雪音 2013-01-13 21:27:39 |
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*ぷち小説*
今の季節にあった冬の小説?ぽえむ?です、
街のイルミネーションが輝く中を、きみと2人で歩いていく。
吐息が白くなり、冬の夜空に溶け込んでいく。
「…手、繋ぐ?」
隣を見ると、寒さのせいか、少し鼻を赤くしたキミがいた。
「…うん。」
なんだかこっぱずかしくなり、瞳を伏せながら小声で答えて頷く。
暖かい、大きな手が、私の冷えた手を包みこんだ。
「来年も、一緒に来ような。」
目が合うと優しく微笑むきみに、思わずきゅん、と胸が高鳴る。
「…うん。」
瞳を閉じて、未来の2人を思い描き、きみと握った手をぎゅ、と軽く握る。
「…大好き、」
「…俺も、」
思わず2人で顔を見合わせて笑い合う。
…来年も、また一緒に
雪が降る冬の夜、心の中で呟いて、隣を歩くきみにそっと寄り添った。
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