「 あっかけ - から 、 暫くは此のままで良いじゃね - か 」 と口許緩め 。 「 へえ 、 じゃあもう礼も今度からはしてやらないからな 」 冗談めかしていえばけら、と 。 「 なんでだよ ? つか 、 離せ 」 突然、目の前が真っ暗なり驚くも冷静に答えれば、相手の手に己の手を乗せて 。
( おう 、 さんきゅ - な 。 了解 、 来るの遅くなったら御免な 。 御休み 。
… あつい 、 ( 本当は此の温もりが心地いいのだが 、 素直になれずにそう言葉を吐いて 。 「 別に 、 嫌ではないから礼は言ってもいい 、 」 偉そうに 相手を見るも 、 其の表情は何処か不安げで 。 「 見られたくないから 、 」 自分の赤い顔を見られるものかと 頑固に手を離そうとせず 、
( 今日は卒業式だったから 早く終わった 、 レス返しとくな 、
じゃあ 、 離れるわ 。 ( 相手からすっ、と離れれば 「 此れで良いか ? 」 と尋ね。「 変な意地張んなよ、ば - か 」 相手の表情見ればくすっ、と笑み零し、相手の頭をわしゃわしゃと撫で回し。「 え、見てぇ - よ 」 口角あげれば、相手の手を剥がそうと引っ張り。
( だいぶ遅れた、すまん 。 れす返しとくな 。
え 、 あ … ( 相手が離れれれば思わず手を伸ばし 、 服の裾を掴み 。 「 ん … 馬鹿じゃないし 、 ばか 、 」 つん 、 とした表情を保とうとするも 、 頭を撫でられれば思わず頬が緩み 。 「 やだ 、 きもいし 、 」手を離されそうになれば慌てて俯いて 、
( 大丈夫 、 俺も遅いから 、
ん 、 どした ? ( 己の服の裾を掴んだ相手を見ればにや 、 と怪しげな笑み浮かべ尋ねて 。 「 馬鹿に馬鹿って云われる筋合いね - よ 」 くすくすっ 、 と笑み零ぜば相手小突き 。 「 きもくないから 、 見せろ 。 俺が見たいって云ってんだから 」 顔覗き込もうとして 。
( 遅れて御免な 。
別に … どうもしてない 、 ( 顔を逸らしながらそう言うも 、 手はしっかりと相手の服の裾を掴んでいて 。
「 それは俺のセリフだし 、 」 つられて此方も くすり 笑って 。 「 やだ 。 お前絶対馬鹿にするじゃんか 、 」 絶対見られたくない 、 と相手に顔を見せないようにして 、
( 大丈夫 、 気にすんな 、
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