風見 冬眞 2013-03-10 18:19:01 |
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.....!!(彼女が言い放った、「同じ学校です」と耳に入れば、驚きを隠せずに目を丸くして。後のことはどうでもいい、ただそれだけが、彼を同様させて。「あは...あはは...さっきのは...事故っていうか、ただ抵抗しただけだから大丈夫!!」と、冷や汗を流し、如何にもな言い訳を放ってその場を後にしようと、
うわあ、嘘臭さが充満してますねぇ...。
( 鼻を摘まみ、手をぱたぱたと振りながら、じとっとした視線を相手に向けて。 彼の後ろ姿を見据えては、 「 さぁ、更生しましょう、! 」 と、きゅっと彼の手を握り乍やる気満々の瞳でいて。 絶対に更生させてやる、 そして、喧嘩から離れさせてやる、と、決意を決めれば、彼に笑みを向け、ハンカチを差し出しては。 /)
あーあ...バレちゃったか...(先程とは一変、低く冷めた声で、ポツリと呟き。彼女にはもう隠す気がなくなったのか、無言で手を振り払っては、「そういうお節介マジいらねぇから」と一喝。差し出されたハンカチには見向きもせずに、彼女を横切っては、背を向けた状態で「周りにバラしたきゃバラせば」と、捨てゼリフを吐き、片手をヒラヒラと上げてその場を立ち去ろうと、
バラすバラさないは、どーでも良いんです。
( くす、と笑みを零せば、彼の豹変に驚きを隠せない様子でいて。 「 むむ、強がりなんですね、 」 と、頬を膨らませては、欠伸をひとつ。 「 ...えーっとですね、誰にも言いませんから、仲良くしませんか、? 」 と、微笑み掛けては。 /)
....は?(彼女の、「友達になりませんか」と言った一言に、少々驚きつつ、馬鹿らしいとか思いつつ、振り返り。相手をじとっ、と観察すれば、「....へぇ、じゃあなろっか?」と、何かを考えついた様子で、ニヤリと妖しげな笑みを浮かべつつ、相手に近寄ってみて、
風見さんと、話してみたいと思っていたんです。
( ぱあぁ、と表情を明るくすれば、嬉しそうに微笑んで。 髪を耳に掛け、伏せ目がちに頬を紅潮させては、 「 じ...じゃあ、宜しく御願いします... 」 と、呟くように云い乍片手を差し出しては。 /)
取り敢えず...(相手が手を差し出しているが、そんなこと、妖笑を浮かべた少年にはどうでもいいこと。相手の首に片手を回し、引き寄せるかのようにすれば、ほんのわずか口づけを交わし。「ん、挨拶代わり」と、唇を離した直後、妖しげな笑みを浮かべ呟き。相手から離れれば、とても楽しそうな少年が一人←
...ん、?
( 不思議そうにこて、と小首を傾げては、彼の行動を不可解に思うものの、仲良くなれたと云う喜びで己の脳内が一杯になり、嬉しそうに微笑んで。 唇が触れ、一瞬ぽかんとするものの、すぐに我に返ればかぁ、と頬染め乍己の唇を隠すように両手を添えて。 「 此処、アメリカじゃないんですし、挨拶は普通握手ですよっ! 」 と、彼から顔を逸らしては。 /)
...クスッ(彼女が期待通りの反応を示してくれれば、満足げな笑みを益して。かと思えば、相手がせわしなく口を走らせるので、ウザイだとか、うるせぇ、面倒くさいなどと云わんばかりに、眉間に皺を寄せては、「あんまギャースカうるせぇと、また口塞ぐかんな、」と、相手が絶対に嫌がるであろう行為を、何故か得意げな表情をして述べてみせ。
何時もの風見さんじゃない...
( じいぃ、と相手を見据えては、己の髪をかき上げ、ふるふると首を振って。 「 風見さんの変態ーっ!! 」 と、頬を紅らめては、もう彼の事しか頭になく、自分らしくない、とか思うものの、考えれば考える程彼の事を意識してしまって。 兎に角、落ち着こうと手近の自動販売機でジュースを買い、一口飲んでは。 /)
...何?(視線を感じ、彼女の方へ見向けばじとっ、と観察されているではないか。← 少々怪奇そうな表情を浮かべていれば、「変態」という単語が少年の耳に入り、今度は変態扱いですか、と云わんばかりに、不満気な表情に一変して変わり。忙しい奴だなと、呑気にそんなことを考えていると、彼女が自動販売機にで飲み物を購入しているのが目に入り、黙ってそれを見つめ。相手に近寄ってみれば、「もーらいっ」と、手の中にあるであろう飲み物をヒョイっと取り上げて、ゴクリと一口飲み干し満足げに笑みを零して、
...いや、なんか普段と違うなーと...
( ゆるりと小首を傾げては、不思議そうな表情を彼に向けて。 うーん、と考える素振りを見せ、まぁいっか、と欠伸を零して。 「変態に変態って云って、悪いですかー、」と問い掛ければ、意地悪そうな笑みを浮かべて。 「あ...それ私が飲んだ奴...」 と、瞳をぱちくりと瞬き、引きつった笑みを浮かべ。 はぁ、とため息を吐けば、ぶつぶつとぼやきながらもう一本買えば。 /)
...あぁ、学校では表向きの顔だからな...(学校での自身は表向きの自身。少年は使いわけている。つまり表は偽りの自身。本当の素顔は裏の顔。少々苦笑いを浮かべた少年は、そんなことを思いながら、ポツリ呟いた。「私が飲んだやつ」と、聞けば、「あぁ、悪い」と、先程よりも元気を無くしながら、飲み物を返そうと視線を下に落としたまま相手に差し出すが、なかなか受け取ろうとしない相手に少々イラつきつつも、チラリと横目で確認すれば、もう既に二本目を購入していて、チッと軽く舌打ちをし、
ふーん...二重人格...じゃないか、
( 己が聞いたにも関わらず、特に興味もない、と云わんばかりに適当な返事を返せば、ジュースを飲み干して。 「 ん、何で怒ってんのー、? 」 と、不思議そうに彼を見据えれば、差し出されたジュースに気付き、「 飲みたかったんでしょ、? あげる。 」 と微笑んでは。 /)
....そりゃどーも(折角飲み物を差し出してあげたにも関わらず、彼女がキッパリと拒否をしたので、何だか呆れた様な、腹を立てているようなどちらともに取れる感情が、少年に苦笑いを浮かべさせ。行き場のなくなった飲み物を、己の手の中で、じとっ、と見詰めればグイっといっきに飲み干し、空になったであろう缶を、そこらの手辺に置いて、
なんでそんな不機嫌なんですかー、?
( ゆるりと小首を傾げては、不思議そうにじぃと彼を見据えて。すく、と立ち上がり、欠伸を零せば、苦笑を浮かべる彼の頬をつんつん、とか突ついてみては、くすと微笑んで。 /)
あぁ?お前が飲みもん受けとらねぇからだろ(何を今更聞いてんだ、と云わんばかりに眉間に皺を寄せては、睨みつけるように横目で彼女を見。スクッと相手が立ち上がり、何をするのかと不思議そうにじとっ、と見上げれば、己の頬をツンツンされ、驚くも、最高潮に嫌そうな表情浮かべて。「ツンツンしてんじゃねぇよ」と、一喝すれば、そろそろ帰ろうかなどと思い始め、此方もスクッと立ち上がり、
...え、そんなに受け取って欲しかったんですか-?
( にや、とか頬を緩めては、彼の表情にしゅんとすれば、 気まずいのか、目線を逸らし乍ため息を零して。 「 ご...御免なさい...、 」 と慌てては、彼から距離を取り、どうすれば機嫌が直るかと思案して。 立ち上がった彼をじぃと見据えれば、 「 帰るんですか、? 」 と、少し淋しそうな表情を浮かべれば。 /)
あ? 別に(気だるそうに返事をすれば、そこまで気にもしていない様子。相手が、気まずそうに謝れば、特に返事もせずに無言で立ち上がり、バックを持ち上げ、「帰る」と一言言い放っては、これまた気だるそうに歩き出して、
え-、そこは受け取って欲しかったって云って下さいよ、? ( ふは、と笑みを零せば、気だるげな彼の態度に苦笑を浮かべて。 怒っちゃったかな、とか暫く反省すれば、 「 ...さようなら、 」 と、軽く手を揺らしては。 /)
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