…………ッ(目を覚ました時には、どんよりとした曇り空が、視界一杯に広がった。身体の節々が痛いが、此処で寝ている訳にもいかない。ゆっくりと半身を起こし、周囲に目をやる。奥が見えない程びっしり生えている木々、目が合うと逃げ出す小動物達。全く見た事の無い場所だった。静かに息を吐いて、怠そうに立ち上がる)