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だったら、目逸らすなよ。あー…そうだな、んじゃ帰るか（相手の頭を鷲掴みにすればぐりん、と此方へと無理矢理向かせ/ﾃﾒ/、相手からの問い掛けに対し思い出した様に呟くと同時に相手の手首を掴めばぐいっ、と引っ張って歩き出し）

（/ありがとうございますっ!あ、そうですね/←）

痛い痛い..!、女の子の扱い酷い男の子は嫌われちゃうよｰ?、( むぅ、と頬膨らませ顔上げると相手と視線が絡んですぐに目伏せ。手首を捕まれたことに驚いたのかあたふたと慌てて。/←

( / いえいえｰ、← )

はっ、んな事知るか。俺が好きだっていう女は、どんなに酷い扱いしても寄って来るぜ?…何慌ててやがる?（鼻で笑うと相手を見下ろし乍事実述べ、つかつかと歩みを進めていくものの相手の様子に気付けばピタリと止まり相手の方に振り返って問い）

（/はい!では、本体はこの辺で失礼しますねー!）

私は男の子と付き合ったこと無いから分かんないけどその女の子はちょっと異常..かな。( んｰ、と考える様な素振りしては苦笑して。相手が止まれば此方も止まり｢ あ、慌ててない..! ｣とあからさまに誰にでも分かる様な嘘をついて、/

( / じゃあ私の本体も失礼しますねｰ、 )

異常?何処がだよ?（←）―ばーか。見え透いた嘘ついてんじゃねぇよ（ゆるりと首傾げながら問い掛け、くるりと相手の方に振り返ると相手の額を人差し指で小突いて）

酷いことされたら普通は嫌いになるものだと思うんだけどなぁ、( 恋愛経験が全く無いため恋をしたらどのようになるのか分からない様で。この人に嘘はつけないと思ったのか｢ ん、中務くんは勘が鋭いんだねｰ ｣なんて言えば緩んだ笑み浮かべて。/

知るかよ、んな事。まーな。流石俺様だろ?（←）（また鼻で笑い、ドヤ顔披露しつつ自信満々に告げ。相手の笑み見ると少しときめいてしまい、バレない様に顔を逸らすと/お）

自分で言っちゃう?、( くす、と相手の様子見て笑っては顔逸らされたことを不思議に思い｢ どうかしたの? ｣と顔覗き込んで。今まで人とこんな風に話したことが無かった為、どこか嬉しそうで。/←

ふん、悪いか?……いや、別に何でもねぇよ。おら、暗くなる前にさっさと帰るぞ（腕組みながら相手を見下ろして聞き、平常心保ちながら何でもない顔で片手ひらひらさせ、再度相手の腕掴むと下駄箱へと向かい）

ううん、中務くんらしいよ。( ふるふると首横に振っては普段は見せない様な笑み浮かべて。｢ はｰい ｣と返事をすると相手の後ろからついていき。どうやら少しずつだが慣れてきたようで、/

…そうか。まぁ、一応…サンキュな。―そういやお前、家どっち方面?（何処か照れ臭そうな様子で頬をぽりぽりと掻きながら視線逸らしてボソッと御礼告げ、下駄箱に着き靴に履きかえて校門を出ると）

...どｰいたしまして!、( 誰かに感謝されたことは初めてな様でぱぁ、と表情輝かせては小さく頷き。｢ 駅の近くｰ。中務くんは?、 ｣と駅方面を指差せば相手はどうなのだろう、と疑問に思い問い掛けて。/

…おう。―あー、俺も。偶然だな（相手の表情見ればふっと笑みを溢し、相手からの問い掛けに対しては頷きながら答えて相手見）

ほんと。偶然だねｰ。( まさか相手も同じだとは思っていなかったらしくこくり、と頷いて。ふと周りを見てみると数人の女子生徒が此方をじぃ、と見ていてやっぱり中務くんはモテるんだなぁ、と密かに思い。/

嗚呼、だな。……おい、どした?（頷く相手を見れば小さく微笑んで己も同じ様に一度頷き。周りを見てる相手に気付けばひょいっと相手の顔を覗き込んで）

わ...っ、な..何でもない!、( 驚いた様な表情浮かべてはぶんぶんと首横に振って。相手の顔が近かったせいなのか微かに頬赤く染め。/

?そうか…なら、いいけどよ。（相手の頬が少し赤くなった事に疑問抱くも敢えて何も言わず、納得した様な素振り見せれば再び前向いて歩き出し）

バレなくて良かった...、( ほっと胸を撫で下ろしては相手と歩幅合わせて歩こうとするが周りの女子から｢ あの人格好いいｰ ｣という声が聞こえると少し距離を取って歩き。/

……おい、何だよこの微妙な距離は。（スタスタと歩き続け、ふと顔だけ相手の方に振り向かせると相手との距離が少し空いていた為ピタリと止まり眉間に皺寄せ）

...いや、何のことでしょうか?、( 相手が止まると此方も驚きぴたっと止まり。勿論距離は離れたままで。( ← ) たらりと冷や汗流せば惚けた様に首傾げ、自分でも気付かないうちに敬語になっていて。/