✝God Demon☪【BL/ML】

駿

ん…さんきゅ。( 軽く礼を言って部屋に足を踏み入れると急に安心したのかふぅ…、と息を吐いて。「…そう言えば、さっきお前と会う前に夜空を見てたんだが、今日は結構星がよく見えるぞ？」と少し嬉しそうに窓の方を指差して

いえいえ、っと本当!?（相手の様子を見れば薄く笑みを零し、すぐに窓に駆け寄って窓を開け「琉仁も早く早く。」と急かす様に云いつつ夜空をふと眺めると目を丸くして）本当だ、すごい綺麗。（星を見れば瞳に薄らと反射し揺らぎ、関心したように声が少し上がり）

分かったって…。( 子供の様な相手を微笑ましそうに見つめつつ傍へと歩み寄れば先程見たものと同じ夜空が広がっていて。満天の夜空に目を向けつつ「こんな日だったら流れ星とかが見れても不思議じゃないんだがな…。」と窓にもたれかかりながら呟いて

流れ星か、あれだろ。三回早く云うと願いが叶うってやつな。（相手の言葉にくすくすと小さく笑い頷けば、夜空にぽつぽつとある星を眺めつつ目を細めて）流れる瞬間って本当に早いから、短い言葉じゃないと駄目なんだよなぁ。（んー、と悩みつつもはや流れる前提で話を進めているらしく）

願い事な…、昔だったら純粋に叶えて欲しくて唱えただろうな。( 懐かしむ様な遠い目をしつつ可笑しそうにクスクスと僅かに笑って考えつつ「しかも流れた時に咄嗟に自分の願い事を言える訳がないんだよな…、よく出来てる。」と笑いつつ肩を竦めて

今はもう叶えてほしい願い事ないのか?（相手の言葉にふと視線を向ければ小さく笑い「そうそう、だからどちらにせよ難しいんだよなぁ。...待てよ...金ﾌﾟﾘｰｽﾞを連続三回ならいけるかもしれないな。...」と呟き再び空眺め）

んー…星に願い事する年でもないだろ？( 目を細めて困った様な様子で微笑んで相手に顔を向ければ「金ねぇ…どんな形でその金が手に入るかまでは分からないから俺は遠慮しとく。…盗品とかだったら嫌だし。」と苦笑して

星に願いするのに、年なんて関係ないだろ。（相手の様子にぶ、と吹き出しては肩を竦ませ窓枠に両手を置いて身を乗り出し「あー。確かに。それは嫌だな本当に」と苦笑浮かべ）あ、でも、あれだな...琉仁の願い事は俺が叶える。（ちらりと横目で相手見ては薄く笑み零して再び夜空に視線移し）

それを信じるのには色々と年取ったんじゃないかって事だ…。( ぼんやりと星空を見上げつつ小さく笑ってつぶやくと、相手の発言にふっと軽く笑って「何かっこいい事言ってんだか…。はいはい、ありがとな。」と子供をあやす様にポンポンと相手の頭を軽く撫でて

...あぁ、まぁ、確かにそうだな。ほらでも、叶う、ってきがすると案外物事よくいくっていうしな。（相手の言葉に納得しつつも深く頷き「...琉仁、それ信じてないな。というか子供を見てる時のその態度はなんだ。」と可笑しそうに笑い相手の頬を軽くなでおろし）

まぁ占いみたいなもんだよな…深くは信じないけど気休めか…。( 相手の言い分にも納得した様子で軽く頷くと頬を撫でる手にくすぐったそうに片目を閉じ「…子供を見守る様な心境になったのは事実だ。」と肩を竦めて

だろ?って、本当にそういうところは正直なんだな。（相手の言葉にぶ、と噴出して相手らしさのあまりに酷い事は云えず小さく笑って撫でていた手をそのまま窓枠に掛ければ「俺、琉仁の事知りたいな。性格とかクラス以外に知ってる事って特にないしな。」と呟いて）

事実だしな…。( つられた様にクスッと笑うとそのまま相手の隣に移動して窓枠に腰掛けて不思議そうに笑いつつも相手に顔を向け「…今更なような気もするな、お前の事も結構知らない事が多いし…。」と思い出した様に相手の事を思いのほか知らない事に気づいて

だろ?案外知らない事だらけだよな。（薄く笑み零して隣に来た相手を見れば何度か頷き少し相手に近づいて窓枠に手を掛けて。夜空を眺め乍ふと人差し指立てれば「じゃあ、質問ごっこなんてどうだ?」と提案してみて←）

質問ごっこな…。( 相手の提案に感心したように頷いて少し考える素振りをすると「…お互い質問に正直に答えるって条件でならな。」と少し笑って頷いて。「…んじゃあどっちがまず質問する側にする？」と自分と相手を指差して

よし。じゃあそれにしよう。正直にな。（相手の言葉にこくりと頷けば小さく笑い己も相手の隣になるように窓枠に腰掛けて。己から提案したため質問をするのは己からの方がいいか、と思ったらしく）じゃあ、俺からなー。

はいはい…なんでもどうぞ。( 相手が何を言ってくるか予想が出来ないためあえて何も言わずに目を閉じ腕を組んでのんびりと構え。「一問ずつ交代だからな…？」と念を押しておくと相手が質問するまで待って

琉仁からして俺の長所と短所をいってください。（とどこかの面接かの様な質問をしてしまい、「ってなんか、敬語になっちゃったな。」と苦笑しちらりと相手を見て気になるらしく）

…なんだ、そんな事でいいのか？( 意外な質問に思わず片目を開けて軽く吹き出せば窓枠に両手をついて「長所はいっぱいあるけど、一番は思いやりがあって楽しい所。短所は…そうだな、誤解すると誤解しっぱなしな所。」と後者は悪戯っぽく口角を上げつつ答えて

うぇぇええ、待てどんな事聞けば俺に得があったんだろうか!?（ﾊｯとして後頭部をわしゃわしゃと掻き乱せば咄嗟に思いついた質問がそれだったらしく。相手の答えに小さく笑っては「...そかそか、有難う。」と呟いて頷き）次質問するときはもっとすごい事するからなー。覚悟しろ。