彪奈 2013-01-27 22:58:28 |
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アスカ「犬の散歩ついていってあげる!」
シンジ「え、(来なくて)いいよ」
アスカ「な!他の女と行くの!?」
シンジ「違うよ」
アスカ「じゃあ誰よっ」
シンジ「母さんと…」
アスカ「私もついていってあげるわ!感謝してよね」
シンジ「だからいいって」
ていう会話を今日小学生がしててシンジくんとアスカちゃんに似てるなって思いながらぽかぽかしてた。かわいい。
ぎゅー、と抱き寄せた彼女の体は案外細かった。いや、別にデブって訳ではなくってエヴァの操縦やっていたとしてもこんなにも細いものなんだな、と思っただけである。
「…ちゃんとご飯食べてんの?」
「は?何よいきなり…」
相手の腕を取りまじまじ、と眺めてから小首を傾げつつ質問したところ怪訝そうな顔をして此方を見つめてきた。
「別に。ただ、力を込めたら折れちゃいそうだなって思っただけ」
「あんた、あたしのことなめてんの?んなちょっとやそっとで折れないわよ」
「ふーん」
もう一度視線を這わせてからぐっと握る力を強めてみた。あれほどまで言っていたアスカはすぐに「いたっ!?」と小さな悲鳴を上げて顔を苦痛に歪ませた。
「何すんのよバカ!痛いじゃないっ!」
「え、君が痛くないって言ったから本当かどうか確かめただけだよ」
「あんたの力強すぎんのよ!」
素直な疑問をぶつける僕に対して、かっかと怒る彼女の腕を離すと白い綺麗な肌に赤い僕の手のあとが残ってしまった。彼女はあとを上から優しくさすって拗ねたように唇を尖らせた。
「もー」
「…ごめん」
「嫌よ」
「なんだよ」
彼女の声色と表情を見て本気では怒っておらず、どちらかといえば、からかっていることに気づき此方もふざけたように、彼女と同じく拗ねるように唇を尖らせた。
それから先ほどの赤みを持った腕の箇所にそっと触れるくらいのキスをした。小さくアスカはくすぐったそうに笑った。その笑みが可愛らしくて彼女の肩に顔をうずめた。いい香りがする、アスカの香りだ。
すん、と鼻を鳴らすとどうやら匂いを嗅いでいたのがわかったのかアスカが呆れた顔で言ってきた。
「あんたって体臭フェチなわけェ?」
「別にそんなんじゃないよ」
「どーかしらねぇ」
じとっと疑うように見てくる彼女にむっとした。
「君だから…、君のいい香りだから好きなだけだよ。この甘い香り」
「ぎゃあぁっ、やめろ!嗅ぐなっ!」
「?、いきなり何喚いてんの。変なの」
「うっさい!ちょっと離れなさいよ!!」
もう一度香りを嗅いでみただけなのにアスカは頬を桜色に染めて、僕の顔を右手でグイグイと押して無理矢理離れさせようとした。僕も僕でそこまで強情じゃないので身を引くがやはり何か納得いかない。むー、とした表情で彼女を見つめる。
「女の子の香り遠慮もせずに何度も嗅ぐなんてデリカシーのない奴!」
「う、んん?」
「もう!だから!!…その……汗臭かったりしたら嫌じゃない…のよ…」
途中まで強かった言葉も徐々に弱くなっていき辛うじて聞こえるほどの声量になった。
「ぷっ」
ただ理由が彼女には似ても似つかなずつい笑ってしまった。すると彼女は鬼の形相のように怒って僕の胸ぐらを掴んできた。
「何笑ってんのよ!!あんた絶対乙女心とかわかんないでしょ!!バカ!本当コロす!」
「あはっ、ははは。ごめ…、可愛らしいなって思っただけだよ」
「きぃっ!馬鹿にしてんのっ!?」
くすくすと溢れる笑みはいつまで経っても止まらずますます彼女の怒りを買ってしまった。
彼女の手が僕の頬に振り下ろされる前に、(とはいってもあくまでもフリだろうが)笑いを止め相手の手首を掴んで言った。
「そんなわけないだろ」
小さく口を弧の形に描いていつもどおりの笑みに戻す。
アスカは動かない腕を一瞥したあと僕の顔を睨んでぷい、と顔を逸らした。ちょっとの間のあと僕は彼女の手首から手を離す。
「ねぇ、アスカ」
「…」
随分ご立腹のようだ、返事がない。しばしの沈黙、アスカがぼそっと小さく一言恥ずかしそうにつぶやいた。
「バカ。あんたの顔近くて、キスされちゃいそうでドキドキすんのよ」
その瞬間、かぁっと頬に熱が帯びるのが分かった。アスカよりも真っ赤になった顔を己の腕で隠そうと顔の前に持ってくる。イキナリのデレは反則だ。
先ほどの言葉と今の言葉どちらが核心なのかはわからないけどそれでもどちらともアスカにとっては恥ずかしいことだったのだろう。でも、今はそんなことどうでもいい。
食べてしまいそうなほどに愛おしいアスカの顔に静かに顔を近づけて、二人の吐息がぶつかるほどの至近距離で止まってから見つめ合う。いつしてもなれない緊張から唇を軽く横に引き、そっと優しく口付けをした。
アスカの甘い香りが僕の鼻腔をくすぐった。
-もし、この世界をやり直せるのだったら、君だけは幸せにするよ。碇シンジくん。
世界を作り直そう。すべてを壊して、そしてまた作ろう。君の幸せのために。
第一の日、人と地上の生き物が消える。
第二の日、この世から全ての生き物がいなくなる。
第三の日、太陽と月が壊され昼も夜もなくなる。
第四の日、地が沈み、全ては水になる。
第五の日、水も空も失せる。
第六の日、光が消え、全ては闇と混沌に包まれる。
第七の日、災いは仕事を終え、安息の喜びの中で静かに泣く。
「はじめまして、シンジくん」
タブ子ちゃん可愛いよ。タブ子ちゃんまじ天使。
いや、確かに使徒だから天使だけど。
タブ子→シンジ→←貞カヲの漫画を確か誰か描いててすごく可愛らしいかった!
タブレイもタブアスちゃんも可愛い!!
貞と庵とQ+タブ子の兄妹も可愛い!
とにかくタブちゃん可愛い!
貞カヲ「へー、タブ子って白パンなんだ」
タブ子「きゃあっ!?やめてよ、バカ!お兄ちゃーん、貞兄がいじめるぅーっ!」
庵カヲ「貞…何をしたんだい?」
貞カヲ「下を穿かないタブ子が悪いよ、僕は悪くない」
Qカヲ「はぁ…。君たち、またやってるのかい?下を穿かないタブ子も悪いけど貞も下着の色をいうのはやめたらどうだい?」
貞カヲ「さすが29歳…」
庵カヲ「大人の包容力というものだね…29歳はやはり違うね」
タブ子「お兄ちゃん優しい!29年も生きてきたおかげだね!」
Qカヲ「29歳を連呼しないでくれるかい!!?」
「Alles Gute zum Geburtstag」
別に、そんな言葉いらなかった。私はただ「Danke」と一言、伯母に返しただけ。
誕生日だからといっても、いつもと同じ日常を送るだけ。学校はあったし普通の食事だったし誕生日なんて言ってないから叔母以外は誰からも祝われないし、シンクロテストはあったのはちょびっとだけ嫌だったけどほぼ毎日あるから対したことないし。でも、どうせおめでとうなんて言われるのならママがよかったな。
シンクロテスト後の伯母との通話を切り、軽く溜息をついてベンチに座った。シンジから「今の伯母さん?何か用だったの?」とか訊かれたから「あんたバカァ?用無いならかけてくるはずないでしょ」とテキトーに流してやった。どうせドイツ語なんて分かってないから何の用かも分かんないだろう。
「…バカシンジ」
「何?」
「私、ちょっと残るから先帰ってなさいよ」
「え、そ、そう。夕飯は?」
「別にいらない」
「分かった。帰るときはもっと暗くなるし人気も少なくなるから気をつけて帰ってきてね」
「言われなくてもわかってるわよ」
残る、なんていってもただ単に一人になりたいだけ。軽くNERV内捜索するか。すでに着替えてあるシンジの背中が小さくなっていくのが見えた。
着替えるのも面倒くさく思った私はプラグスーツの上にジャージを羽織って庭園に出て行った。
「…綺麗」
ふと空を見上げれば満天の星空だった。空気が澄んでいるのか、とても綺麗に見える。
「そうだね、でも雪が降った方がもっと綺麗だよ」
後方から聞こえる声に驚いて後ろを振り向くとフィフスが居た。
「何よあんた、ついてきた挙句の果て盗み聞きしてたわけ?」
「違うよ、そんなことして何になるっていうのさ」
「ハン、どうだか!シンジと一緒にいたからてっきり二人でもう帰ったと思ったわ」
ギ、と睨みつけてやっても相手はひょうひょうとしている。そんな姿がまた憎らしくイライラしてきた。
「大体ね、人が綺麗っていったものをユキ…?の方が綺麗とか言うなんて失礼よ」
「…12月ごろになると雪って言って白くてふわふわした冷たいものが降り注ぐんだよ。それがすごい綺麗なんだ」
「ちょっと、話聞いてんの?」
此方の話もろくに聞かないでユキというものの説明をし始めた。白くてふわふわした冷たいものって訳分かんない、ボキャブラリーが足りないのかしら。
イライラをピークに迎えた私を無視して、フィフスは少し歩いてから足元の小さな花を2、3本取っては花を私に差し出した。
「Alles Gute zum Geburtstag、お誕生日おめでとう」
その言葉に目を見開いた。吃驚して花を受け取りもしなければ口も開かない。
「君、今日誕生日でしょ。この花しか今はあげられないけど」
「な、なんであんたが私の誕生日知ってんのよ!」
強引に押し付けられた花を手に持って最大の疑問をぶつける。するとフィフスは
「だって、電話で話してたじゃん」
とサラリと言った。バカかと思ったらドイツ語を分かるようだ。
私は花とフィフスを交互に見つめてから呟く。
「…花って有り得ない」
「ごめん。さっき知ったから用意してなかったんだ」
「はぁーぁ。祝うならもっと良いもの渡しなさいよ、気が利かないわね」
眉を少しだけ下げしょぼんと落ち込む姿を横目に見てから微笑んで言う。
「来年は用意して置きなさいよ。でも、ま、有難う。綺麗だし貰ってやるわ」
表情を明るく一変させ頬を緩ませたフィフスは子供のように頷く。
本当は、(何故か)お誕生日おめでとうだけで充分嬉しかったけど、このことは私らしくないから秘密。
12月4日、私の最高の誕生日。
スペインさんがイギリスを連れて
「俺たち付き合ったんよ」
て冗談言ったら
ロマちゃんが本気にして
「ちぎィ…、俺だって、俺だって此奴と付き合うからな!」
て連れてきたのがぷーちゃん
さてここで本気で焦るのはぷーちゃんとスペインさん
「ままま、まってロマ!冗談!冗談やで!親分、ロマが一番好きや!愛しとる!」
「お兄様!?俺と付き合うのは構わねーけどどういう心境!?」
「うるせー、スペインのはげ。眉毛ヤローと付き合っとけこのやろー。行くぞプロイセン」
とか言って二人で腕組んでどっか行っちゃんですよ。ロマちゃん涙目。
その夜、スペインさんが泣いてるロマちゃん慰めてんの。可愛い。
小さな頃にスペインにキスしたことがあった。スペインは「何すんねん」ってくすぐったそうに笑ってた。
だから、大きくなってキスしても平気だと思った。
「何すんねん」
でも、違った。怒ってた。き、と睨みつけて静かに威圧的な声で言った。
予想と違って驚いた俺は一気に恥ずかしくなって泣きたくなってその場から離れた。後ろから
「ロマ、どこ行くん!?」
て言ってたけど無視してやった。
小さい時からスペインが好きだった。敬愛とかじゃなくて純粋に恋心だった。ベッラが何よりも好きだった俺は正直、男相手に恋していることを初めは否定していた。が、否定するだけ無駄だった。恋しているのは仕方がないのだ。結局受け入れた。独立するときもすごく寂しかった。独立したあとも好きで好きでよく会いに行くようにした。気持ちは変わらないまま。
思い切って言ってみた。
「好きだぞ、このやろー」
鈍感トマトスペインはただふは、と笑って
「俺もやで」
と言った。違う、そういう意味じゃない。何を言うも無駄だと思ってもうそれ以上は言わなかった。
「なんで唇尖らせてるん?」てスペインのやろーが訊いてきたけど「カッツオ!」て言ってやった。
それから暫くは気持ちは落ち着いてた。でも、スペインと飲みに行ってベロンベロンに酔った勢いでキスしちまった。
スペインの「何すんねん」て声でハッと戻り冷静になったら逃げ出してた。あー、何やってんだろうな、馬鹿みてぇ俺。
正直な話、スペインも俺のこと好きだと思ってた。今思うとどんな思い込みだよ、と思う。
現実はこれもまた違ってた。スペインが俺に抱いていた気持ちはただの親愛。親分子分としてしか俺のこと見てたなかった。本当泣ける。
大の大人-つっても国だけど。-がぼろぼろと涙流してた。家に着くまでの街中でも気にせず泣いていた。思いっきり泣きたかった。泣いて泣いてスペインへの気持ちとともにスッキリしたかった。
んで、泣き終わったら謝りに行こう。言い訳なんて言おう。そうだ、酔っててベッラと間違えた、とでも言っておこう。
(そんな嘘すぐにバレてしまうと気づいていたのに。馬鹿みてぇ。でも馬鹿みてぇにスペインを愛しているんだ。)
あーあ、あの人もう来ないのかな。つまんな。
実際に絡んだことは2、3回くらいしか無かったけど普通に好きだったな。
あの人のことは、嫌いな人と好きな人で結構別れてたね。
面白い意見持ってたしあのキャラ好きだったし見てて飽きない人だと私は思った。
敵に回したら嫌だけどw
カネキくんアオギリ行くんですかそうですか。
どうでもいいけどエトちゃん相変わらず可愛いな。
アヤト半殺し楽しみだったのに…。
ずーとずっと一緒。レンもリンもクオ兄も。
「リンのこともレンのことも大好きだぞ」
大きな笑みで笑う彼はとても格好良かった。
「…レーン?」
ぼー、としているレンにはミクオの声は届かなかった。もう一度呼ぶ。
「おーい、聞いてる?レン」
「……ぅわっ!?な、なんだよ」
意識が戻ってきたと思い気や目の前にあるのはミクオの顔。その間近さに驚いて仰け反るレン。
「いや、なんとなーくぼーっとしてたから」
「たっく…そんなことで呼んでたのかよ」
呆れた、と半眼になってレンは見るとミクオは頬を掻く。
「だって暇だったんだもん。俺とレンしか居ないから、レンがぼーっとしたら話し相手居なくなっちゃうじゃん。ぼーっとしてるくらいならリンと変われよな」
不満そうに唇を尖らせ、そんなこととは言わせないと主張するミクオ。
またリンかよ…。
ミクオの言葉にむ、とするも表情には出さず。
「やだね」
「ひっでー!レンのおばかっ」
俺だけを見れば良いのに。一人胸の中で呟いた。言えるはずのない言葉。
「あれ、リンになったんだ?」
「ん?あーそうそう」
リンとレンが入れ替わったのは一時間前弱。テレビを見ていたリンは彼を一瞥してからまたテレビに戻る。ミクオはそのリンの隣に座る。
「…」
「…」
二人の間に会話は無く聞こえてくるのはテレビの音。
先に口を開いたのはリンのほう。二人とも視線はテレビのまま話す。
「…私たちさ、二人で一人でしょ?」
「リンとレンのこと?」
「うん」
「そうだね」
何を今更。そんな会話だった。
「だからね、リンとレンの記憶は共有できるし気持ちも共有できる」
「うん」
「好きな人も、共有できるんだよ」
「ふぅん」
好きな人居るんだと少し驚く。リンはそのことには興味を持たずにまた黙ってしまった。
ミクオはただ次の言葉をゆっくり待つ。急かす真似もどこかに行くことも無く。ゆっくりと。
ちょっとした時間のあとリンはミクオの方にしっかりと向く。
「クオ兄は私とレンどっちが好き?」
「どっちと一緒に居たい?」
答えられない質問。
今までずっと3人で仲良く愛してきた。そのことを信じてたミクオは衝撃を隠せなかった。しかしリンは構わず続ける。
「私は、…私だけを見てほしい」
「クオ兄をレンに渡したくない、レンに変わりたくない」
ひどく寂しそうに歪んだ笑み。
「クオ兄とレンが話してるとき分かるの。リンなんて居なければ、俺のことだけ見ろよ、てレンは思ってる」
「私とレンはもう元には戻れないや」
つう、と堪えてた笑みが頬を伝う。涙を拭うことも出来ないミクオはただかたまってるだけ。
「ごめん、今の全部忘れて」
絞り出した声でリンは言ったと同時に顔を隠して去ってしまった。
行ってしまった方向を見つめてから脱力する。
「何でかなぁ…。リンはレンでありレンはリンなのに。二人とも愛しているのにな」
鏡音 鈴/カガミネ リン
普通科高等学校1年。女。鏡音双子の姉。
本家とは違いリボン無し。
若干つり目、まつげは長め。リップで潤った唇。落ち着いた大人らしい声。
外はねの髪の毛、前髪は黒ヘアピンで止める。
シンプルが好きなお姉さん系女子。
成績は中の上。どちらかというとあまり人に関わりたくない。
愛想笑いが多くあまり泣かない、ため込むタイプ。
一人称、私。
鏡音 錬/カガミネ レン
普通科高等学校1年。男。鏡音双子の弟。
ひょこひょこ揺れる大きなリボンがトレードマーク。
ぱっちり二重に長いまつげ。グロスで潤った唇。スウィートボイス。
ふわふわと内巻きの髪の毛、前髪は白ヘアピン4つで止めている。
女の子に憧れる、可愛いもの大好き系女装男子。
かなりの馬鹿。男女に愛される。よく笑いよく泣く。
一人称、僕。
備考/
二卵生なので顔はあまり似てない。
初音 未久/ハツネ ミク
普通科高等学校3年。男。初音双子の兄。
いつもハネてるあほ毛がトレードマーク。
一重のきりっとしたつり目だが大体眠そうにしてるので台無し。
低く冷たいクールボイス。
所々ぴょんぴょんハネてる青緑色の髪。
面倒臭がりや腹黒いじり系男子。
成績は中の上、運動得意。
男子とはそれなりに馴染んでる、異性は突き放してる。
友人の前ではよく笑う。素直にきっぱりと言う。弟に微かな嫉妬。
一人称、俺。
初音 久緒/ハツネ クオ
普通科高等学校3年。男。初音双子の弟。
たれ目がちな瞳。ゆっくりと話す中性ボイス。
鮮やかな青緑色のサラサラな髪の毛。
誰にでも優しいお兄さん系男子。
成績は上、運動は苦手。ピアノと読書が好き。
人気者で女子に特にモテ、先生にも好かれてる。
未久に女子からの盾にいつもされる。
大体微笑んでいる。頼まれたことは基本的、快く引き受ける。
兄には厳しい。
一人称、僕。
備考/
一卵生なのでかなり似ている。
よく未久が弟で久緒が兄だと間違えられる。
鏡値双子とは仲良し。
「くー兄!勉強教えて欲しいなぁ?」
赤ペンで7点と書かれた回答用紙とテスト用紙で口元を隠しつつ可愛らしく小首を傾げる錬。
くー兄と呼ばれた久緒は優しく微笑んで言う。
「いいよ。何が分からないの?」
「えへへぇ、全部何だけどぉ…」
恥ずかしそうに照れ笑いを浮かべ久緒に促され椅子に座る。
その様子を未久と鈴は見ていた。
「あの子またあんな点数取ってる…」
「おー、久緒も大変だなぁ」
鈴は錬について呆れたように溜息を吐き、未久は久緒について愉快そうにけらけら笑ってる。
「錬もいつまでも久緒に頼って…、迷惑になっちゃうでしょ」
「なーんてお姉さんぶってるお前の点数はどうだったんだよ」
「別にまあまあだけど…」
「ふーん?へぇ、ほー」
ニヤニヤして答える未久に鈴はイラっとした。知ってる、知っているのだ。この男が自分より優れていてそれを自分に自慢したいことくらい。
しかしここで相手をしたら負けな鈴は未久を無視した。
視線を久緒と錬に向ける。どうして双子なのにこんなにも性格は違うのだろうか。
「あー、どうでもいいんだけどさ。俺、今日また久緒に間違えられたわ」
無視されても負けない図太い神経を持つ未久。
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