シンジ 2012-12-30 17:18:57 |
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陰隲録
陰は「冥々」、隲は「定める」。と言うても難しい話ですね。
陰隲録は袁了凡(エンリョウボン)が、自身の人生を記した書物です。
袁了凡は、医者を目指していた時占い師に出会った。占い師が袁了凡を見て「医者ではなく官職に就け。官職の科挙は及第する事が出来る。何年何月に死ぬ。子はない。」と仰った。他にも細々と述べた。
すると袁了凡の人生は占い師が言った通りになった。
ある時、袁了凡が寺にいる時のこと、禅師が袁了凡を見て「歳のわりに貫禄のある方だ」と話をしてみた。
袁了凡が自身の経験を語る。
「自分の人生はあの占い師が言った通りになっているのです。人間の人生はもう決まっていてなるようにしかならんのです。」
禅師言う
「それが本当なら古の聖賢達の努力は無駄と言うことではないか。詰まらん悟りをしたものだ。(超簡略)」
これを聞いた袁了凡は冷や汗をかいて愕然し、目が覚めた。
これを機に占い師の予言ははずれる。
人生は好転して子供を得て死の予言した時が過ぎても健康。
「人生は決まっている」という宿命感から、自身の努力で「変えていく」を教える書物として袁了凡が子供に残したのが
「陰隲録(インシツロク)」だ。
人間の威厳
人間は正しく生きる努力をせねばならない。その第一歩としても心得てほしい。
『皆がやっているから』
何かするにも流行云々で自分自身が御無沙汰になる。
この「現代の習慣」といっていいものを捨て去ってほしい。
此れを捨て去り、もっと人間の本質である直感や霊感をもって物事を判断し生きるべし。
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