＊恋愛学校＊

答えは「No」だ。だが良いかもしれないな。
（「生徒には見せない腹黒さに魅力があるぜ…」と、何故そんな事知っているのかと言いたくなるような返事をする）

変態じゃん、
どうせ家でえっちな本でも読んでるんでしょー、
（ｸｽｸｽ笑いながら、｢どうしてそんなこと知ってるのよ、｣と眉を潜め、

あ、パーティー会場ついたよ、
（いつの間にか着いてて、相手を見上げ、

さてね、その情報は「お子様」にはまだ早いぜ？
（悪い笑顔でそう返事して）

おっと、何時の間に…もう仮装してる連中も結構居るな。
（会場を見渡してみて）

失礼な、
もう大人ですー、
（頬を膨らませ、相手の肩を叩き、

だね、
（辺りを見渡し、仮装してる人を見てだんだんテンションが上がり、｢着替えるところは何処かなぁ？｣きょろきょろしながら探し、

はいはいそうですか～っと…
（軽く条件反射的に「いって…」と言えば、あさっての方向向きながら投げやり感漂う返事を返して）

…
（きょろきょろ見回す姿に思わず「子犬…」という感想をいだき）

今に見ておくがよいさ、
（頬を膨らませながら相手を見上げ、

こ、子犬!?
失礼にも程があるっつーの、
（きっ、と睨みながら相手を見上げ、｢あ、あった!!じゃあまた後で好きな人当てるね。覗くなよー、｣小さな小屋みたいな所を指差し、手をひらひらっと振りながら嵐のごとく走り出し、

ほーう、そりゃ楽しみだ。
（見下ろした相手が成長するのかどうか、じっくり見極めさせてもらおうという心積もりで）

聞こえてたか…
（「頼まれない限り覗かねーよ」と、走り去っていく後姿に向けて言い、こちらも着替えようと男性用の更衣室的な場所へ歩き出し）

ふぅ...、
子守りは疲れちまうぜ、
（ブラウスを脱ぎ、スカートも脱ぎ捨てて、狼さんの服を着て頭に耳が付いたカチューシャをはめて、｢でーきた、｣と言いながら制服を紙袋にしまい、高いヒールのブーツを履き、｢転びそ...｣と言いながらさっきいた場所に足を進め、

さて、着替えるかね…
（背負っていた身の丈程ある大きな箱から取り出したのは茶色い物体。仮装用の衣装であることは間違いなさそうだが、着ていない状態では何の仮装なのか分かり辛いハズ）

クククク…では行こうか…
（茶色い物体に身を包んで、声色も変える徹底振りを見せながら戻っていき）

んー...、
簗瀬くんおそーい、
（相手はもう見えてる筈なのに、相手の仮装のせいで顔や姿が認識出来ない。きょろきょろしながら相手を探し、｢もしかしたら誘拐...!?｣などと本気でそう思いながら真剣な表情で探し、

…………お嬢さん、少しよろしいかな？
（自分を探す先輩に近づいて声をかける。その姿を一言で表すならコウモリ。頭部の口と思わしき場所に、白い石を削って牙とした物が数十本並んでいる事以外は、古着のモフモフ部分を切って縫い付けたのであろうか、妙にリアルだった。ちなみに声は、しゃがれた爺さんのような声を意識している）

（ちょっと落ち、

すぐ帰ってきます、

（行ってらっしゃいませー）

ナンパなら他を当たっ...、
や、簗瀬くん!?
（一瞬誰か分からない姿に思わずよろけそうになり、壁に手をついて必死に自分の身体を自分で支えて俯き、自分が自分じゃないように動揺し、真っ赤になり、｢お、遅かったじゃん!!｣などとしどろもどろになりながら話し、

（ ただいま、

（（ ﾆｺｯ、

おや？ 意外に気付くの速かったな…大丈夫かよ、そんなリンゴみたいに真っ赤になっちゃってさ。
（名前を呼ばれるや否や元の口調に戻し、心配しているようなそうでないような台詞を言い、「真打は遅れて登場するもんなんだよ」と肩をすくめながら）

（おかえりです（一礼））

ま、まさか!!
気のせい、気のせいー、
（あくまで平然とし、先ほどの衝動で紙袋を落とし、しゃがみこんで、｢さて、どこに行きますか？｣と話し掛けるがこの仮装はミニスカートすぎてもうちょっとのところで見えるかもしれない。だがそれには気付いてない様子でしゃがみこんだまま、

そうか。
しかし、こうもアッサリ気付かれるとは…俺そんなに演技下手だったかねぇ…
（そんな無自覚な様子を見せられて、そういった事を指摘するよりも、「こんな無自覚な人に見破られたのか」と軽く凹んでいる）

ふはっ、
俳優にはなれないね、
（ﾆｺｯと無邪気な笑みを浮かべ、｢じゃあ回ろうか？｣と辺りを指差して｢さぁ、好きな人を私が当ててみましょう、｣と立ち上がりながらそう呟き、横髪を耳にかけて、

俺の計画では、親切な人物を装い、俺のことを探しているであろう先輩の手伝いをする名目で、その姿を笑ってやろうと思っていたのだが、いやー残念だ。実に残念。
（悪質極まりない計画を暴露し、「まぁ俳優になる気も無かったけど」と言いつつため息をつく）



回ることには賛成だが、まだ引っ張ってたのかそのネタ。
（後頭部を掻くしぐさをしながら）

あらごめんなさい、
そういう変てこりんな計画を踏みにじってしまって、
（まったく謝る気のない素振りで、｢私が悪ぅございました、｣と言い、

当たり前じゃない、
何かﾑｽﾞﾑｽﾞするんだもん...、
（きょとんとした表情で歩きだし、