ディア 2012-12-15 11:59:56 |
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~回想:幼少期~
デ「父さん・・・?母さん・・・?どこに居るの・・・?ねぇ・・・ここ、怖いよぉ・・・」
少年は物心つく前、つまり、生まれてすぐにこの第一監視部に入れられていた。
その時はまだ問題を起こしていなく、特殊人物扱いだった。
監「お前の両親は事故で死んだ。ここはお前を保護するための施設だ。」
デ「死んだ?・・・うぅ・・・そんなぁ・・・やだよぉ・・・会いたいよぉ・・・」
幼かった彼にとって、両親の死はとても辛く苦しいものだった。
だが、時が経つにつれ、少年は現実を受け入れていった________が
監「ほらよ。今日の飯だ。」
デ「ぁ・・・ありがとう」
監「なぁ、知ってるか?((ヒソヒソ」
監2「何がだよ?((ヒソヒソ」
デ「・・・」
監「あのディアって奴ぁ気づいてねぇようだが、あいつの両親が死んだのはあいつの能力のせいらしいぜ。というより、オレらの監視長が両親を殺したらしいけどな。((ヒソヒソ」
デ「っ!?」
監2「えぇ!それぁ本当かよ?((ヒソ」
監「シィーッ!声がでかい!あいつに聞こえちまうだろ!((ヒソヒソ」
監2「す、すまねぇ・・・((ヒソヒソ」
監「・・・とにかく、この事は・・・特にディアには内密だぜ((ヒソヒソ」
_______その時
監2「お、おう・・・」
___________呼び起こしてしまった
デ「ねぇ・・・」
監「((ビクッ な、なんだ?もう飯食ったのか?」
監2「ぉ、おい・・・もしかして・・・さっきの話・・・聞かれてたんじゃ・・・((ヒソヒソ」
監「ば、馬鹿いうんじゃnっ!!!???・・・・・((バタッ」
監2「っ!?お、おいっ!おい!ど、どうしちまったんだよ急に!・・・おい・・・まさか・・・死んでるわけじゃ・・・ねぇ・・・よな・・・?」
デ「さっきの話・・・本当なの・・・?」
監2「っひ、ひぃっ!し、しらねぇよ!お、俺ぁただ、こ、こいつから・・・っっ!!((バタッ」
デ「僕を・・・怒らせるつもり・・・?」
___________真の能力(ちから)
~回想:幼少期2~
数十年、いや、数百年前の新聞の記事にはこう書かれていた。
【世界有数の能力管理支部、謎の少年ただ一人によって壊滅】
_____そう。
あの少年の能力を一時的に覚醒させたあの日、数時間とたたずしてその少年はその施設を壊滅させてしまった。
そして少年は、生まれて初めて、外の世界へと旅立った。
__________だが、
少年は、覚醒時以外は、自分の能力を上手く操る事が出来なかった。
そして彼は、罪の無い者達の生命(いのち)を奪ってしまった。
少年は自分がどういう存在なのかを知り、今までの行為を悔やんだ。
___________涙。
その時、少年は独り涙した。
彼の能力、それは全ての生命を奪う最強で最悪の__________________
______「死の呪い(death curse)」。
~回想:少年時代~
少年はずっと独りだった。
家族は居ない。友達も居ない。頼れる仲間も居ない。
ずっと孤独だった。
彼は生命を奪ってしまう能力ゆえ、人に見つからないような場所に、身を隠していた。
そこは、神秘(mysterious)と言われている森の奥だった。
少年にとってその場所は心が安らぐ所であった。
だが、時折暴走してしまう自分の能力を抑えきれず、その森を枯らしてしまう時が何度もあった。
しかし、不思議な事に、その森は何度枯らそうが、翌日経てば全て元通りになっていた。
その事に少年は、最初は驚いたが、だんだんと慣れていった。
数年が経ち、風の噂で、少年はこんな事を耳にした。
【壊滅した能力管理支部、この数年でようやく元通りに】
そして少年はもう一度_______________________
_________そこに入る事を決心した。
~回想:数十年前~
それから新能力管理支部・第一監視部に自ら入った少年は大人しくしていた。
だが、最重要危険人物として扱われていた。
____それは、数百年前の事件の事で警戒されているからだった。
少年はもうとっくの昔に命を奪わないと誓っていた。
そんな少年の気持ちはさぞ知れず、監視人達の間で、こんな合言葉が出来ていた。
________近づいてはならない。
________関係を持ってはならない。
________油断してはならない。
そして__________________________
_______覚醒させてはならない。
…ふあ~……ん?(欠伸をしながら声が聞こえた方を見て)
ああ…よろしく(眠そうに横になったまま言い)
(参加許可ありがとうございます。これからよろしくお願いします)
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