得名 2013-02-18 21:44:12 |
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冬を告げる 風の声に
耳を傾け 震える体
隣にいる あなたの息
白くなって寒そう
今年もまた 命は枯れ果て
やがて来る春を待ち詫びる
命の連鎖を 聴きながら
芽吹いて往く 光の中で
朽ちて逝く 運命(さだめ)と
分かってなお 強く
息していたいよ 歌っていたい
わたしにも 何か残せるといいな
わたしが生きた 命の証を…
悲しい歌にはしたくないよ
ねえ お願い 今この時だけは
笑っていたいよ… あなたの横で
優しい歌を歌っていたい
幾度目かの冬を越えて
やっと気付いた この気持ちは
告げる事はできなかったけど
ココロはいつも 繋がっていたよね…
暗くてミエナイヨ…
何もキコエナイヨ…
コワイヨ… 苦シイヨ… 寂シイヨ…
ナニモカモスベテガ
キエテイク中で
あなたの笑顔だけが今
消えない…
優しい歌を歌っていてね
孤独なセカイに包まれても
ずっと側に居るよ 忘れないでね
あなたはいつも 独りじゃないよ
寂しくないよ あなたがいる
抱きしめてくれる 暖かい手で
キコエナイけれど 伝わっているよ
触れた指先から 愛シテル…って
悲しい歌にはしたくないよ
ねえ お願い 今この時だけは
笑っていたいよ あなたと共に
優しい歌を歌っていたい
あなたに捧げたい 惜別の歌
最期に 伝えたいよ
ありがとう…
静寂が 街を包む夜に
降り注ぐ白
かざした手のひらに
触れた瞬間に解けてく
儚いヒトカケラ
オトもなく積もる
ヒカリを集めて君は笑う
今 どんな オト?
答えたって君は
もう何もキコエナイ
苦シイって言ってくれよ
寂シイって言ってくれよ
迎えに行く どんな処へも・・・
逝かないでよ 何所へも
置いてかないで・・・
僕らずっと 二人で一つだろう・・・?
降り積もる雪とともに
消えてゆく 君を
抱きしめることしかできないよ
叶うなら もう一度だけ
君の声が 聴きたい
モウイチド タダイチドダケ・・・
ヨンデヨ・・・
虚ろって 彷徨う瞳に
映った ヒトシズク
灰色のセカイ
止まったまま雪だけがそっと
降り注ぐ
冷たくなっていくよ
戻らない そのコエ
解け合う事も 許されない
俺のコエを聴いてよ また笑ってよ・・・
涙さえ 枯れ果て
君のこと トカセナイ・・・
叶うなら この声
全て奪い去って
愛しい人へと与えてください
君ガイナイセカイに ただ独り
残されるのなら
このまま・・・ 一緒に・・・
朽チテイクヨ
アイシテイル ただそれさえ
言えないまま永久に
閉ざされてゆく
君とのセカイ
叫んでも 届かないよ
君のコエはもう・・・ イナイ
あああああああああああああああああ
降り積もる雪よ
どうか 降り続けてずっと
このまま 全て奪い去ってよ
儚い コエのイノチごと
掻き消して スベテ
(語り 儚い命は 天に昇り 解けてゆく雪の白に染まる
何も残らないよ 魂さえ ナニモカモ・・・ )
天井裏の 狭い小さな部屋
そこには誰も 訪れたことはない
孤独な世界の真ん中で そっと
幸せを夢見てる 儚い少女
ある日のことです
古ぼけた鏡に 突然映った少年の姿
魔法使いと名乗ったその人は
私にそっくりな 笑顔で笑う
廻り始めた運命 変わり出す日常
初めてできた、「友達」って呼んでいいの!?
戸惑いながら鏡越し 重ねた瞬間に始まる
魔法の時間 「名前を呼んで?」
触れたその手から 伝わる君の声
暖かくて、不意に涙がこぼれ落ちた
このままでずっと 握っていていいの?
寂しい世界で一人 ずっとずっと、待っていた
鏡の向こうの 優しい手
魔法使いは 全て叶えてくれた
病気は治って 歩けるようになった
長く続いた 戦争も終わって
静かなこの部屋に 笑いが増えた
昔夢に見た 幼い日の記憶
素敵なお城で私はお姫様
懐かしいくらいに 鮮やかに覚えてる
今では、それさえも 現実になる
夢見た願いは 全て叶えてもらった
だけど今、何かが足りないと感じてる
それは今目の前にいる あなたにしかできない、【魔法】
「この手をずっと、離さないでいて・・・」
このままで ずっといられますようにと
他の誰でもない、あなたに願うから
だから、今すぐに 此処に会いに来て
寂しくて眠れないよ 優しく名前を呼んで?
いつでも、私は待ってるよ
魔法の時は早すぎて
孤独な少女の【夢】は現実になる
「もう、行かなくちゃ・・・」 「行かないで」
「魔法が、解けてしまう」
「お別れ言わなくちゃ」 「言わないで・・・」
「お願いだから、泣かないで」 「行かないで」
鏡の向こうは 【全て逆の世界】
決して交わらない 逆さ合わせの【運命(さだめ)】
「君がくれたもの、僕は返すだけ」
君の笑顔も涙も 僕はずっと忘れないよ
だから君も僕の事
どうかずっと 忘れないで
このままでずっと いられたらよかった
魔法なんてなくても あなたの側に居たい
だから、もう一度此処に会いに来て
古ぼけたこの鏡を いつも磨いて待ってる
どんなに時が経っても
ずっと君をただ
待ってる
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