モン雑ファミリー集まれ!2

モン雑ファミリー集まれ!2

ゼロ  2012-08-12 16:50:55 
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キャスフィが除外されてしまったので改めて造りました。
まあモン雑ファミリーの人じゃなくても良いですけど、皆でチャットを楽しみましょう!!
それでははじめ!!

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  • No.22163 by Green-eyed monster   2013-08-23 20:11:50 

病院なんだしそういう事あっても普通じゃろ
つまり医療の場においてはお前の反応こそ変態思考の片鱗よ!

  • No.22164 by 迦楼羅  2013-08-23 20:20:03 

ちょい待って!まだ続きがある!!
んで、今日はとりあえず様子を見ようと言われてホッとしたのも束の間、
なんか患部の写真撮るって言われて、密室に連れて行かれた…
「男ならひとつここは手ぇ出しとくよな…」とか思考が巡ったが流石にやめといたww

  • No.22165 by Green-eyed monster   2013-08-23 20:22:05 

こいつは自己弁護したいのか墓穴を掘りたいのか判らんな

  • No.22166 by Green-eyed monster  2013-08-24 13:28:57 

氷の足跡

ゼピュロ最北端の街に私たちはいた。
北の大陸の風の影響が届き、冬の夜ともなれば酷寒に見舞われる地域だ。
両親は幼くして亡くし、スラム街で生活していた。
幸いそんな孤児の私たちにもなんとか仕事を得る事ができ、
兄やスラムの仲間達と助け合って暮らしていた。
兄は優しく頼りになったので、仲間内の人望が厚かった。
貧しい暮らしのなかで兄は金を貯めて時々本を買っていた。
当時の私はそんなものよりも食べ物や家財でも買って欲しかったのだが、
高い地位に昇るには学が必要だと兄は何時も言っていた。
偉くなって、その力で皆が暮らしに苦しまないようにするためだと。
私が十二の冬の日の事、私は夕食の支度を済ませて兄の帰りを待っていた。
しかし、普段帰ってくるはずの時刻を何時間過ぎても兄は帰ってこなかった。
それが私にはとても恐ろしかった。
きっと仲間の誰かの家に寄っているだけだ、そしてそのまま泊まってくるんだろう。
不安を打ち消すためにそう思い込もうとした。
それは全くのデタラメだった。あの優しい兄が私を独りにする訳がない。
私をおいて外泊など一度たりともした事はなかった。

その翌日、私は通りで兄の凍死体を見つけた。
仲間に聞いた。本屋で万引きがあったらしい。
兄が利用する本屋とは違ったが、兄が疑われた。
実に下らない、孤児の癖にいつも本を読んでいるというだけで。
店主に捕まり、罰として一日中扱き使われた。
兄は当然反論したし、それを見掛けた仲間も弁護したが、所詮孤児の戯れ言と聞き入れられなかったそうだ。
恐らくそれで夜遅くに無理矢理追い出され、疲れもあって家に辿り着けなかったのだろう…

私は仲間達と復讐を企てた。それは自分でも驚くほどに上手くいった。
かくして追われる身となった私たちは街を逃げ出した。
この世界では殺しの才能は重宝されるもので、逃亡中の殺人者を暗殺者として利用する者もいる。
特に余所者で身無し子の私たちは扱い易く、そういった仕事を得る事ができた。
貧困層の人間が傭兵になる事も珍しくない。次第に私たちは傭兵として伸し上がっていった。
兄の言う通りだった。力があれば変われる。何よりも必要なのは力だと思った。

生活に余裕ができた頃から各地で才能ある貧民に手を差し伸べ、私は氷爪の騎士団を組織した。
貧しい者を利用し易い事を我が身で知っているから。
どんな仕事でも、どんな手段でも、どんな犠牲を払っても…更なる力を求めた。
武力、財力、いずれは権力者に取り入ってその力も利用してやろう。
全ては兄の遺志を遂げるため、私が世界を変えるため。

それもここで終わり…

いや、違うか?

私の右側、少し離れたところに紅い槍が魔法陣を広げて地面に突き刺さっている。
「何が…確実に…死に至らしめる…だ…
死んで…ねぇぞ…リーダーは…」
焼け焦げた肉と骨の下に、私はいた。
「ゴウル…」
「忠誠心の篤い部下に恵まれているようだな」
吸血鬼が槍の元へ歩いていく。
「まったくだ…思い出してみれば、当の私も立派に悪人だってのにね…
私にはもったいない人間だよ」
部下が一人起き上がる。
「リーダーを…ただの悪人で終わらせないよ…」
「おっ、クラウは生きてたかい…どうする?」
「あなたの目的を果たすべきだ…その犠牲になるなら不満は無いからさ…」
「ハハッ…冷酷で、自分本位で、しかも愚かで…こんなリーダーで悪いね」
私は立ち上がり、鎧を外し剣を構え、クラウはそれに倣う。
吸血鬼が槍を引き抜き、こちらを見据える。
「これだけ犠牲を払っておいて、何も得られずじまいじゃ終われないからね…クラウ!」
まずクラウに仕掛けさせ、私はその陰から続く。
クラウの上半身が焼き払われた。
直後私は大きく跳躍し、吸血鬼が槍を上に向ける。
私は自ら左手を切り落とす。
「ぐうぅぅ!…血の目潰し…ってヤツさ…!」
溢れ出る血液は吸血鬼の目元にかかり、憑冷剣がそれを凍らせる。
「終わりだねぇ、吸血鬼!」
着地した私は吸血鬼の背後に回り、剣を突き刺そうとする。

「ああ、終わりだ…
オートメイト…チェーンストーカー」
吸血鬼の左手の指から短く垂らした鎖が憑冷剣に引き付けられるように動き、絡み付く。
「見つけたぞ」
鎖の動きに導かれた左手が剣を掴む。剣先は脇腹を浅く刺し、そこで止まった。
片手で人外に挑んだのは失策だったかな…
吸血鬼はそのまま振り向き、紅い槍が私を捉えた…

兄さんはあの酷寒の夜、独り凍えて死んだ…
だけど私は仲間達に恵まれて、そして焼かれて死ぬんだ…
なんというか、兄さんには申し訳ないけど…悪くない死に方だね…

そして白銀の息吹も血を固めた氷も溶けていった。

第八話 氷の足跡
次回 途絶える道を

  • No.22167 by Green-eyed monster  2013-08-24 13:30:19 

ブラッドクロス 設定解説

・北の大陸
北の大陸はサイド・シャドウでも最も過酷な寒冷地帯。
強大な魔力を持つ者達が住む土地で、その性格は凶暴であるとされる。
ゼピュロのある西の大陸は、百七十年前に北の大陸からの侵略者に脅かされていたが、
十年間の戦争の末にこれを退けている。
一部ではこの戦争で大きく活躍した者達がいるといわれるが、
その言い伝えは大部分が抜け落ちてしまっており、その詳細と真偽は不明。
また、この戦争の十年程後に教団が活動を開始した。

・チェーンストーカー(トランス+オートメイト)
クリムゾンチェーンとオートメイトの組み合わせ。
特定の魔力反応を自動追尾して巻き付く。
ターゲットとなる魔力反応を的確に把握しておく必要がある。
エレメントを持つ反応は特徴を捉え易く、相性が良い。
自動魔法故にレビの認識に関わらず作動し、探知機としても機能する。
反面、魔力を利用したダミーにも引っ掛かる弱点がある。
単純に追尾して捕らえるだけなので、直接的な攻撃には向かない。

  • No.22168 by Green-eyed monster  2013-08-24 19:38:26 

ブラッドクロス
第九話 途絶える道を

ハートブレイカーの纏う魔力が徐々に薄れていき、元の姿が現れる。
レビは残ったルキュの体からメモを見つけていた。メンバーの配置のメモだった。
「さて、残りの連中の事もあるが…
そこの白狼の獣人はどうしたものか」
ザランが前傾姿勢を取って獲物を見据えていた。
「僕も、みんなのためにお前の命が欲しくてね…」
「よしておけ、どういう事情でも俺を脅かす敵ならば…死ぬぞ」
レビは槍を肩に乗せ、ザランを睨み返す。
「やめなさいよ、二人ともっ!」
セラが叫んだ。
「…殺すかどうかは、コイツ次第だな
止めたいのなら説得しておけ、俺はやる事がある」
レビは東側の建物に沿って立ち去る。
もう朝日が町を照らし始めていた。

「邪魔するなよ、セラ
吸血鬼を殺せば町だって良くなるんだぞ」
「何言ってるの、その人は逃げたっていいのに、私たちのために戦ってくれたのよ!
それを殺して何が町のためだっていうの!」
「本当に町のためを想うなら死んでくれるのが一番じゃないか!
そうでもなしにどうやってこんな町が続いていける!?」
「レビが許すなら…彼と共に生きていくわ」
「そんなのは長く続かないよ、教団の力を知らない訳じゃないだろ」
「それでもいい、彼を殺すくらいなら」
「それはみんなの意思かよ」

建物の陰から数人の男女が姿を現す。
「あなた達は…?」
「これは、不明瞭だった彼の人物像に確信が持てた今だから言える事だがね…
私はセラさんに賛成するよ」
「わ、私も…そうです…」
「俺も賛成だ」
彼らの意見は同じであった。
「身動きの取れる人達に声をかけておいたの
みんな彼を心配して来てくれたわ」
「ザラン君はまだ子供の頃に町を出たから知らないだろう
私たちが今までどうやって生活してきたかも、彼のおかげでどれだけ助かったのかも…」
「俺が薬草を取りに森の奥に入った時にも手助けしてくれてな、
おかげで助かった命だってあるんだ」
「あ、あの人は…私たちの事を…気にかけて下さっていたみたいで…
直接は…人と関わらなくても…町の環境を改善して下さって…」
ザランの顔に迷いの色が浮かぶ。
「でも…良い奴だからって…
もっと対局的にみれば、吸血鬼を殺すのは必要なんだ…!」
「彼と町の事を知った上での決断なら別だが、それを知らない今の君に、
そんな事を言う資格も、私たちの意思を押し切ってまで行動する権利も無い」
もう何も言い返す事ができなかった。

翌日の夜、丘の上
丘の上に古びた城が一つ、その周辺には木を組み合わせた十字が無数に立っている。
光源の殆ど無い夜の闇の中で一人作業をする者がいた。そこへもう一人歩いてくる。
「今度は何をしに俺のところへ現れた?」
「少しあんたと話がしたくてね…
それは一体何のつもりだい?」
「…お前は墓も分からないのか?」
ザランの問いに背を向けたまま、レビが問い返した。
「自分で殺したくせに墓なんて作って…吸血鬼も幽霊に祟られるのは怖いんだな」
レビの言葉に嫌味を言う。
「そんな事を怖れている訳じゃない
怨まれてもそれは仕方がないと思っている」
「だったら勲章や記念にでもしているのかい?」
「ただ、死者への弔いだ」
「…本気で言っているのか?」

その時、雲の切れ間から銀色の月が顔を覗かせた。
無数にある墓が光に照らされる。そのひとつひとつに花が一輪ずつ添えられていた。
「花を摘みたくはないから、造花だがな…
町の者に頼んで作らせている」
「殺した相手になんだってこんな事をするんだ?」
「…俺がこの町に来てから殺した者達は魔石の鉱脈に目をつけた略奪者が殆どだ」
「ゼピュロは貧富の差が激しいからね、
まともに食えない奴らは他人から奪うしかない…」
「その行いを正しいとは思わないが、そいつらにも家族や仲間があって、生きるための行いだった…
自分の命やそれ以上に大事な何かのために利害が一致しなければ、ぶつかり合い、強い者が残る…
結局、その本質は俺の知る限りではどこへ行っても大体は同じだった」
「確かにそうかもね、だけど金持ちや権力者達はどうだい?
そういう国の性質を少しでも改善する力を持っていても、考えているのは自分の利益ばかりだろ」
「そんな奴らでも権力争いに敗れれば没落するし、
質の悪い計略にかかれば一族や抱えていた配下達にさえ危害がおよぶ事もある…
それに大きな力を持つ者には敵も増える…常に力を求めるのは生き残りをかけているからでもある」
レビの言葉は深い実感を帯びているようだった。

「じゃあ結局、闘い続けなきゃいけないのは皆同じって事かよ…
『扉』の向こうにでも行かなきゃ…」
「『サイド・ルミナス』か…
もし仮に向こうが平和で平等な世界だとしても、
こんな罪深い生き方をする俺達には到底無縁だろうな
俺達はこの世界で生まれ、苦しめながら生き、苦しみながら死ぬしかない…
だからせめて、死後だけでも安らかであれと祈るのが精一杯だ」
「だからあんたはこんな墓を…」

ザランが頭を掻きむしる。
「いよいよ本当にわからなくなってきたなー」
「えっ?今の、実はよく分かってないで話してたのか?」
「そういう事じゃない!話題が変わったんだ!
何がみんなのためになるのかって…」
「唐突に話題が変わっていきなり怒鳴られても困るんだが…
とりあえず、お前の思っている事を話せ」
「みんなの意志に逆らってでもあんたを殺して繁栄をもたらす事と、
あんたと共にいずれ終わる道を歩ませてでもみんなの意志を尊重する事…
どっちの選択が正しいのか…
それにあんたを殺させたくないっていう気持ちも少し分かってきた」
「俺はどうあっても死ぬつもりはないし、町の連中を無意味に死なせるつもりもないがな」

「そういえば何故あの連中はあの劣悪な環境の町にこだわる?
他所に移ればもう少しマシな暮らしも出来たろう」
「ここは開拓の土地だからね、当時は活気があってたくさんの人が集まった
魔獣なんかも出る環境の中で、様々な人種の人達が分け隔てなく働いて町を作ったらしいよ
でも結局、開拓計画が破棄されて寂れていった
なのにあいつら、そんな人達の想いのこもった町を簡単に捨てる訳にはいかないってさ…」
「なるほどな、そういう事か、道理で…」
レビは納得したように呟いた。
「だけどそんな綺麗事が誰かの役に立つか?
そんな綺麗事言ってるからこんな状況になったと思わないか?」
「それはもっともだ…だが、誰かに訊いてみろ、何故獣憑きのお前が排除されなかったのかを」
翌日

「なあセラ、なんで町の皆は僕を見放さなかったんだろう?
獣憑きなんて他の町じゃ差別と偏見の的だぞ」
「何よ、今更そんな事訊いて…どうかしたの?」
「いや、ちょっとね」
「そんなの、みんな言ってる事じゃない
この町を作った人達は差別無く力を合わせて働いてたって
その意思を大事にしているからでしょ
彼の事も同じよ」

「…あぁ、そういう事だったのか…」
ザランは町の中をゆっくりと見回した。
「負けたな…」
「えっ?」
「認めるよ、みんなの想い…
いっその事、あいつにもちゃんと町の一員になってもらうべきじゃないかな
僕も今度は付き合うからさ」

第一章 黒き翼の悪魔 終
次章 血塗られた交差

  • No.22169 by Green-eyed monster  2013-08-24 19:38:44 

ブラッドクロス 設定解説

・植物
サイド・シャドウの地質は硬く養分に乏しい地域が多い。
その環境で生き抜くため、植物は栄養効率に優れ、逞しい生命力をもっているものが殆どである。
中には大地から養分を得る事を捨てて肉食植物に進化したものも存在する。
また、外敵から身を守るために堅い外皮や毒をもつもの多く、野生の植物は危険である場合が多い。
品種改良により無害な植物や痩せた土地でも育つ野菜なども作られている。

・獣憑き
魔獣の呪いを受けた人間を指す。
普段はただの人間と変わりないが、血の匂いや感情の昂りによって獣人化する。
こうなると理性を失くし、凶暴な性格に豹変してしまう。
このため、危険な存在として蔑みと排除の対象となる。
一部には理性を失くさずにその力をコントロールできる者もいる。

  • No.22170 by Green-eyed monster  2013-08-24 19:41:05 

一章が完結したので一週間くらいSSはお休みです
感想とか苦情でもあればどうぞ

  • No.22171 by 大空の撃墜王  2013-08-24 21:49:51 

苦情なんて滅相もないっ!
いやーとにかく面白い。この一言に尽きるわw

  • No.22172 by Green-eyed monster   2013-08-24 22:56:22 

第一章のテーマは「影の住人の生き様」で、
過酷な世界にありながら如何にして生きようとしているかという事
名前通りサイド・シャドウ自体がダークな世界なんで暗い内容でした

第二章のタイトルから分かるように次からがブラッドクロスのストーリーの本番
復讐と憎しみを軸にした展開を予定していて、また重い暗い話
第三章でガラッと方向性が変わるのでそれまで我慢ね

  • No.22173 by 迦楼羅  2013-08-26 13:19:34 

ホントの最終決戦なーう、

  • No.22174 by 迦楼羅  2013-08-26 15:40:38 

やっとクリア出来た…
あれストレス溜まるな…

  • No.22175 by ドクター・シオフキー  2013-08-26 20:14:55 

久しぶりのss書くか
前話確認しよーっと
>21891

  • No.22176 by Green-eyed monster  2013-08-26 22:01:45 

そういえば…大紅蓮氷輪丸て大紅蓮地獄からきてんのかな、氷だし

  • No.22177 by 迦楼羅  2013-08-27 10:12:59 

>緑目さん
俺の同級生にさ、冬獅郎厨がいるんだよ、これがめんどくさくてなー…

  • No.22178 by Green-eyed monster   2013-08-27 14:56:36 

怒れ 激怒憤焚丸

ってことだな、わかるぜ

  • No.22179 by ドクター・シオフキー  2013-08-27 15:19:28 

「タイトル」修羅の道
「第○話」第18話
「サブタイトル」必殺技、完成!
「内容」
2時間後。
「おおおーっっ!!」
バカァァァァンン…!!
「ほー…パネェ…」
感心した様子で驚くクロード。
光星は、クロードを見て、親指を立てている。
「わはははーーっ!!どーだ、この俺の強さがよーやくわかったか!」
クロードはというと、PSPの画面を見つめて、一心に指を動かしている。
「メタギアってやりこみ要素すげえな…。やっぱ何時間もやってればここまで強く
 なるよなぁ…うん」
「だはーっ!てんめええええ…さっきの『パネェ』はPSP(そっち)の『パネェ』か!?」
一気に崩れ落ちる光星。どうやら相当疲れがたまっていたようだ。
「ん?ああ…ごめん、で…何だっけ?カニンガムを仲間にする方法だっけ?」
「お前…まだ頭がそっちにいってるだろ」
呆れた顔で言う光星。
「まあまあ、そういうな。お前だって強くなってると思うぜ、な?」
目はPSP画面、言葉は光星に向けながら言うクロード。
(コイツ…いつかオーストラリア超えて北極まで飛ばしてやる…!!)

「ふー…やーっと腕が軽くなった…」
「そうだろう?俺の幻影技術は凄いからな、慣れなかったらしばらくリハビリ…ごふっ!!」
クロードは、吹っ飛ばされた。…光星の拳に。
「…リハビリ完了」
すると、光星は何かに気づいたように近くの岩場を睨み付ける。
「…おい、誰だ、そこにいるの」
その問いに答えるかのように人影が姿を現す。
「へえ、俺に気づいたの。最近入ってきたばっかのくせに」
「うっせえ。で、何しにきたんだ?」
「もちろん、」
男は構える。
そして、
勢いよく地面を蹴った。
「お前らをぶっ殺すためだよおおおおおおっっ!!」
「!!」
とっさに腰の刀を抜き、跳躍する。
男の頭に手をつき、そのまま前回り。
「ほお」
男は感心したように言う。
「大したもんだ、もうここまで強くなっているとは。…だが」
男は居合斬りをする姿勢で腰を低く構える。
次の瞬間、男は走り出していた。
「…!くるか…」
光星も同時に構える。
ガキィィィィィィィッ…!!
刀と刀がぶつかり合う。
「ぐっ…!ううっ…!」
「ハッ!この程度か!?」
男は次々と斬撃を繰り出す。
光星は防戦一方だ。
「ぐっ!うっ!くっ!ああっ!」
「フン、しょせんは素人…」
男が、一際大きい一撃を放つ。
その拍子に光星は吹っ飛んだ。
「うああっ!」
吹き飛んだ拍子に岩にぶつかり、ガラガラと崩れる。
「ハーッハッハ!やはり素人だな!これで終わりか!?」
その瞬間、崩れた岩の中の一つが男にとんできた。
「!? ちいっ!」
男はとんできた岩を刀で一刀両断する。
「素人だかなんだか知らねえが…」
さらにもう一つ、岩が飛ぶ。
再び男は真っ二つにした。
「この一撃に懸ける思いは…」
今度は岩の中から光星の足が飛び出した。
「! まだ生きてたのか…!?」
体を起こし、土やほこりを払う。
「てめーにゃ負けてねぇーよ」
刀を振り上げる。すると、
青い光が刀身に集まってきていた。
「…?何だ…?」
男は驚いた様子でそれを見つめている。
やがて刀身が集まった光で覆われた。
「うおおおおおおおおっっ!!」
光星はそれを思い切り振り下ろす。
そして、
辺りが眩い青に包まれた。

「う…ん?」
目が覚めると、男が倒れていた。
「もしかして…今のでやられたのか?…俺も強くなってたんだな…」
むくりと起き上がり、落ちていた刀を拾う。
「お、光星、やーっと起きたか」
刀を腰に収めると、クロードがやってきた。
「おい、クロード、今の…見たか?」
「おう、見たぞ。ヌル、倒したとこだよな?」
「テメェ…いつまでゲームやってんだぁぁぁっっ!!」
バコォン!!
「あああああ…」
次回に続く!
修羅の世界日記
「そーいやクロードって、幻影で分身とか作り出せんのか?」
「おう、できるぞ。見とけ。ふっ!」
ボン!
「おお、すげえ…。分身や」
「へへへ…そうだろ?ほらみろ、触った感触まで一緒だ」
「確かに」
「俺の分身は完璧だなぁ~うん」
「でもさ、3秒しかもたないから時間稼ぎにもならないよね?」
「…」

  • No.22180 by ドクター・シオフキー  2013-08-27 15:27:07 

音の四人衆だいっキライや
アイツらまとめて煮込んで辛子を混ぜたらどうなるかな?

  • No.22181 by ドクター・シオフキー  2013-08-27 15:27:45 

ブラッドクロスの設定解説の解説頼む…

  • No.22182 by Green-eyed monster   2013-08-27 16:30:58 

つまり…どの辺のことだってばよ…?
>21756
>21767
>21774
>21870
>22028
>22149
>22152
>22167
>22169

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