ゼロ 2012-08-12 16:50:55 |
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【タイトル】バスターズの狩猟生活Ⅰ ~2nd Season~
【第?話】18
【サブタイトル等】嵐空ノ力
【前話レス番号】>20427
【内容】
〈ヒュォォォ…〉
シ)『…!!大空!!
くっそ…血だらけじゃねえか…』
〈ピカァァ…〉
シ)『な、なんだ!?』
[大空を光が包み込む。]
シ)『この光は確か空でDrに襲われたときの…』
〈ピカァァァッ!!!〉
シ)『うおっ…眩し…』
[大空は光に包まれ浮いている]
大)『…ルサナイ…』
シ)『お、大空!!無事だったか!』
大)『オトウサンイジメタ…ユルサナイ!!』
シ)『は?何言ってるか知らんがさっさとデスターズ潰すぞ!』
大)『シカエシ…スル!』
〈ドガァーン!〉
シ)『おわっ!』
大)『オトウサン…アッチ…』
〈ドヒュン!!〉
シ)『お、大空?…!炎神!』
炎)『シン!こいつ…操られてる!』
シ)『操られてるって…』
炎)『我の推測からするとどうやらDrが言ってた「嵐空ノ力」とやらが目覚めたようだ…』
シ)『どうにかできねえのか!?』
炎)『我らは取り込まれた以上勝手な動きは出来ない…』
シ)『くそっ…どうすれば…』
――――――――――
ラ)『お、おい!』
ダ)…なんだ。
ラ)『大空は…セツナはどうしたでヤンスか!?』
ダ)あ~あのガキ共か。
憎らしいから殺してやったよ…
この鎖でな!
[ダークネスは血だらけの鎖を肩に置いた。]
ラ)『…!?』
み)『セツナを…殺しただと…!?』
ダ)そんなに悲しいか?
人間いずれは死ぬもんだ。
それが早くなるか遅くなるかだけのことだ。
み)『…!!ふざけんなぁぁぁ!!!』
〈ヒュウゥゥゥ…バサッバサッ…〉
大)『…』
ラ)『お、大空!?お前生きてた――――』
シ){気をつけろ!!今の大空は大空じゃないっ!!!}
ラ)『は?何を…』
大)『オマエラオトウサンイジメタ。
オトウサンイジメルヤツユルサナイ!!』
ラ)『お父さん?何を言って―――――』
大)『シカエシ…スル!!』
〈ドカーンドカーン!!!〉
D)な…!
ダ)私はあいつを殺したハズだ…!
シ){ライ!今の大空は全てに敵対心を持ってるみたいだ!!
俺はとりあえずセツナとあぷをナナのいる場所まで運ぶ!!
後はヨロシク!}
ラ){は!?よろしくって…シン!!}
シ){…}
ラ)『よろしくってどうすればいいでヤンスか!?』
大)『オトウサン…!オトウサン…!』
暗)ゴアァァ?…グアッ!
ダ)暗神!暴れるな!!言う事を聞け!
暗)ゴアァァ!!!
ダ)おわっ!!
暗)グアァァ…
大)『オトウサン…ヤットアエタ…
オウチニカエロウ…オトウサン…』
暗)グアァァ…
〈バサッ…バサッ…〉
ダ)…Dr!
D)は…!
ダ)その石…不良品じゃなかろうな…!?
D)いいえ…私はちゃんと改造したはずですが…
ダ)ひとまず撤退だ!ユクモ!
ユ)分かりましたダークネス様…
ダ)ユクモに乗って帰るぞ…
D)はっ…
〈バサッ…バサッ…〉
ラ)『とりあえず終わったでヤンスか…』
み){ナナ!}
ナ){あ、みきおさん!}
み){今どこにいる!?}
ナ){エリア10です!}
み){分かった。}
『皆!エリア10に行くぞ!覚醒者は空飛べるやつは覚醒しとけ!
それ以外は解除だ!』
真&ラ)『解除!』
み)『解除!』
水)『みきお~』
み)なんだ?
水)『空飛べるやつ全員不在ッス…』
み)…///
リ)…あ!あいつがいるじゃん!
[そういうとリンは指笛を吹いた。]
〈ピュィィィ!〉
破)こんな時に指笛かよ…
デ)キェ!
破)!?
ディア!?
リ)こいつに乗っていこうぜ!
ラ)それは良い考えでヤンス!
リ)いけるか?ディア。
デ)キェ!!
リ)じゃあしゅっぱーつ!
水没林~エリア10~
ナ)あ、皆さん来ましたよ!
シ)来たか…
ラ)シン!大空が…
シ)ああ…暗神とスカイ村の方へ飛んでいったみたいだな…
ラ)スカイ村へ!?
一体何を…!
シ)とりあえずゼロとウキアとセツナとあぷを医者に診てもらわないと…
骨折もしてるだろう…
ラ)ってかセツナもあぷも覚醒してはずじゃ…?
シ)どうやらダークネスが覚醒状態を解く能力を持ってるみたいだな…
ゼ)く…そ…
ナ)ゼロさん!動いてはダメです!また傷口が広がりますよ!
ゼ)傷…ああそうだったな…
あ…シン…
シ)なんだ?
ゼ)ダズと…ケンの遺体を…
シ)そうか…埋葬してやらなきゃな…
ゼ)ああ…
ナ)…あ!
破)ナナちゃんどうしたの?
ナ)私の旧友に医者がいます!
破)!本当に!?
ナ)はい!ちょっとヘンですけど腕はいいですよ!
リ)ヘン…?
シ)じゃあそこ行くか…
真)大空が心配か…?
シ)…
真)行って来い。
シ)で、でも…
真)大丈夫だ。ディアとナナでなんとかなる。
ナ)ちょ、真さん!
私女ですよ!?
真)…頑張れw
ナ)そんなぁ…
…シンさん。
真)ん?
ナ)違います。
真)あ、俺じゃないのな…
シ)なんだ?
ナ)行って来てあげて下さい。
シ)いいのか…?
ナ)兄弟がいないので分かりませんが…
寂しさは感じ取れます。
シ)ありがとう…
…覚醒。
『じゃあ他のやつは頼んだ…』
〈バサッバサッ…〉
ナ)兄弟揃って素直じゃないですね。フフッ♪
破)(フフッ♪とかぁぁぁ!!萌えるわー!!!)
~スカイ村~
シ)『村長!』
村)おぉ…シン!
シ)『大空は…!?』
村)それが…
[村長が指差した先には信じられない光景があった。]
シ)『…!!一緒に寝てる…』
[その時に見た大空の顔はいつも寝てるときより穏やかだった。
そう…昔父親におぶられて寝てたときと同じ顔だった。
覚醒状態ではあったが長年大空と過ごしてきたシンには手に取るように分かった。]
シ)『解除…』
…大空…よかったな…父さんに会えて…
[暗神もまた穏やかな顔をしていた。]
シ)本物の父さんじゃないけど…父さんに…似てる…
俺も一緒に寝よかな…
暗)グァ!?
シ)(ビクッ!)やっぱりこいつ…
〈ペロ…〉
シ)!?
[暗神はシンの頬をなめた。]
暗)グアァ…
村)暗神がこの村に戻って来た…
[村長の目から感動の水が粒となって一粒…また一粒と流れ落ちる…]
シ)スースー…
[二人は穏やかな顔で…まるで父親の布団で一緒に寝てるかのように寝ていた…]
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