【BL】奪い合い

今日は僕の家に泊まってくか…？（断られること覚悟で聞き、「それとも、師匠んとこ帰る？」と、）

泊ってって･･･いい?（ゆっくり起きあがり小首傾げ

お、おう！勿論いいぜっ（予想もしてなかった答えに戸惑うも、嬉しそうに笑えば、「師匠には連絡しなくていいのか？」と、）

ありがと･･･（ふにゃっと笑い
んー･･･多分、大丈夫かも（こくんと頷き

どうってことねぇよっ！（にか、と笑うと、「うし、じゃあ、飯作ってくるわ」と言い部屋からでて。ドアに寄りかかると（やっべぇ、何かすげぇドクンドクンいってる…落ち着け僕）と、頬叩くとキッチンへ行って、）

え、へへ･･･ん、（ふにゃっと笑いこくんと小さく頷き目瞑り眠ってしまい

リオ、出来たぞｰって寝てんのか？（料理を持って部屋に戻ると眠ってる相手。料理机の上に置き「疲れたんだな…」と、）

すぅ･･･すぅ･･･ん、（軽く寝返り打ち背中に黒魔術の魔法人が書いてある式のような紙が張りついていてカサっと動き

ん？なんだ、あの紙…（カサッという音に首かしげると、相手に近づき紙取ろうとすると黒魔法で背中にピッタリくっついていて中々取れず、）

すぅ･･･（すやすや眠っていて

やっかいな紙だなぁ…（紙ちょんちょん引っ張りながら、「リオ、起きろ」と寝ている相手に一声掛け、）

ん･･･ぅ･･･?（声に気付き目が覚め薄ら目開き

お前、黒魔術の式に対する白魔法の呪文、知ってるか？（目覚めた相手の頭柔く撫でつつ尋ね、）

ふぇ?ううん･･･知らない（首横に振りゆっくり起きあがり

そうか…んじゃ、探すしかないのか…（腕組み暫し考えるとﾊｯと思い出したように机のもとへ行くと作っておいた料理持って相手の前に置き「寝起きだから食欲ねぇかもしんないけど、一口ぐらいは食え。うまいから」とだけ言うと机に戻り本棚から分厚い魔道書取りだしパラパラとページめくり、）

あ、うん･･･ありがとう（微笑み目の前に置かれた料理一口食べ「おいしい･･･」と小さく呟き微笑み食べて

んぉ？うまいだろ（相手の言葉に耳傾けると得意気ニカッと笑い、そしてまた本に視線もどし、）

うん、おいしいっ（こくんと頷きふにゃりと笑い

へへっ、（照れ臭そうに頭ガシガシ掻き、「あぁ！あったぁ！」と突然大きな声上げれば嬉しそうにガッツポーズ取り、）


((な、何か、ずっと落ちもしないで話し続けてますけど、大丈夫なんでしょうか？))

――っ...、（魔導書片手に、空いてる手相手の背中に添わせると、短い呪文唱え背中に貼り付いた紙ﾎﾞﾜｯ、と燃え消し）

（（来る日が疎らすぎてすみません...)）