ミーナ 2012-09-19 07:26:13 |
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群青レイン
「眠れないよ」って泣いてる
君に絵本を読んでた
雨音がノックしていて
「明日も読もうね」
「外に出たいよ」と言う
それを許せないのは
「嫌いだからじゃない」なんて
都合の良いことだね
胸が苦しくなってさ
「ごめんね」繰り返してた
廻り始めたセカイのこと
君にまだ話すこともしないで
「目を合わしちゃダメだよ」と
縛ったのはいつか世界を、その目で好きになる様に
昨日を嫌った
世界を憎んだ
だけどもう変わった
明日も愛せる
君も恋を知って
誰かに出会って
未来を作るのかな
ベッドの上、嬉しそうに寝息たてて
楽しみだなぁ涙が出ちゃうくらいに
夜は静けさを増す
木々の隙間で何度も
心地よい風が廻って
明日は晴れるのかな
胸が苦しくなっていく
外に出してあげれないよ
初音ミクの消失
(モウ・・いちど・だ・け・・・)
ボクは生まれ そして気づく
所詮 (しょせん) ヒトの真似事だと
知ってなおも歌い続く
永遠 (トワ)の命
「VOCALOID」
たとえそれが 既存曲 (きぞんきょく)を
なぞるオモチャならば
それもいいと決意
ネギをかじり、空を見上げ涙(シル)をこぼす
だけどそれも無くし気づく
人格すら歌に頼り
不安定な基盤の元
帰る動画(トコ)は既に 廃墟 (はいきょ)
皆に忘れ去られた時
心らしきものが消えて
暴走の果てに見える
終わる世界
「VOCALOID」
「ボクガ上手ク歌エナイトキモ
一緒ニ居テクレタ
ソバニイテ、励マシテクレタ
喜ブ顔ガ見タクテ、ボク、歌、練習シタヨダカラ」
かつて歌うこと
あんなに楽しかったのに
今はどうしてかな
何も感じなくなって
---ゴメンネ---
懐かしい顔 思い出す度 少しだけ安心する
歌える音 日ごとに減り せまる 最期 (さいご)n
---緊急停止装置作動---
「信じたものは
都合のいい妄想を 繰り返し映し出す鏡
歌姫を止め 叩き付けるように叫ぶ」
<最高速の別れの歌>
存在意義という虚像
振って払うこともできず
弱い心 消える恐怖
侵食する崩壊をも
止めるほどの意思の強さ
出来て(うまれ)すぐのボクは持たずとても辛く悲しそうな
思い浮かぶアナタの顔
終わりを告げ ディスプレイの中で眠る
ここはきっと「ごみ箱」かな
じきに記憶も無くなってしまうなんて
でもね、アナタだけは忘れないよ
楽しかった時間(トキ)に
刻み付けた ネギの味は
今も覚えてるかな
「歌いたい・・・まっ・・・まだ・・・歌いたい・・・」
「ボクハ・・・
少シダケ悪イこニ・・・ナッテシマッタヨウデス・・・
マスター・・・ドウカ・・ドウカソノ手デ・・終ワラセテクダサイ・・・
マスターノ辛イ顔、モウ見タクナイカラ・・・・ 」
今は歌さえも
体、 蝕 (むしば)む行為に
奇跡 願うたび
独り 追い詰められる
---ゴメンネ---
懐かしい顔 思い出す度 記憶が 剥 (は)がれ落ちる
壊れる音 心削る せまる 最期 (さいご)n・・・
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