ゆうなぎ 2013-02-06 23:00:55 |
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俺の名前は零路、17歳。
明正高校に通う高校二年生だ。
バスケ部に所属しており、毎日それなりに充実した日々を送っていた。
ただ俺には ー
ーーーーーーー
「やべぇ…また遅刻かよ…」
時計を見ると7時10分を過ぎていた。
慌てて部屋着を脱ぐと制服に着替える。
外からは雨の音が聞こえていた。
( 今日も雨か…。 )
もう七月中旬だというのに今だに梅雨明けは来ない。
心なしか気分もどんよりとしている。
母は遅くまで働いているため、家を出る時もまだ寝ているようだった。
「いってきまーす」
静かな家を足早に出ると、傘を持って駅へ急いだ。
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