神凪学園（BL）　

叶斗
ほんとか？（顔をのぞき込み、しばらくすると満足そうに元の位置に戻り

でも俺はタチ悪いってのはたまに褒め言葉に聞こえるけどな（笑

ま、ため息つくなって

幸せは1つ逃げていくと芋づる方式にずるずると何個も逃げていくからな!!

例え迷信でも幸せは逃がさないに越したことはないだろ？

水守君
私にとってはタチが悪いとは陰口だと思うんですがね…(仕方なさそうに苦笑
幸せとは不確定要素ですが…そうですね-(少し考えるようにぼんやりと宙を見
まぁ今は水守君の迷信とやらを信じておくことにしますよ(ふっ、と笑い

叶斗

叶斗はそうやって笑ってると良いよ

俺、叶斗の笑顔が好きだ!!

だから、何かあったら俺が守ってやるからな（にぱっ

水守君
そこまではっきりと好意を示されるのは初めてですね…(戸惑ったように、眉を下げ
というか年下に守られるほど私は弱くありません、自分の身くらいは自分で守れますよ(ふん、と言って立ち上がり、少し歩き出し
…その台詞、そのまま君に返してあげます(少し行ってから立ち止まって振り返り、少し微笑み

叶斗
顔真っ赤にして何も言えず

･･････････････あ、明日もここに来いよ

俺も今日はもう帰るからまた明日!!

水守君
クス……(相手の反応を見て笑い

あぁ、遅くなるかもしれませんがこれたらくる事にします
私もそろそろ眠いので…また明日(ふぁ-…、と欠伸しながら歩き出し

上げ～

誰か来ないかな～？

今日も随分と寒いですねぇ…(面倒くさそうにブツブツ呟き
こんばんは

上げ～

うぉっ!!

びっくりしたぁ････

叶斗、来てたのか!!

軽く寝てたわ（照

なんですか、気づかなかった君が悪いのでしょう?(ふん
そのまま寝ててくださってもよかったのですよ、その方が静かですし…

ええ～なんか怒ってる？（下から機嫌を伺うようにのぞき込む

それに寝てた方が静って･････････俺、うるさいか？（しょぼん

いやいや、これがいつもの私ですから?(覗き込んで来る相手に苦笑
まぁ、静かだとは言えないんじゃないですか?
それに眠たい時は眠るに限りますから…(ぷい、と顔をそむけ

まあ、おとなしくしろって言うならキャラ変えても良いけど･･･････

どうせこれも表だけな部分もあるし（一瞬だけ無表情

ま、叶斗が良いんならどんな俺でも良いぞ!!

叶斗はどんな奴が好きなんだ？

出来れば叶斗の好みが知りたいな（服の袖を引きながら少し俯き加減

好み…ですか?(不思議そうに首を傾げ
そうですね…(口に手を当てながら考える仕草をし
…その人らしさが出てるならいいんじゃないですか?
私はいきいきとした、その人らしい人が好きですね(ふ、と少し微笑み

なら、もうしばらくは･････このままでも良いか？（俯き加減少しどこか影のある笑顔

いつか、本当の俺が出せるときには少しだけ････････話を聞いて欲しい

…私は別に無理をさせてまで話を聞きたいとは思わないですよ(苦笑して肩をすくめ
けど話したい時の話し相手くらいにはなってあげます(ポン、と頭を軽く撫で

ありがとな

な、なぁ、嫌じゃなかったらで良いんだけど･･････････

えっと、その･･･････（どもり

…なんですか?言いたい事があるならハッキリと言ってください(ちらっと相手を見
別にゆっくりでもいいですから…(ゆったりと構え

え、っと･･･････････････な、




も、もっと頭撫でて（/////

や、やっぱりなんでもない!!!

言った途端、真っ赤になり逃げだそうと走り出す