千唯 2013-02-21 14:07:19 |
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おま…そーゆー顔すんなよ。帰したくなくなんだろーが。
(いつになく素直な言葉と切なげな相手の表情が名残惜しさを強め、困惑したように視線を逸らした後相手が家に入るまで見届けて)
うん…
(名残惜しそうに何度も振り返りながらも渋々家に入っていき家に入るなり深いため息をつきながらただいまと呟きながらリビングへ)
さてと…
(相手が家に入るのを見届けては軽く息をつき踵を返し、自宅へと戻り。それから数時間後、食事や入浴を済ませ自室へと戻れば部屋のカーテンを閉める際、窓から見える相手の部屋に視線を置き。「もう寝たかな、あいつ…」小さく呟いて)
ごちそうさまー、美味しかった!
(親子と思えないくらい仲のいいお母さんの作ってくれたご馳走に満足げにしながら、自分の部屋に戻り、たくさんの友達からの誕生日メールを見ながらぼーっと窓から空を眺め。
メールしてみっか…
(カーテンを閉めベッドにごろり寝転がれば珍しく此方から連絡する気になったのか、「起きてるか?」との短い文章ではあるがメールを送ってみて)
ん?まだ読んでないメールが…
(受信ボックスを開くとそれはさっきまで一緒にいた拓海からでドキドキしながら開くと、そこには起きてるか?の文字。期待しながら、起きてるっと素っ気なく打って送信。
は?こんだけかよ。
(直ぐに返って来た返信に胸を高鳴らせつつメールを開くも、相手にしては何となく素っ気ない文章で。若干拗ねたように呟くも、声を聞きたい思いを誤魔化せず此方から電話をしてみて)
も…もしもし?
(いきなりの相手からの電話に一度携帯をベットに投げてしまうが落ち着きを取り戻した後に電話に出て恐る恐る言葉を発する
…いや、別に用はねーけどメールより早いと思って。
(相手が電話に出ると一瞬口ごもり。やはり電話は慣れない上単に声が聞きたかっただけだとは言えず、相手の声に癒されながら何か話題をと必死に考えていて)
なんか電話越しの声変…
(ほんとは声を聞けて嬉しいが照れ隠しのつもりでこんな暴言を吐き。ベットに横になりながら天井を眺めている。
あ?変て何だよ、折角俺から電話してやってんのに。
(珍しく此方から電話したという事でもっと喜んで貰えるかと思い込んでいたらしく、相手の反応についムッとし突っ返してしまい。こんな筈じゃないと思いながらも気の利いた言葉が見つからず)
ごめんごめん…
(相手の不機嫌そうな声にふふっと笑いながら、笑いをこられた声で電話口の相手に返事をし。あっつ…とつぶやきながらガラガラと窓をあけて。
……、…なぁ、来年も再来年もその次も一緒に祝おうぜ、お前の誕生日。
(何を話そうか悩み暫し無言でいたが、ふと伝えたくなった事を言葉にし。照れているのかまた起き上がってみたりとそわそわしつつ、これからも一緒に居たい旨を伝えて)
いーの…?拓海の近くにずっといても…
(いきなりの相手の発言にきょとんとした声を少し上げるが、冷静になりながら、未来の約束をする事ができて嬉しいが相手に迷惑かけないかという不安が積もり、相手に素直に打ち明けてみたり。
は?何だよそれ、当たり前だろ。俺はお前以外考えられねーよ。
(返ってきたのは不安そうな声音で、相手は己との未来を考えていなかったのだろうかと僅かに眉を寄せ。返す言葉につい熱が入ってしまい)
馬鹿っててめ…っ、人が折角真面目に語ってんのに何――…、…なに、お前もしかして泣いてんの?
(真剣に告げた言葉に対し馬鹿とは何だとムキになって抗議をするも、こういう時の相手がどんな様子か長年の付き合いから悟る事が出来て。荒げた声質を落ち着けながら訊いてみて)
別に...泣いてなんかないし...( 長年の付き合いのせいで見抜かれてしまったことにドキっと心臓を驚かせるが、冷静になりながら相手に返答するも自分の少しの行動で相手に伝わってることを満足げにしている。
昔よく他の奴等にも泣き虫ちーってからかわれてたもんな。
(嬉しさからか涙声になる相手を愛しく思いながら、昔を懐かしんでふっと笑み溢し)
拓海...おじさんみたい。(素直になれずにひねくれた事ばかり口に出し。己も昔のことを思い出せばその思い出には必ずしも其方がいた事に気づき幸せな気分に浸って。
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