私 2012-03-05 00:03:00 |
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私の恋は…
たいしたことないし…
複雑だったわけでもない…
普通の恋だった…
普通の恋だったけど…
私にとっては大切な思い出…
私にとっては宝物…
小学3年生のころ…
良く一緒に遊んでた3人の男の子がいた…
1人は身長が低くて…
もぅ1人は体格がしっかりしている…
そして…最後の1人が君だった…
私はいつの間にか…
君を好きになってた…
いつも君のことを考えてた…
恥ずかしいくらいに…
小3の私達なんて…
外で遊んだり…
色んなアニメのごっこをしてた…
女子は私だけだったけど…
3人とも普通にしてくれていた…
小3のバレンタインに
思いきって…
君にチョコを作った…
手紙にはちゃんと気持ちを書いた…
私はウキウキで君の家に行った…
でも、君は37.5の熱で顔が真っ赤だった…
それでも君は私のチョコを受け取って…
“ありがとう”って言ってくれた…
月曜日に…
君は途中から学校に来た…
君は熱があるのに…
私のチョコを食べて鼻血を出したらしい…
さすがに私は笑ってしまった…
そして…何の進歩もなく…
ホワイトデーの日…
君からシャーペンと鏡と手紙をもらった…
その手紙には…
良い返事が書いてあった…
とっても嬉しかった…
その後、私達は…
同じ係になったり…
手紙交換をしたり…
電話をしたりするだけで…
みんなで遊んだりすることが多かった…
そして小4のとき…
初めて一緒にプリクラをとった…
友達と…友達の好きな人と…4人で…
ドキドキしたし…恥ずかしかった…
小5のときに…
パーティーをしたり…
一緒にサッカーしたりした…
小6のときは…
なぜか…
一緒に私の家に行って…
アイスを食べながら、
自転車で2人で帰ってた…
修学旅行では…
一緒に行動して…
色々な話をした…
友達もいれて…4人で
映画を見に行ったこともあった…
遊園地で2人で観覧車に乗らされた時は
お互い顔が赤くて…
何を話せば良いのか分からず…
気まずい雰囲気のなか…
“落ちないかな?”とか“晴れて良かったね”とか…
そういう話をした…
卒業式には一緒に写真を撮った…
親にボーリングに連れてってもらったり…
君との思い出がたくさんありすぎた…
中1になって…
小3ぶりに同じクラスになれた…
嬉しかった…
周りに付き合い始める子が多くて…
親から携帯を借りて君にメールをしてた…
私が君に“私達って…付き合ってるの?”
と聞くと…
君は“分からない。付き合う?”という返事が返ってきたので…
“うん”と返した…
その日から…
私達は付き合うことになった…
と言っても…
一緒に帰るだけだったし…
それが幸せだった…
手を繋いだときは…
小3のときより全然恥ずかしくて…
手が汗ばむのが分かった…
私はこの幸せがずっとあると思ってた…
でも…
学校で突然…
悪いことをし始めた…
電気をショートさせたり…
最初は地味だったけど…
段々…段々…
悪くなっていった…
私が止めても無駄だった…
何回も無視された…
あの頃の君の目は冷たくて…
怖かった…
その後…
私は君に手紙で…
“別れたい”と書いて渡した…
君の友達から君が泣いてたことを聞いたけど…
あの時の私には…
そんなこと信じれなかったし…
泣きたいのは私もだと思っていた…
それから君は…
タバコを吸い始め…
学校にもあまり来なくなった…
私は前に進もうと
学校生活を楽しんでいた…
その後は君と話すことはなかった…
色々な人に驚かれた…
私達が別れたことや…
君が不良になったこと…
何がいけなかったのか…
何が原因なのか…
何も考えなかった…
考えたくなかった…
カメラの中の笑顔の君の写真は消して…
現像されてる写真や…
君からのプレゼントや手紙を全て箱に入れて…
親友に預けた…
そして…中2…
新しい恋をして…
とっても楽しかった…
だけど…
私の幸せの中に…
邪魔をするものがあった…
君がグレた理由が噂になった…
知らなかった…
何回も謝りたかった…
君はたくさん悩み事を抱えていたんだね…
私には何の相談もなく…
君は1人で悩んでたんだね…
涙がとまらなくて…
ずっと後悔した…
それからは中3で…
私の親友が…君の友達とモメて…
2人の付き添いとして…
私達はちゃんと顔をあわせた…
久しぶりの君は身長が高くなっていて…
驚いた…
私は前にいる親友と…
君の友達の後ろ姿を見ながら…
君と久しぶりに並んで帰った…
前にいる2人を見ながら…
色々な話をした…
謝ろうとも思った…
相談にのってあげられなかったこと…
何も気づいてあげられなかつたこと…
だけど君は普通に私と話してくれた…
今は新しい彼女がいること…
最近は勉強してること…
高校に入りたいと思ってること…
自分の好きなこと…嫌いなこと…
嬉しかった…
ただ単純に嬉しかったんだ…
その後は…
学校で会っても話さないし…
電話もしてないけど…
あの日…
君は私に“頑張れよ”って言ってくれた…
それだけで…
救われた…
私は…
君の力になってあげられなかったけど…
私は…
君を救えなかったけど…
君は私を…
救ってくれたんだと思う…
そんな事を思い出しながら…
親友から返してもらった箱を…
引き出しの奥にそっと閉まった…
END
長くてスイマセン…
読みにくくてスイマセン…
でも、書いたらスッキリしました…
ありがとうございました…
今度は他の話を書いてみますね…
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