画鋲 2012-04-07 21:29:36 |
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第2部隊の支援に行った黒麻とケイ・スーケ―と画鋲。
しかし、支援しに目的地に着いた時点で、もう第2部隊は全滅していた。
ゴソゴソ・・・。
ケイ・スーケー
「黒麻なにをしているんだ?」
黒麻
「ケイ・スーケー・・・今、第2部隊で死んでいった仲間の死体を確認しているのですが、ネスの死体だけありません。」
ケイ・スーケー
「そうなのか?どこかで安らかに眠っていることだろう・・・。」
黒麻
「そうだといいんですが・・・。」
第4部隊諜報員
「大佐!大佐!」
ケイ・スーケー
「どうした?いったい何があった?」
第4部隊諜報員
「この先、2000メートル行ったところに敵の捕虜収容所を見つけました!」
「その捕虜収容所でネス、紗愛の二人を確認しました!」
ケイ・スーケー
「なんだと!?聞いたか!?お前ら!まだ、ネスは生きている!」
黒麻
「ケイ・スーケー!すぐ行きましょう!」
ケイスーケ―
「ああ!」
「ところで、もう一人の紗愛というものは一体何者なんだ?」
画鋲
「それなら、俺が知ってますよ!大佐!」
「紗愛という人物は、ネスと一緒に第2部隊に入隊したエリートです。」
ケイ・スーケ―
「そうか!それはたのもしい!」
「よし!すぐに捕虜収容所に向かうぞ!」
ネスと紗愛はベトナム軍に捕虜にされていた。
黒麻、ケイ・スーケー、画鋲は捕虜収容所へネスと紗愛の救出へ向かったのであった・・・。
黒麻達は、ヘリで捕虜収容所へ向かった。
バタバタバタバタ・・・・。
ズドーン!ズドーン!ズドーン!
黒麻
「すごい敵の数だ・・・。」
「なんとしても、ネスと紗愛を渡さないつもりか…。」
ケイ・スーケー
「いくら数があっても、よそからの寄せ集めの軍にすぎん!」
パイロット
「攻撃を受けた!腹部被弾!落ちるぞ!メイデー!メイデー!メイデー!」
ガシャン!バズン!!ズドーン!!
ケイ・スーケ―
「黒麻!・・・だ、大丈夫か!?」
黒麻
「ぐあっ・・・右目をやられた!」
ケイ・スーケー
「大丈夫か!?」
「左は見えるな!早く安全なところへ!」
黒麻
「ケイ・スーケー・・・お前だけでも・・・生き残れ!」
「俺は、もう駄目だ・・・。」
ケイ・スーケー
「なにを弱気になっているんだ!」
「さあ!立て!行くぞ!」
黒麻とケイ・スーケ―の乗ったヘリはベトナム軍の新兵器「SAMターレット」によって落とされてしまった。
ケイ
「・・・これでなんとかなるだろう。」
「少々痛みは激しく来るかもしれないが銃で敵を撃つことは可能だろう。」
黒麻
「あ、ありがとうございます。」
「ところで、俺たちはいったいこれからどうするんですか?」
ケイ
「とりあえず、乗り物が必要になってくるな。」
「ここから、収容所まで20キロある。」
黒麻
「そんな・・・乗り物なんて・・・いったいどこで・・・。」
「あ!ケイ大佐!あそこに敵のガンシップがあります!」
「あれを奪いましょう!」
ケイ
「なんと!ベトナム軍はあんな兵器まで用意していたのか・・・。」
黒麻
「早く奪いましょう。」
「僕が合図したら、一気にたたみかけましょう。」
「行きますよ。3カウントだ。」
「3」「2」「1」
「いまだ!!!」
ダダだダダダダダダッダダダダダダダッダ!
・・・・・・・・。
ケイ
「よくやった。」
黒麻
「やりましたね。」
「さあ、早くいきましょう!」
「画鋲がもう着いて戦闘を行っているはずです。」
ケイ
「そうだな・・・。」
敵のガンシップを奪った黒麻とケイ大佐は、収容所まで向かった。
一方、画鋲たちは・・・。
画鋲
「なんなんだ!この敵の数!敵の武器!敵の兵器!」
無線・・・「こちら、黒麻・・・画鋲!そっちはどうだ?」
画鋲
「黒麻!生きていたんだな!」
「早く来てくれ!俺たちはベトナム軍の兵力に圧倒されて、俺らの兵力を失いつつある。」
「なんとかならないか!?」「もう、持ちそうにない!」
無線・・・「了解した。画鋲。こっちはベトナム軍の新兵器を手に入れたところだ。すぐそっちに向かう。」
「オーバー・・・。」
画鋲
「よかった・・・黒麻達は生きていたようだ。」
「しかし・・・どうしてここまでベトナム軍は、捕虜を渡したくないんだ?」
「そこまで、捕虜を味方に仕立て上げたいのか?」
・・・・「いいか!?ここを耐えれば、もうすぐ援軍がやってくる。それまで、持ちこたえろ!」
画鋲たちは、収容所で激しい戦闘をしていた。
はやく決着をつけないとネスと紗愛の命も危ない。
ベトナム軍は、すぐにものを捨てる。
捕虜だって、同じことになる。
最後は捨てるのみ。
画鋲たちは、必死に耐えた。
ようやく、黒麻とケイ大佐が到着した。
ズドーン!ズドーン!
黒麻
「すごい威力だ!」
ケイ
「これほどの火力があるのか!驚いた・・・。」
無線・・・「ピー・・・こちら黒麻!画鋲!今のうちに収容所を占領しろ。」
「でないと、敵の増援がくるぞ!」
画鋲
「了解した!援護を頼む!」
「いくぞ!おれに続け!」
「オオ―――――――――!!!!!!!!!!!」
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!!!!!!!!!!
ズドーン!ズドーン!ババババババババ!!!!!!!!!!!!
・・・こちら画鋲!黒麻!敵部隊を殲滅した!
黒麻
「了解だ!画鋲!捕虜収容用の部屋があるはずだ。探してみてくれ。」
画鋲
「了解!」
「はやく見つけなければ・・・。」
「あ!いたぞ!ここだ!」
ガチャッ・・・・・・
ネス
「助けに来てくれたんだな・・・。」
「ありがとう!本当にありがとう!」
紗愛
「私からも礼を言わせてもらいます。」
「ありがとう!」
画鋲
「いや、これは黒麻のおかげです。」
「黒麻が外で待ってますよ・・・。」
黒麻
「ネス!無事だったんだな!」
こうして・・・黒麻達は、ネスと紗愛の救出に成功した。
ネスたちの救出に成功した黒麻達。
だが、ケイ・スーケー率いる第1部隊が激しい攻撃を受けている模様。
戦況は、第1部隊の兵力の半分が減少。
第4部隊諜報員
「ケイ大佐!拠点防衛している第1部隊がベトナム軍に攻撃を受けています。」
「このままでは、第1部隊は全滅!」
「すぐに援護に向かいましょう!」
ケイ大佐
「なんだと!?戦車隊、防衛ミサイルはどうした!?」
「どれもやられたのか!?」
「おかしい・・・どうもおかしい・・・。」
「なぜ、これほどまでにベトナム軍に情報が漏れているんだ。」
「とりあえず、拠点へ向かうぞ!」
SOGの拠点がベトナム軍に占領されつつある。
ケイ大佐は、SOGのなかにスパイがいると悟った・・・。
だが、今はそれどころではない。
拠点へ向かい、ベトナム軍の進攻を阻止することが最優先であった。
バタバタバタ・・・・。
ケイ大佐
「なんだ・・・これは・・・。」
「なぜ、やられているんだ!?」
「一直線で拠点に向かえ!」
パイロット
「了解!」
???
「ケイ大佐!拠点はもう持ちそうにありません!」
「援軍をすぐに要請しなければ!」
「空爆でもなんでもかまいません!」
「要請許可をお願いします!」
ケイ大佐の戦友である、「龍山少佐」だった。
ケイ大佐
「龍山!現在の状況を報告しろ!」
龍山
「はい!現在、ベトナム軍の進行がさらに上昇!」
「第1部隊の半数がやられました!」
「戦車隊とヘリ部隊を要請しましたが未だに連絡がありません!」
ケイ大佐
「了解だ・・・。」
「すぐに空爆要請をしろ。今すぐにだ!」
「空爆の場合、しっかり敵を見極めて行えと言え!」
龍山
「了解!」
「本部!本部!こちら第1部隊!」
「拠点に空爆を要請する!」
「空爆する場合は、しっかり敵を見極めてやれ!」
本部
「了解だ。」
「すぐにそっちに向かわせる。」
「耐えろ。」「オーバー」
龍山
「要請した!」
「すぐに来る!耐えるんだ!」
ビュ―――――――――――――――――――――――!!!ズドーン!!ズドーン!!!
ババババババババババババババババババババババッッッッ!!!!!!!!!
SOGは、空爆要請でベトナム軍を撤退させることができた。
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