水月 隼人 2013-01-07 00:29:53 |
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呼び出し .. 何だろ 。 滅多にないのに 。 ( う - ん、と考えつつ歩く足をより速めて。音楽室に続く階段を駆け足で上れば、目の前の音楽室の扉を開けて中に入り。 然し、中には誰も居なくて。 / い み ふ 。) > は - くん。
..なんだろう、( 胸がざわつく。
書類に専念しようかと、目を書類に向けても、考えるのは彼女ばかり。
そんな事もどこかへ。
生徒会室の扉が開かれた。
それは、吹奏楽の人達が部員説明書を提出しに来たらしい。
然し、その中に彼女は居ない。
部外者、とすると、
彼は悪化する思考を振り払い、急いで生徒会室を出た。
そこに置いててください、と冷静面に続けると、急ぎ足で吹奏楽の部屋へ向かって。/ 。)
>ひよちゃん、
あれ - .. ?、 おかしいな 。 ( 辺りをきょろきょろ、と見渡す。 突然開かれた吹奏楽部の扉に振り返れば、「 は - くん .. な訳ないよね 。」 入って来たのは、この間の少年で。 驚きで後ろに数歩下がればその少年が、「 この間の 先輩誰 ?、」 と近づいて来て。 / 宇和 - q^ )> は- くん。
..っはぁ、 ( こんなにも、全速力で走ったのは、いつぶりだろうか。
ぐらり、ぐらり、と歪む視界を振り払い、吹奏楽部の部屋に近付こうとした時だった。
聞こえてきたのは、知らない男の声。
突如、湧き上がる嫉妬心。
この声は、誰なのだろうか。
曲がり角な死角な故に姿形は把握出来ない。
ぐっと、下唇を噛み締め、足を踏み出そうとした時だった。
横から現れた人影、それは、昨日の女子軍団。
話している事は、酷く、馬鹿げていた。
「..すみません、其処、退いて下さい。」と如何にも丁寧に続けて。/ 助けに行けよ。 >ひよちゃん。
そんなの、あなたには関係ない。 ( ふい、とそっぽを向き冷たく少年に云い放った少女。 然し、少年は、「 君の彼氏だよね ?、 .. なら、そろそろ来るんじゃない ?、」 と近付いてきて。狭い吹奏楽部の部室。後退りをするも逃げ場はなく後ろは壁で。「 は - くん、助けてっ !!、」 居ないとわかっている彼に助けを求めるため叫ぶと同時に、目の前の少年は手を振り上げ。 殴られるのかと思えば目を閉じて。 / 其の侭殴られろ。 )> は - くん。
(ー、 こら。 あんまりすると御褒美なしだからね。 ちょっとなら良いけど .. 。 ( 相手の頬をふにぃ、と 、 / こるあ。 )> は - くん。
退けっつーてんだろ。 ( にっこり、と笑みを浮かべた彼は、低音に声を下げ、彼女達を睨んだ事と同時に聞こえてきた愛しい人の声。
「手荒な真似はしたくないけど、邪魔、だからね。」
力を込め、女をなぎ倒した。
そして、吹奏楽の部屋の扉を勢い良く開けた。
にっこり、と笑みを浮かべ、男が振り下ろした手を止めた。
そして、微笑みはそのままで、男を見上げた。
「あのさー、僕の彼女に手出すの、やめてくんない?、
君なんかね、僕が手を込めれば、すぐに退学でも、なーんでも出来るんだからさ、
..あーと、....ひよちゃんを殴ろうとした罪、償ってよね。」
無機質な声が響き、彼を投げ飛ばした。
そして、彼女を抱きしめ、
「ね、?、僕が小さいからって、調子に乗らないで。
人は、見かけで判断する物じゃ、ないよ?」
まだ反抗する男ににっこり、と微笑んでは、「じゃあ、女遊びなら屯でやって。ひよちゃんに、次、手出したら、どーなるか、分かってるよねー、?」
くすり、と微笑み、彼女の手を引いて、生徒会室に向かい。/ うわーあ、>ひよちゃん、
は - くん .. 。 ( 涙目にになりつつ目の前に現れた彼に吃驚して。内心ではまだ先程の事が残っているのか震えて。目の前では先程の少年と彼が。彼の発する言葉につい聞き惚れそうになり。急に抱き締められれば思考がついていかず。手を引かれれば、バランスを崩しそうになり乍行く宛も分からずついて行くだけで。 / ぇ。 )> は - くん。
.. ふう。 ( 静かに溜め息を吐き出し、着いた先は、生徒会室だった。
生徒会室に入ると、新品のソファ-に座り込んで、口を開いた。
「..大丈夫、?、何もされてない?、...あと、痛い所とか、無い?」
にこり、と頬を緩ませて、彼女を膝の上に座らせ、抱きしめて。/ 離せ。>ひよちゃん、
ないよ .. 。 は - くんが助けてくれてくれたから .. 。 ( 彼の温もりを感じつつこくん、と頷けば詩を述べて。彼をじぃ、と見つめては、「 は - くんは、怪我してない .. ?、」 と心配そうに尋ねれば。 / 阿野。 )> は - くん。
少し、手が痛いかな-..、 ( はは、と苦笑を浮かべた後、左手を見ると、其処は痛々しく赤くなっていて。
彼女の背中をぽんぽん、と撫でると、
「無事で良かったよ、ひよちゃんに何かあったら、...退学だけじゃあ済ませれなかったかもしれないしね。」と続けて。/ こええ。>ひよちゃん。
私のせいで御免ね .. ! ( 相手の手を見れば顔が真っ青になり、あたふたすれば、「 何か冷やす物持ってこようか ?、」 と。 「 ん - 、 私も悪かったし、退学させちゃ駄目ね ?、 」と微笑み / 。 )> は - くん。
大丈夫だよ、少し熱を持ってるだけだから。( にこり、と笑みを浮かばせると、彼女を抱きしめた。
「..平気、だよ。..ふふ、もう部活の時間だね。」
にこり、と笑みを浮かべると、立ち上がると、ゆっくりと弓入れを背負い、彼女を見つめた。
「...ふふ、分かった。大丈夫、退学にはさせないから。」
にこり、と微笑み彼女の頭を撫でて。)>ひよちゃん、
( うん、?、ん、触れるだけ。
ひよちゃんが、キスしてもいいって、言ってくれたらしてあげる。 ( 頭撫で。/ ええ。>ひよちゃん。
そっか .. 。 ( 相変わらず相手の手を見つめた儘こくん、と頷き。相手の部活、と云う言葉に、 「 わ、私は 部活行きたくないので、 何してましょうか ?、」 と尋ねて。 少女は何かを忘れている。確実に。 退学させない、と云う彼に、「 有難うございます。 」 と。 / ろるがぁ 。 )> は -くん。
大丈夫、気にしないで。 ( にこ、と微笑んでは、彼女の頭を撫でて、
彼女が部活に行きたくない、と続けると、
「あれ、?、忘れちゃった?、弓道部、見にくるんでしょ?」と続けた。
こてん、と首を傾げれば。
相手を見つめて、にこり、と笑みを浮かべては、
扉を開けて。/ うわ。)>ひよちゃん、
あ、 そうだった .. !、 ( 思い出せば表情をぱあぁぁ、と明るくして。 然し、何を思ったのか表情を暗くすれば、「 は - くんの事、見にくる女の子いっぱい居るよね .. 。 私、邪魔にならないかな .. ?、」 小さい声で呟けば、生徒会室の扉の前で静止して。 / 日和さ - んq^ )> は - くん。
ふふ、じゃあ行こっか。( にこり、と微笑み、彼女の小さな手を繋いでは、
急に彼女が静止した。
そして、彼女の小さな声が聞こえると、
くす、と笑みを浮かべて。
「んー、女の子なら一人も来てないから安心して、?」と続けて。/ とと、そろそろ僕、寝ないと、..また、明日ね、ひよちゃん、( 額にちゅ、 / やめんかい。>ひよちゃん。
( うう..、ひよちゃんが触れないで..なんて、悲し過ぎる。( ぎゅむう。/ 離せ。>ひよちゃん、
女の子なら、山羊座以外は空いてますよー、
男の子なら、獅子座以外空いてますねー、ノシ
じゃ、行く 。 ( 相手の手をぎゅ、と握れば再び歩き出し。 「 楽しみだなぁ .. 。」 と呟けば、彼の弓入れをまじまじ見つめて。 初めて見る物全てに目をきらきら、と輝かせては。 / 餓鬼。 )> は - くん。 < ( 分かった。 また、明日ね。 ( 赤面 、 / ぇ。 )
(ー、 あげます。
暇だな .. 。 ( 中庭にて。 冷たい風が少女の小柄な体に吹きつく中、少女は肩を竦めつつ、仔猫と戯れているようで。時折、きょろきょろとあたりを見回しては、「 誰か来ないかな - .. 。」 なんて呟いてみたり。 風も段々冷たくなってきたようで、少女は仔猫をぎゅぅ、と優しく抱き締めれば、「 あったか - 。」 なんて。 / かいろ代わりにするな。 )、
はーあ..、 ( まさか熱を出すなん
なんて、思考を浮かべながら、自分のベッドに腰掛けた。
学生寮だからか、友達は何人も遊びに来てくれる、が、
結核という大きい病気な故に、喋るのもつらい。
胸は痛いし、息がしにくい。
はああ、と深い溜め息を吐き出して。/ざまあ^p。
.. くしゅん、 .. 寒い。 ( 冷たい風が少女に吹き付けた途端、少女は小さな嚏をした。 然し、己の抱いていた仔猫が震えているのを見れば己が巻いていたまふら - を仔猫に巻いてあげ抱きしめて。 / 宇和 - 。 )
あ、 ( こん、こん、と咳き込んだ後、昨日の出来事を思い出した。
休むっていう事、伝えれなかった。
ゆっくりと体を起こし、携帯電話を開いた。
こん、こん、と咳き込みつつ、
電話を掛けたのは彼女だった。/ かけんな。 )>ひよちゃん、
.. Σ 、 電話っ。 ( 静かな中庭に響き渡る着信音に肩をびくぅ、と揺らせば制服のポケットから慌てて携帯取り出せば、「 はいっ、七海 日和 ですっ。」 と天然ぶりを発揮しつつ電話に出て。 / お馬鹿さん。 )> は - くん。
ふふ、そんな風に自己紹介しなくても大丈夫だよ。 ( にこり、と笑みを浮かべた彼。
現在の時刻、三時間目の休み時間。
何とかまだ大丈夫だろう。
「ひよちゃん、昨日は行けなくてごめんね、?、
少し、風邪こじらせちゃって、結核になってさ-..、今日も行けなさそう。
..あ、と、生徒会の仕事、しなくて大丈夫だよ。」
にこり、と微笑み乍、 続けた。
話の内容中に、咳き込む事は幾度かあって。/ざまあ^p)>ひよちゃん、
えっ、大丈夫ですか!?、 ( 相手の声と同時に聞こえる数回の咳に心配になれば尋ねて。「 昨日のことは、気にしないで?、 体調悪いなら、今日も無理して来なくても良かったのに .. 。 生徒会のこと、了解です。 」 と手短に済ませれば。 / 阿野。 )> は - くん。
大丈夫だよ、良く有ることだから。
( にこり、と微笑み続けた。
電話口から聞こえる相手の声に、少し安堵しながら、高熱の為か鈍って来た思考を働かしていた、つもりだった。
不意に口から突き出た言葉、
「...ひよちゃんにさ、会えなかったらこんなにも寂しいって、本当に自覚するよ。」
口から出た言葉の後、吃驚したのは彼自身。
まあ、本音だからいいか。
ゆっくりと微笑み、また口を開いた。
「...ひよちゃん、だーいすき。」
/ やめて。)>ひよちゃん。
良く有ることって .. 、心配です。 ( 眉を下げてぽつりぽつり、と話して。お見舞いに行きたい、と思うも中々言えず。 相手の発言に暫く目をぱちぱちさせれば、「 .. 日和もです。 会いたいです、は - くんに .. 。」 思わず心の中で思っていたことを口に出してしまい、はっ 、 とするも時既に遅し。 慌てて、「 今のは、聞かなかったことに .. 。 日和も は - くんの事大好きです。」 と。 / .. 。)> は - くん。
( とと、ひよちゃん、寂しい思い、させてごめんね、? ( 頭撫で撫で、/ さわらない。
明日は開けそうだから、来てくれるの、楽しみにしてるね、
とと、じゃあ、お休み、( 頬ちゅ。/ うげえ。)
(ー、 あげます。
は - くん、もう来ないのかな .. 。 ( 屋上で、冷たい風に当たり乍彼の名前を呟く少女。風邪を引いた、という彼からの伝言は聞いたもののあれから数日は経っている為、心配しているらしい。ほっとここあを一口飲めば、「 あったか - 。」 と呟いて。
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