マリー 2012-12-09 17:05:43 |
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もう少し詳しい自己紹介をしておきましょう。
名前:マリー
性格:はちゃめちゃだと自分では思うw
性別:一応女の幽霊。
ポジション?:店長。
よろしくーーー。
僕はとにかく、走ってた。
なんでかは、よくわからない。
とにかく、逃げなくちゃ。と思ってたのはわかる。
どこか見慣れた路地に入った。
誰かが追いかけてくる。
誰なのかは覚えてない。
だけど、急に黒い猫がこっちに走ってきて・・・
そこで記憶が途切れた。
おきたら、真っ白なベッドにいた。
まわりには誰もいなくて。
自分が誰なのかもわからなくて。
僕は、誰なんだろう―――。
とにかくここから出なくちゃ。
とりあえず真っ白なベッドから降りると
鏡があった。
のぞくと、10代の男の子がいた。
黒い髪にくまができた目。
青白い顔に、どこか恐怖を感じる。
真っ白なTシャツに血痕・・・。
腕には包帯。
これは・・・僕?
すると、どこからか声が聞こえた。
声が聞こえたほうを振り向くと知らない少女がポツンと立っていた。
「だれだろう…?」
僕は怪我で痛む体を引きずり少女に近づいた.
「…うっ」
その少女を近くでよく見てみると、右腕が無い…
さらに、眼球もなく、真っ黒に窪んだ目でこちらを見ている。
少女は再び口を開いた。
「私の右腕はどこ?」
「う、うわっ!??」
やばい!なんだこの子!!?
危険を感じた僕は一目散に逃げ出した、
「とにかく外へ出よう!」
扉を明け、少女から逃げ出した僕がその先に見たものは…
そこには、黒い髪の女の人が立っていた。
真っ白なワンピースを着ている。
かなりの美人だが・・・。
ワンピースに大量の血痕がついている。
かなりヤバそうだ・・・。
僕は恐怖に顔を引きつらせ、
女の人と少女から逃げた。
「・・・ハァハァ・・・」
あれから5分が経過した。僕は今階段を上っているところだ。
さっきから振り向いてはいるがあの二人は追って来ない・・・。
よかった・・・。
思わず腰を下ろした。
なんだあれは・・・。まるでホラーゲームじゃないか?
僕は引きつり笑いを浮かべた。
そしてとりあえず落ち着いて中を観察した。
階段から見えるのは・・・たくさんの部屋(どれもドアが閉まっている)とイス。
どうやらここは病院のようだ。
こんばんは~
さっそくだがかこう!
すると後ろに気配を感じた。
もしかしたら・・・と思い身構えたが
後ろにいたのは看護師だった。
「えっと・・・303号室の那室さん?」
看護師はカルテ?のようなものを見ながら僕を見据えた。
僕は自分の名前がわからない・・・。
「あ、あのっ」
とりあえず出した声は少し低く、くぐもっていた。
「ぼ、僕・・・自分の名前がわからないんですけど・・・。」
どもりながらだがちゃんと言えた。
すると看護師は驚いた様子だったが落ち着いて、僕に言った。
「えぇ。わかりました。あなたは脳に少し損傷があったので
それぐらいの障害ができてしまったのは予測しています。病室に戻りましょう。」
看護師はそういって自分についてくるようにうながすと、階段を下り始めた。
僕らは病室に戻るまで、いろいろな話をした。
僕の名前は「那室瞬夜」というらしい。
そして、事故にあい、ここに入院していたらしいのだ。
どんな事故なのか聞いたが、看護師はあいまいに笑っただけで、教えてはくれなかった。
廊下に向かうと僕はさっきの腕のない恐ろしい少女や、
美しい大量の血痕がついた女性いついて思い出した。
「あ、あの!さっき病室をでるとき・・・」
僕は看護師にそれを聞く前に口をつぐんだ。目の前に恐ろしい光景が。。。
なんとさっきの美しい女性がいたのだ。
僕はたぶん、真っ青になっていただろう。
その女性をみるなり、僕は後ずさりした。
女性にはかわらず大量の血痕が・・・。
看護師を見た。驚いたことに、看護師は平然としてその女性にあいさつしている。
な、な、なんなんだ!?
僕が口をあんぐりとあけていると、女性がいたずらっぽい笑みをうかべてじりじりと近づいた。
そして・・・。
「瞬夜ーーーーーーーーー!!!!」
僕に飛び掛って・・・
ん?これは・・・飛び掛ってきたというより・・・
抱きついてきた?
彼女は僕に抱きついてじたばたしている。
襲ってくる気配はない。
僕があっけにとられてると彼女は
「何やってるんだよ?」とでも言うような視線で僕を不思議そうに見ている。
誰なんだ?この人は・・・・・。
僕は一瞬で過去の記憶を手繰りよせ彼女の事を思い出そうとしばし考え込む。
「瞬夜? もうすぐ点呼と白物回収の時間だから部屋に戻ろう?」
うん? 白物回収? 聞き慣れない言葉に戸惑いながら少女と共に部屋へと戻る。
そして、僕は血塗れで平然としている少女に疑問を投げ掛けた
「 あ、あの、 僕は黒い猫に出会って、気付いたらココにいて何がどうなっているのか
全然解らないんだ…。ここは何処で、君はなぜ僕の名前を知っているのか、なぜそんなに血塗れ
なのか、右腕のない少女もいるし、家に帰るにはどうしたらいい?」
僕の頭は混乱していて、足はガクガク震えてパニックを起こしそうだった。
血塗れの少女…(略して血ー子 ((ちーこ)) は微笑んでいる。
その表情が僕の不安をさらに掻き立てる。
「 うん? そんな事より白物を回収出来るように準備しようね! 」
まただ、 さっきの看護師も 、ちーこも僕の質問の答えをはぐらかしている。
何なんだ!? 何がどうなっているのか訳が解らない。 しばし考え込む。
「あ、白物っていうのは シーツや布団カバー、枕カバーの事だよ?」
ちーこはせっせとカバーを外して綺麗にたたんでいる。僕も思考を止めて手伝う事にした。
「 うん、これでよしっ! あとは点呼を待つだけだね」
その時、病室の扉が勢いよく開かれ病室の中に誰かが入って来た。
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