名無し 2013-02-10 05:57:27 |
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『玲ちゃん、おはよー!今日も可愛いね~』
「…」
『玲ちゃん~?』
「…」
『れーいちゃ「ウザい」
本当に何なんだろコイツ。朝からウザ過ぎる
『やーっと喋った~』
「何。うざいんだけど」
『きゃー玲ちゃん氷の様に冷たーい』
「…」
『もー、あ!そうだ玲ちゃん、今日倉庫行く?』
「…行くけど」
『なら一緒に行こっかー』
「やだ」
『嫌だよー絶対一緒に行く!』
倉庫。それは風龍と言う関東No.1の暴走族の溜まり場だ。
僕、片桐 玲夜(カタギリ レイヤ)と
『やっぱさー総長には負けるけど高橋さんとかよりは俺イケメンだよねー』
隣に居るこの馬鹿、林 大地(ハヤシ ダイチ)は、その風龍の下っぱだったりする。
ガラッ
『おっはよー』
『おー!大地、玲おはー』
「…おはよ」
次々に挨拶し後ろから二番の窓側の席に座った。
僕の後ろの席は運悪く大地だ。大地が席に座ろうとした時、
~♪~♪~♪~
タイミングよく大地の携帯が鳴った。
『あっ!』
ディプレイを見て大声を出し勢いよく出た
ピッ
『は、はいっ!』
こんなテンパっているから誰だか予想はつく、風龍の上部の誰かだろう
『あっ、はい!分かりました!』
はい、はい、と電話なのに頭をペコペコをしながら喋っているのを見ると笑える。
『分かりました!失礼いたしますっ!』
ピッ
切った途端大地の顔が強ばり僕を見た。
『玲…、』
あのいつも玲ちゃん玲ちゃん呼んでる大地が久しぶりに真剣に呼び捨てした。
「何。どうしたの?」
『っ俺…俺…!』
「早く言って何。」
『そ、総長に呼び出しされたーっ!』
「は?」
『だからだから!俺総長に呼ばれたんだよ!今から屋上来いって!』
そんなけかよ、本当どうでもいい。
「あっそ。行ってこれば」
『…玲ちゃん…付いてきて』
…は?なんで僕が?
「嫌だ、なんで僕が行かなきゃなんない訳?」
『だってだって玲ちゃん!俺1人では緊張するんだよ!幹部の人達だって居るだろうし!』
「意味分かんない。そんなん僕に関係ないね」
『玲ちゃんと俺、親友だろ!』
いつ親友になったのか、風龍の上部に会うなんて御免だね。只でさえ…
『ケーキ奢る!』
「…行く」
しまった。僕とした事がケーキに釣られてしまった
はぁ…
『よし!なら行くぞ!』
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