…小説…

ここにきて初めて歌音は自分の中の警告ランプが激しく点滅する

推測母親が鬼の形相で部屋に入ってくるまで20秒あるとみた

勢いよく起き上がり布団を綺麗にするまで5秒

大阪のデパートで買ったお気に入りの櫛で寝癖を直すまで3秒

フェイスバンドで前髪を上げるまで4…6秒

顔を洗い終わるまで4秒

あと2秒、落ち着いて準備を…
と、足が地から滑って離れた

つまり､こけた

調度母親が部屋に足を踏み入れ…｢あんた、何してんの…｣

呆れたように見下ろされた

改めて

｢いってきまーす｣
真新しい制服に腕を通し､折れがないか確認してから家を飛び出す
｢お母さん、後からいくからね―｣
後ろから母親が言うと
直ぐに駆け出した

よくあるあれだ
【私、浅間歌音♪今日からピッチピチの高校一年生!えへっ｡今日実は朝からママをおこらせちゃった…反省…でもでも、晴れの高校生だもん!楽しまなくちゃ!!】
的な

まぁ残念ながら当の主人公はエンジョイ!高校生★を目指すような女子ではないのだが……

そして今に至る

｢えっと…一体此処はどこでしょう…?｣

何処かわからなくなった
厳密にいうと迷った｡迷子だ

いかにも高級品!みたいな白いオブジェと噴水が目の前に…

｢やば、もしかしなくてもあたし…迷った…｣

まさか高校一年で迷子になるとは考えても無かったんだろう

肩を落とし､とぼとぼと歩く


｢あ……｣

ふと顔をあげるとそこはまるで
トトロの森みたいな

幻想的な庭だった―――――――――――

私もケータイ小説ですが私も小説が大好きです

佳奈さん
コメありがとうございます
私も小説が大好きすぎて自分で書いてみてます(笑

イキナリ始めたからワケわかんないですねー(笑

グダグタですが、精々頑張りますので
温かい目とコメで見守ってくださると光栄です

たまーに、コラム的なこともやっていこうと思ってます

ご静聴ありがとうございました(__)