匿名 2013-02-09 15:52:37 |
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しんどくなったり、何かあったら呼びなさい。(くああ、と適当な欠伸をして、カ-テンを見つめた、のは束の間。
ゆっくりと瞬きを繰り返し、保健名簿に彼女の名前を書き込む。
そして、ゆっくりと窓から見える、雪雲を見上げて。/)
...どうした-?(机に向き合う形から、立ち上がればカ-テンを引いては、彼女に近寄る。
近くに有る体温計をポケットから出せば、
「熱、上がってるかもしれないから、一応計っとけ。」と、彼女の額に手を当てながら呟いて。)
良い子。(くす、と薄い笑いを浮かべて、彼女の頭を撫でた。
頬もさっきと比べて、赤味を増した。
もしかしたら、熱が上がっているかもしれない。
彼女の頭を撫でながら、小さく溜め息を吐き出して。)
俺にしたら、生徒はみんな子供だ。(相変わらず、くああ、と欠伸をして、相変わらず彼女の頭を撫で続けて、ゆっくりと彼女を見つめた。
撫でている部位は冷たい、それならば体の内部からの熱か。
ゆっくりと思考を走らせると、再び小さくあくびをした、と同時に体温計の音が鳴って。)
ん-..、(体温計を受け取り、中身を拝見。
さほど上がっては無かった。小さく安堵の溜め息を吐き出すと、胸ポケットに体温計を戻し、小さく口を開いた。
「ん、?、顔が赤いぞ-?、そんなに熱は上がってないのに、不思議な物だな-、」
なんて、少しからかいながら、彼女の額に手を当てて、数秒、
「んじゃあ、俺は仕事するから何かあったら呼べ。」と続けて、体温計や処置道具を片付けて。/)
ふあああ...、(ぐぐぐ、と曲がった背骨を伸ばすと、机に処置道具を置いて、窓から校庭を眺める。
三時間目の途中、校庭はどうやら二年が使っている様子。眼鏡が少し邪魔なのか、眼鏡を机に置けば、再び校庭を眺めて。/)
...寒い、な。(校庭から流れてくる風は冷風。小さく欠伸を繰り返すと、カ-テンから密かに聞こえてくる寝息に安堵の溜め息を吐き出して。
良く聞く、恋の悩み、とやらは、彼女が中心になっていることが多い。
くす、と小さく笑みを浮かべて。/)
...ふ、(突如、声が聞こえたのは、少し驚いた、が相変わらずの笑みを浮かべて、校庭を眺めていた時だった。
携帯が振動を鳴らす。
眉を寄せて、溜め息を吐き出すと、窓際から離れ、扉近くまで移動して、通話。
やっぱり、発信源は姉の友達、とやらだ。/)
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