黒白 2013-02-24 19:14:19 |
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…本当の、俺…?
( 訝しげな顔をするも立ち上がって屋敷の扉へと向かう相手を、その言葉の本当の意味を思案しながらぼんやりと目で追えば、相手の声でふと気がついた様にもう一度相手の顔を見れば緩く首傾げて ) …言ったけど?
(いえいえ、大丈夫ですよ。
お風呂も、ゆっくり入って来てください^^)
....俺が知ってる街で、二箇所、ちょっと変わった姿をしていても人として自分を名乗り、共に暮らしている所がある。
(相手の呟きに特に応答することなくただ説明をつらつらと述べればドアノブに両手を掛けつつちらりと相手見てこれでも良いのだろうか、という瞳で見つめて)
((すいません、ただいまですーノノ))
……分かった。
( 相手の言葉の意味を頭で理解すれば言葉とともに首を縦に振り、今度は真っすぐに相手の瞳を見つめ返して ) …多くは期待しない、けどそこへ行ってみろってことだろ…?
(おかえりなさい、大丈夫ですよノシ)
そうだな。
(その問いかけを聞けば理解の良い相手に小さく頷き。扉を開けると「とりあえず来い、まずこの俺が準備をする。それまで部屋で大人しく待ってろ。...あと道は俺が一緒についていくからそこに対しても心配する事はない。」と中に足を踏み入れて扉開けた侭待ち)
((有難うございます!!))
ん…、分かった
( その場で頷き顔を上げれば既に扉を開けた侭待っている相手を見て軽く会釈し乍も屋敷の中へと入り、初めて見る大きめの屋敷に天井を見上げるような状態の侭キョロキョロして。)
......これに乗っていけばなるべく早く着くか。
(棚から紙を取り出しどうやら汽車が出る時間を調べている様子で。暫らくして紙をしまい続いて地図を取り出すと行き先場所に赤いペンでマークをつけ距離を測り大体着く時間に検討がつき黒い小さい鞄にしまいこみ相手の前まで駆け寄ってちらりと見て)...俺は準備が終わった。......あんたは、何か準備するものあるのか?
………あ。
( 少し思案するように手を口元に当てれば思い出したかの様に目見開いて目線を上げて振り返って扉の外を向き、ピィッと指笛を暗い夜の森に飛ばせば直ぐに一羽の梟が森からやって来て。す、と右腕を出せばその上に着地して、自分がもう片方の掌でそっと頭を撫でれば気持ち良さげに目を閉じて ) …こいつに別れを言うのを忘れていた…。
―そいつは連れて行かないのか?
(相手の言葉に目見開けば梟に視線移しお互い寂しくはならないのだろうか、という疑問を抱きつつ数回静かに瞬きし。此方も今更思い出した様に棚の方に戻れば引き出しから財布を取り出してカバンに仕舞い再び相手の前へといき、梟と相手を交互に見て)
…俺はこの森に住んで一年くらいだけど、こいつはずっと長いみたいだし。
( 相手をチラッと横目で見乍も撫で続ければふと梟も顔を上げて瞬きするので、目細めて少しばかり頬緩めて梟と目を合わせれば少しすると梟もパッと羽を広げ飛び去って行き。その様子をぼんやりと目で追って ) …arrivederci…。
....そうか。
(一匹と一人の様子をただ見つめていれば何処と無く此方までが寂しさを感じてしまうのか目を細め小さく呟き。飛び去った梟の姿が見えなくなるまで目を離さずにいて、暫らくしたあとふぅ、と吐息零しちらりと相手見上げて「あの梟は時々俺が挨拶しにいこう。...」とつけたし)さぁ...行くか。
…いいよ、たまに俺が此処に来ればいいだけの話…。
( 僅かに息を吐き出せば相手の言葉に驚いた様にパッと振り返るものの相手に頼るのは良くないと思い出して緩く首を横に振って前を向き。促されれば自分から屋敷の外へ出て無表情で僅かに森を見つめてから振り返って相手の顔を見れば無意識の内に先程梟に向けていたのと同じ僅かな笑みを顔に浮かべて ) 道案内、よろしく頼む…。
...そうだな、なら俺が帰る時地図を渡す。
(梟にとっても一番良いと思ったのかすんなりと頷き。己も相手に続いて屋敷から出れば扉を閉め、鍵をカチャカチャと閉め最後に引いて開かない事を確認すればカバンに鍵しまい、振り返り相手の表情に少々目見開いて数秒間硬直した後歩き出して)......ここからちょっと歩くからな。
......? ……分かった。
( 『地図を使って此処までくるか…』、と内心で算段しつつも硬直した相手を眉根寄せて不思議そうな目で見つつ後ろから歩き始めるも歩幅のせいか直ぐに相手の横に並んでしまい。そういえばと思い出した様に色々と不思議な相手をじっと見乍歩いて
―。
(暫らく黙ったままとりあえず列車の位置はわかるため地図を見ないですたすたと歩いているものの隣についた相手の視線に段々と眉根寄せ相手見ずに前を向いた侭「なんだ、さっきから。...俺が本当に道案内できるかできないか心配でも?」と若干低く呟き、ポケットに両手いれて)
……いや、随分変わった奴だなと思っていた…。
( ふと自分が見ていた事を自覚すると瞬きした後に正直にそう呟いて。どうも機嫌を損ねてしまった相手に悪かったとは思っている様で少し思案した後に思い出した様にコートのポケットの中に手を入れて ) …お前、甘い物好きか?
......よく言われる言葉だそれは。
(聞きなれた、というより聞き飽きたというような表情を浮かべつつも「...なかったら困るものじゃない...でも、あると嬉しいかもな。」とどうやら好きか嫌いか聞かれたら微妙な位置なのでそう答え、ある建物につけば駅員らしき者にある紙見せ『二名、なるべく一等車両がいい。』と会話をし)
…やっぱり…。←
( 妙に納得する答えに深く頷き乍ポケットの中を探るも駅についたところで初めて見る『駅』に感心した様に見て。その後すぐに今まで下ろしていたマフラーを元に戻して顔の下半分を再び覆って
.....やっぱりってなんだ、俺の答えを予測してたか?
(相手の様子に案外頭の回るやつか、と内心ある意味での警戒をしつつ相手の行動にちらりと横目で見つつ隠さなくても、と言葉を云い掛けるも相手にとっては気にしている為口を閉じ、再び駅の人と会話を続け、二つ切符受け取ると相手に一つ差し出して)
…いや、予想道理だなと…。
( 単純に自分の考えていた事が他の客観的な意見と同じだったので、『案外面白い奴だな』と認識を改め。言いかけていたであろう言葉の先を予測していたかの様に、少し目線の低い相手に視線を送って無言で肩を竦め、軽く礼を言って切符を受け取り。
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