愛羅 2012-10-26 19:01:51 |
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1.Prologue(初音ミク)
道に迷って、
目の前に建っていたのは 大きな建物。
こんな人通りの少ないとこなのに…
とりあえず、道案内してもらえる人がいるかも
しれないから中に入ろう。
ここからアタシの人生は大きく変化したのだった―――…。
【END】
※とりあえず今日は落ちます。また明日来ますね
―初音ミクSide─
「ああ、あいうえお~
か~きくけこ~」
今日はPV撮影当時。
いつものメンバーと
撮影することになった。 「ミク、何してるの…?」
「発声練習。」
苦笑いで問い掛けてくる KAITO兄さんに、アタシは
平然と答えた。
「それが?」
「これが。」
隣でバナナとみかんを欲しがってる人達を放って アタシは発声練習の続きをすると…
「皆ー、そろそろ行くわよ」
MEIKO姉さんの声が聞こえたと同時にアタシ達は 「はーい!」と元気よく返事をした。
―撮影終了―
「ふぅ~!以外とP撮って
疲れるね~」
「P撮って何すかGUMIさん…。盗撮みたいだな何か」
「ん?PV撮影のこと~
さてさてニンジン補給でもしますか」
レンくんとGUMIちゃんの会話をネギを食べながら ボーッと見ていると、
誰かがアタシの肩を軽く叩いた。
「ミク、ネギトロ丼でも
食べない?」
「ナイスルカさーん♪」
アタシは割り箸をパキッと切り分けネギをすくった。
「ねぇねぇ、ところでKAITO兄さんの好物って知ってる?ルカさん」
「どうして?」
ルカさんはトロを口に入れようとする前にアタシを見つめた。
「ん~…何となく。」
「…確か…アイスだった ような…大人でアイスが好きって子供よね」
クスッと笑うルカさんに アタシは「ふーん…」と
納得した。
「でも珍しいわね、ミクが KAITOの話題するなんて…何かあったの?」
「そ…そうゆうわけじゃないけど…」
「じゃあ何よ?プレゼント だとしてもKAITOの誕生日はまだまだだし…
…まさか好きとか?」
ドキーン!!
ルカさんは冗談のつもりで言ったのかもだけど、 実はその通りなのだ…。
「………まさか…図星?」
アタシは浅く頷いた。
ルカさんは一瞬少し目を見開いたけれど、すぐに
優しく微笑んだ。
「いいと思うわよ?って言うのも変だけど…
あいつ馬鹿なとこもあるけど、ああ見えて結構頼りになるし。」
アタシは黙ってルカさんの言葉を聞いた。
「それに好きな人もいなさそうだしね。」
ルカさんがKAITO兄さんに目を移し、アタシもルカさんが見てるのと同じ方向に目を移した。
のんきで、何事も考えてなさそうな顔。
「ま、とにかく頑張りなさい♪アタシも応援するから」
ルカさんがアタシの肩にポンッと手を置いた。
「ありがとう」とアタシも微笑み返し、残りのトロを食べた。
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