ゼロ 2012-08-12 16:50:55 |
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>大空
そうだーw
>彩乃
規制は、名前のとおり規制されるだけ(例を挙げれば、呟けなくなるとか
凍結は、何もできない・・・。
>彩乃
分かってもらえて何よりw
http://search.yahoo.co.jp/search?p=Sek_Seed&search.x=1&fr=top_ga1_sa&tid=top_ga1_sa&ei=UTF-8&aq=&oq=
面白いもの貼ってくw
>さはら
・・・?・・・あ。
ありがとう。最高の褒め言葉だ。
>彩乃
迦楼羅に込めた、俺からの精一杯の軽蔑w(愛称ですw
「まったく、悠二のせいで朝から疲れちゃったじゃないか。」
8時50分。朝のHRを終え、1時限目の現代国語の準備を周りはしている最中、机に突っ伏しながら全
席に座っている悠二に話しかける。
「お前が勝手に暴れだすからだろうが。俺は全く悪くない」
適当に受け流してくる悠二。その代わりに反応してきたのは、沙夜の方だった。
「でも、そのちゅーにびょうっていうのは、そんなによくないものなんでしょうか?」
「よくない!絶対に!」
机を勢いよく叩き立ち上がる。それに驚いたように沙夜は小さく口ごもるように喋りだした。
「そ、そうなんですか・・・でも、ちょっとだけ見てみたかったです・・・。」
何を言っているかは口ごもっていたせいで、よく聞こえなかったのだが、多分大したことないと勝手に判断してゆっくりと瞬は腰を下ろした。
「それにしても、何で悠二がそんなのを何時(いつ)の間に録っていたの?」
ふと気になり、尋ねる。それに対する答えは、素っ気なく、簡単なものだった。
「簡単なことさ。ただ、普段からお前のポケットに忍ばせてたんだよ。」
それはそれで、犯罪行為のような気もするが、それを『ただの悪戯』と、半ば適当に片付ける。
「まったく・・・あ、そろそろ授業始めるじゃん。準備しなくては」
「だな、でも、来週からは桜花祭(おうかさい)なんだから、そっちに時間を回してもいいところだと思うんだが・・・。」
桜花祭。毎年、桜の満開の時期に合わせて行われる恒例行事。近隣に住む人や、外の県からもやってくる。その為、ただ、花見をしてもらうだけでなく、各学級からの出し物も振る舞われる。それぞれの収入は、そのまま学級に振り込まれる。振り込まれる大半は、準備や設営の分の返済に回すが、残った収入は全てもらえた。お小遣いにするも、設備や教材の向上に充てるも何でもよかった。
だから、そのために各学級からの出し物はそれだけでも凝っていた。まぁ、ある意味、こっち目当てに来る人も少なからずいるのだが。
そんな人たちのためにも、ここ2年A5組も、話に話を重ね合ってきた。
まぁ、ハッキリ言って、決まってないんだけどね。
「でも、今日の2時限目と3次元目は、桜花祭の準備に充てられるし、大丈夫じゃないかな?」
今日が4月24日、水曜日。あと5日後には桜花祭が始まる。今までの話し合いも合わせれば、余裕で何とかなる範囲―――
「なわけ、ねぇだろ。俺達は、話し合いはしようともいまだに何するかは決まってねぇじゃねえか。そんなで、大丈夫なわけねぇだろ」
―――じゃなかったらしい。
雄二の声が教室の皆にも聞こえたのか、教室内が静まり返ってしまった。そして、微かに走る緊張感。
その時、まるで狙っていたかのように鐘が鳴った。それを機に周りのクラスメイトは個々の席で準備を再会していた。
「ほら、悠二もいったん席に戻ったら?先生来るよ」
と、囁くように言うと、悠二も渋々自分の席に着いた。
得意でも不得意でもない原告は飽きるな、と思い、瞬は軽く欠伸をした。その欠伸には、桜花祭は、悠二のあれのためにも成功させるという思い、そして、何かが起こるのではないかという、不安も混ざっていた。
朝の9時というにも関わらずカーテンを閉め、部屋の電気を付けていなく、部屋は薄暗くなっていた。
その中に、デスクに向かって座る一人の男がいた。部屋の明かりを付けずに、デスクに備え付けのライトだけを付けていた。
その薄暗い部屋には、生活しているような雰囲気はなく、有るのは、巨大なハードディスク。そして、それに比べると圧倒的に小さく、掛けられている機械。形はヘルメットのようだった。それと、他人揃えに置いてあるスーツのようなものが掛けられていた。そのスーツからは大量のコードが伸びていた。
「ついに・・・。ついに、完成だ・・・」
突如、小さく呟かれた言葉は、暗い部屋に響き渡る前に巨大なハードディスクの発する機械音に掻き消されていく。
「これで、彼奴等(あいつら)ととも、ある程度は対等に・・・。けど、誰に・・・。」
再度呟いては、機械音に掻き消されていく。しかし、機械音に掻き消されて行かずに、響き渡る声が、部屋に響き渡った。
『君だったら、使いこなせるんじゃないかな?僕の加護だってあるんだ。』
その声音は不思議なものだった。特に声が大きかったわけじゃない。それなのに部屋に響き渡り、男の鼓膜を揺らした。
「ですが・・・。そうだ。アイツなら。瞬ならやってくれるかもしれない・・・・」
『瞬?誰だいその子は。でも、僕はその子の主によっては授ける必要がないと判断するよ。それでも君 は・・・。蒼也《そうや》は、その子に託すというのかい?」
声音は機械音に掻き消されることなく、蒼也の頭に響き渡った。しかし、すぐに結論付けると、蒼也は短く声は発した。
「ええ、そうです。僕は・・・。」
機械音に掻き消されていく最中、不思議な声音の持ち主は不敵に笑った。それにまるで影響されたかのように、機械音も先程よりもさらに低く唸り始めていた。
『そっか。でも、そうするなら僕は手伝うよ。そう誓ったからね』
声音は部屋に響き渡り、何時《いつ》しか消えていた。
声音に触れたかのように、ヘルメットの前頭部にあたり部分に薄く彫られている【CCT】と言う文字が銀色に、鈍く煌めいた。
今日、うpったから、どうせだから。
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