秀桐 2013-01-20 23:35:09 |
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「…………」
6月7日
…聞こえるのは先生が計算の解説をしている声と隠れてひそひそと話すクラスメイトの声。
俺、中川 悠は1人呆然と窓の外を眺めていた。
何かを考えているわけじゃあない。
昨日勉強のしす…ゲームのし過ぎで眠いのだ。
(後5分で昼休みか…眠ぃ)
そんなことを思い続けると待ち遠しかったチャイムが鳴った。
「起立、」
当番の声で一斉に生徒が立ち上がり礼が終わるとまた一斉にバラつき始めた。
「悠、昼飯食いにいくぞ。」
「ん、あぁ。」
そう声を掛けてきたのは友達の山崎 聖斗、無口でクールな奴だ。
別に一緒に居て嫌とは思わないし友達ということにしておこう。
「…お前何考えてるんだ?」
「んぁ?」
「……………阿呆」
と屋上に向かいながら日常の会話…を済ませる。
「いや…阿呆じゃねぇよ、俺が考え事しちゃ悪いか?」
「……お前の頭で…何を考える」
と疑いの目を向けてくる聖斗。
いつもの聖斗だな、うん。←
屋上につくと聖斗は手すりに背をもたれ弁当を食べ始めた。
「俺も食べるか…」
弁当を開くと聖斗が突然俺の卵焼きをつまんだ。
「っぁあ!俺の卵焼きっ」
「………ふん…」
(うわ…何か偉そうだな、おい)
ゆーりさん
感激です…
続きは俺の問題で明日となりますがどうぞこれからも宜しくお願い致しますね…
桃香さん
ありがとうございます、続き頑張って書きますね…
「……お前何か失礼な事を思っているだろう…」
と聞いてくる聖斗に
「お前はエスパーかっ」
と素早く突っ込みを入れる俺って…
と昼飯を食べ終わると教室に戻った
俺は席につくとパラパラと教科書を捲る。
(食い過ぎたかも…卵焼き…)
ふと聖斗に目を向けると席から少し離れたところに突っ立っている様子だった、
(何してんだあいつ?新しい趣味か…)
聖斗はどこかをじっと見ているようでその視線の先を辿ると数人の男子達が聖斗の席で弁当を食べている姿が見えた。
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