水守 2012-11-15 19:02:40 |
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寝た、かな?
寝息が聞こえ出すとそっと叶斗の腕の中から起き上がり服を着替える
ごめんな(部屋を出ていく瞬間一度だけ振り向くと叶斗に向かって謝る
叶斗を置いて向かった先は仕事場
そこは精霊の暴走により荒れ果てていた
どんなに叶斗がいいって言ってもやっぱり俺は巻き込みたくないんだよ(瞳を揺らし呟く
ロミア(名前を呼ぶと足元にロミアが現れる
ロミア
ご主人様、また叶斗様に怒られるよ(呆れたように
いっそ、愛想を尽かしてくれればいいのに
そしたらこんなにも怖い思いをすることもないのに(悲しげに笑い
さあ、そんなことはいいよ
仕事を始めよう
ロミアはこの辺り一帯に結界を張れ!
絶対に逃がすなよ(先ほどまでの表情を消しニヤリと笑った顔を作り上げロミアが張った結界の中に入っていく
((本体会話をいきなり入れるのも申し訳ないです。
この展開になると私がここから先の展開についていけないのですが…;;
えっと、想像力足らずですみません;;))
…はぁ、水守。別に怒るつもりもないんで入ってきてください(気配を察して溜息を吐き、飲んでいた珈琲を机に置いて傍に手当てする道具を置き
声を掛けられビクッと体を硬直させる
(ど、どうしよう!?そうだ、せめて隠そう)
半ばパニックに陥り、服の時間を怪我をする前まで戻す
元々長袖だったその服は怪我をしている部分を上手く隠す(顔や首など服から出ている部分以外
一呼吸置きゆっくりと扉を開ける
……、もう何も言いませんよ(水守の行動をなんとなく察し、諦めた様に目を伏せ
ほら、傷口を見せてください(ふ、と手当てする道具の方に目をやり
嘘つくのはやめてください(きっぱりと即座に返し
…いったじゃないですか、分かりやすいんですよ、君は(自嘲する様に笑い(さっきからあまり笑っていない
あ、うぅ…(なんかさっきっから怖いぃ(涙目のままさらに誤魔化そうとする
怪我してないもん(先ほどよりも勢いがない
言った瞬間腕から流れ出た血が床に落ちる
っ……(いつもより強く、腕を引っ張って袖をまくり
…ほら、そういう意味のない嘘はやめた方がいいですよ(傷をみて無表情で呟き
……(無言で消毒して包帯を巻いたりして手当てし
……、ほら、出来ましたよ(丁寧に見える範囲は全て手当し、道具を自分の持ってる鞄にしまい
…今日は一度自分の部屋に戻ることにします。(顔を見ずに立ち上がり
…大丈夫ですよ、別に君を嫌いになった訳じゃないですから(声色は少し柔らかくなるが目を合わせず
ただ…君が何故そうするか、気持ちの整理がつかないだけですよ(そのまま玄関へと歩き
…お互い少し落ち着いて考えるべきですよ(靴を履いて鞄を持って背を向け
…私自身、どうしたらいいのかわからないんですから…(一言ボソッと呟いて外に出て
………まっ……………(必死に出そうとした声は声にならずに虚しく消えていく
パタパタと床に滴が落ちる
無意識のうちに顔に手をやると涙が溢れていることに気づく
こ、れで…良かった…んだ
ここで離れてしまえばまだ大丈夫…独りで立ち上がれる(嗚咽で声にならなくても必死に言葉を紡ぎ出す
まるで自分に言い聞かせるかのように
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