─籠の中の鳥─ ARASHI

大野さん


…全然嫌そうじゃないんすけど、
(相手をじーっと見つめ乍ぼそりと云うと、
「智が、可愛いからみんな触っちゃうんじゃない⁇」と
地味に相手を違う呼び方で呼んでみて。

にの



そうなの。(小さく笑い零せばｿﾌｧｰに凭れ込む相手眺めて、｢え..あ、ごめん..。｣ｼｭﾝと肩落としてすぐさま手離し

あ…、嫌なのっ（頬が緩んでいたことに気づきさっと表情を戻し
だから、可愛くないって…
そのさぁ、ふいに違う呼び方とかさぁ…もぉ…//（膝を抱えれば顔を埋めて隠し

翔ちゃん


もうそろそろ、開発されんじゃない?
(ふざけて、くすりと楽しそうに笑い乍云って。
「あ、別に嫌な訳ではないですけど。」と勘違いを招いてしまった事に気付き慌てて付け足して。

にの


開発って。(苦笑い浮かべて呟けば、｢..あんまり冷たくされたら翔ちゃん泣いちゃうよ。｣慌てて付け足された言葉の少し後に遠慮気味に見詰めて云い

大野さん


....嫌なのね。了解了解。
(言い直した相手に気付き言い返そうとするも、何故か素直に了解して。
「あーあー。顔隠さないでよ。見えないじゃん。」と残念そうに呟いて。

翔くん…松潤、いなくなっちゃった…？（周りを見渡せば姿がないことに気づき

…見えなくていいじゃん…（顔を上げちらっと目を合わせればそう呟き

翔ちゃん

....その目、禁止。
(己の行動は人様に誤解を生みやすいと自覚しているので直ぐに謝ろうと相手の方を見ると
相手の困ったような瞳があって。相手の耳許で上記を囁いて。

大野さん

大野さんはいいかもしれなけど、
俺はヤなのー。
(一瞬此方に向けられた目線に気付くと「俺だけにもっと、智を見せてよ。」と意味深な言葉云って。

智くん


うん...、そうみたいだね。(自分は前々から気付いていたらしく薄く微笑んで

にの



っ..え?(尚も寂し気な表情浮かべているも相手の言葉が耳元で聞こえるとﾋﾟｸﾘと肩揺らし薄く頬染めて驚き

…なっ//
翔くんとこいく…（照れ臭くなって離れ翔くんの隣に座り

翔くん…2日ぶりだったのにね…？
ちゃんと話せた？（隣に腰掛け相手の表情を見つめにっこり微笑みかけ

智くん


そうだね..まあ仕方ない。
少し話したよ。(隣に座る相手見詰めては微笑んで云い

そのさっぱりした感じ…うらやましいわ。（笑いながら答え
そっか…よかったね…（俯き悲しげに微笑み

智くん


..これでも寂しいよ、でもわがまま言って困らせたくないから。我慢だね。(眉下げてけらり笑い零し

うんっ、..ってどうした?(相手の表情の変化に慌てて

…だよね…（苦笑いし
いや、寂しいだろうなって…思ったからさ。（俯きながら答え

智くん


うん..、恋って難しいね。(窓の外に視線移して夜空に浮かんでる月を見詰めながら小さく笑い

..ありがとね。(と一言呟いては頭撫で

ん、難しいね…（困ったように微笑み
…翔くん…（撫でられればぎゅっと相手に抱きつき

智くん


...よし、もうこの話はやめよ!(ﾆｺｯとした笑み向け切り替えてはそう云い

おっ、..どした?(普段ﾎﾞﾃﾞｨｰﾀｯﾁを避けられている為抱き着かれると驚いて