水守 2012-11-15 19:02:40 |
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……はぁ…っ(自分の部屋へと着き、寝室で鞄を放り投げてズルズルと壁に凭れて地面に座る
…はっ、随分と無様になったものだ…(いつもの様に敬語でなく、自嘲しながら顔に手を当てて呟き
けど、今の私にはどう判断したらいいのか分からないんですよねぇ…(助けると約束したのに破ってしまった自己嫌悪と、相手が勝手に行ってしまったと言う猜疑心との間で揺れ
…とりあえず寝ますか(ふらふらと立ち上がり、力なくベットに倒れ込み
どうせバイトまで時間もありますし、学校はもうすぐ冬休みでしょうから…ちょっと位は寝れますよね(部屋の時計をチラリと見て
さらに地に染まり部屋へと戻ってくる
誰もいない部屋が嫌で机の上の物を床へとぶちまける
はぁ…はぁ………………
夢だよ…あれは夢だったんだ!!(勝手に溢れ出す涙を気づかないふりをして血を流す腕に爪を立て傷口を広げる
……ん…(しばらく何にも遮られずに寝て起き、何もないことに変な落胆を覚え
…当たり前でしょう、私から落ち着こうって言ったんですから…(苦笑しておき上がり
…あのままあの場所にいたら、変な苛つきを水守にあたってしまってたかもしれませんからね…
それだけは避けなければ…(ぼんやりと天井を眺め
部屋に居たくなくて再び出ていこうとした時体の力が抜け、その場に倒れる
ロミア
倒れた水守の側に座り水守を見下ろす
こんなに荒れたのはあの人が死んで以来なの…
早く立ち直らないとこのままじゃ……
力は、決して有限じゃないのだから(水守から視線を外し空を見上げる
……ん…(ふと電話が鳴って面倒そうに電話をとり、相手の名前を見ると嫌そうに出
…もしもし
「うわぁ、声低っ!何、機嫌悪いの?」
…朝から電話をかけないでください、理玖。
迷惑ですし、私は今とてつもなく機嫌が悪いんです。
「ははぁ〜ん、あの水守君とやらと喧嘩でもしたのか?(ニヤニヤ」
…昔からそういう私以上に勘がいい所が私は大嫌いですよ(察せられた事に対して深く溜息をつき
「どーせお前の事だから言いたいこと全部言わないでこじれちゃったんだろ?」
…放っておいてください(むっとするが言われた事は当たってるので電話を切らず
少しはサービスなの(そういうと傷の深い場所を少しずつ治していく
ある程度血が止まったら疲れたように水守のすぐそばで丸まりそのまま寝息をたて始める
さすがに今日はこの辺で
ヤンデレサイコーーー→ 叫びたかっただけ(笑)
「ダメだぞー?人には言わなきゃ伝わらない事だってあるんだから、なー」(けらけら
…そんな小学生でも習うようなこと分かってますよ、馬鹿にしないでください
「いやいやいや、叶斗は分かってない分かってない」
はぁ…もう切りますよ?
はーい、おやすみなさい…zzZ
お、お疲れさまです(笑
夢を見てうなされる
…ま……えの…せ………いだ
少しずつ近くなっていく声を捜すように振り向いた瞬間目の前に血まみれの叶斗が現れる
お前のせいだ(恨みをぶつけるような瞳をみた瞬間俺は起き上がる
上がった息を整えながら額を流れる汗を拭く
はぁ………(大きなため息をつくとペンダントを持ち窓際に座り空を見上げる
上げときます
「ま、変な気は使うなって話♪
お前と何年の付き合いになると思ってるんだよー?」
…はぁ、肝に命じておきます。(溜息をついて電話を切り
とは言え、いきなり何かが変わるわけじゃないですしねぇ…(ぼんやりとただ宙を見つめ
…気分転換に散歩でもしてきますか(立ち上がり、支度を始め
上げときまーす
手のひらで仄かに光るペンダントを眺めていると腕に巻かれたまま地に染まりきっている包帯が目にはいる
叶斗………………痛いよっ!!(包帯が目に入った瞬間先ほどまで全く感じていなかった痛みが甦る
あの時、何であれほどまで叶斗が怒ったのかが分からない
だって、俺は………俺に関わるとみんな不幸になるんだ(みんなそう言っていたんだ)
なら少しでも関わらないように…誰にも見つからないようにそっと隠しておきたかったんだ
早めに帰ってくれば平気だと思ったんだよ(静かに流れ出す滴は時を増すほどに増えていく
なのに、なんで俺は独りなの?
側に居てくれるって言ったのに(しゃくり上げながら叶斗が巻いた包帯に額をつける
ふぅ…(支度も終わり、とはいっても行く当てもないままふらふらと歩き
今の時間だと、流石に冷えますかねぇ…(のんびりと空を眺めて見上げながら
ま、別にそこまで感じないからいいですが…
気分転換にとはいえ、どこに行きますかね…
…あぁ、久しぶりに森に遊びにでも行きますか(引き返し
すみません、明日ちょっと早めなので今日は失礼します!
おやすみなさい…
しばらくその状態でいるが携帯の着信音で顔を上げる
仕事か………(メールの内容を見ると立ち上がり今までいた場所に出来ている血溜まりを水で洗い流すとそのまま部屋から出ていく
昨日は来れなくてごめんな人( ̄ω ̄;)
ちょい実家に帰って荷物の整理してた
……ふぅ、やっぱりここに来ると落ち着きますねぇ…(森のちょっと深い所にある、大きな樹の根元まできて座り
やっぱり自分の能力のせいもあるんでしょうが、久しぶりに来てもここは変わりませんね…(夜空を見上げ、ゆっくりと目を閉じ
じ、自分こそずっと祖母の家にいて…;;
久しぶりですみませんヽ(´o`;
ロミア
水守が部屋から出ていくとムクリと起き上がる
はぁ………やっぱりこのままだとダメなの
さっさと二人に仲直りしてもらわないといい加減ご主人様の体が持たないの…
先ほどまで水守の血で濡れていた床に残っていた血を舐めると次の瞬間にはその場から消え去る
めっちゃ眠い(´д⊂)‥
もしかしたら途中で寝るかも…
…水守は無茶してないといいですが…(目を閉じたままボソッと呟き、その後悲しそうに自嘲し
まぁ、私が心配しても無駄かもしれませんね…彼は、何度いっても聞きませんから…(悲しそうに笑って、静かに涙を流し
む、無理しないで寝てくださいね?
明日も平日なんですから…σ(^_^;)
ロミア
叶斗の気配を捜しだし目の前に現れる
叶斗様はこんなところでなにをしてるの?(冷ややかな目で見る
ご主人様と一緒にいるって言ってた言葉をもう撤回するつもりなの?
それくらいの覚悟で言ってたのなら最初から関わらないで欲しかったの(悲しげにうつ向き
叶斗様はご主人様から離れたければすぐに忘れてしまえるかもしれないの…
でも、それはご主人様には出来ないの…
一度懐に入れてしまっていたからこそ………(まなじりに微かに涙を浮かべ
ご主人様は今度こそ壊れちゃうの…
きっと次はもう治らない………
だからボクたちは叶斗様に賭けたのに
しょせんその程度の覚悟だったのなら最初から関わらないで欲しかったの(叶斗の目を見上げ怒ったように言う
仕事は平日、休日普通に関係ないけどね★
明日までは仕事だわ
あ~あ、クリスマス何てなくなればいいのに~~(m´Д`)m
あぁ、ロミアでしたか…(ちらっとロミアを見て、見つからない程度にさっさと涙を拭き
…別にこのまま別れるつもりはないですよ。
ただ、私はもしあの場所にとどまってれば、自分への自己嫌悪と…こんな事を言ってなんですが、黙って出て行った彼に猜疑心すら抱いたんです。
あの場所にとどまってればこんな感情のまま彼に接して、もしかしたら当たっていたかもしれないと思うと…(ふ、と顔を反らして空を見上げ
だから、一旦落ち着く為に離れたんです…私も、これからどうしたらいいのか分かりませんけど(自嘲した様に笑い、気づかない間に涙がこぼれ
お、お疲れ様です( ̄^ ̄)ゞ
クリスマスは休みとしてはちょうどいいです…部活もないので(笑
叶斗様はあの時、自分の思ったことを伝えるべきだったの
ご主人様は言われないと分からないの(声のトーンを落とし
今までずっと独りで生きていて数年ぶりに出来た大切な人
きっとご主人様、次こそ守りたいと思ったんだと思うの………
あの時、力に目覚めなくて守れなかったから
もう次こそ壊されないように、無くさないように…
大事に大事に、隠しておきたい
そう言ってたの(叶斗の目の前に座り込み
こないだ彼氏と別れたばっかりでね…
まぁ、微塵も後悔してないけどね☆
どこに行ってもリア充ばっかで………
この時期に愛を誓い合う二人に破滅が訪れますように←ただの僻み(笑)
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