ボーダー 2012-03-03 19:30:23 |
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「お~い、キヨ!こっちだよ、こっち~!」
今日は2月13日
岳人と俺が付き合ってもう
1年が経つ
「そこにいたんだ、岳人?」
「・・・なんだよ、まるで俺がチビみたいじゃねぇーかよ」
あらら~、すねちゃった
・・・まぁ、そういうところも可愛いんだけどね
1年前の今日。山吹と氷帝の練習試合があった
帰り道、偶然会ったのが岳人で
俺は一瞬で一目ぼれした
だって背が低くて、目が大きくて
女の子みたいな顔してて
どストライクだった
「んで、今日は何の用事?」
「こ、ここではあんまり言いたくない!?」
「ふぅ~ん、じゃあ俺ん家。来る?」
「・・・おぅ」
周りにそんな人いないのになぁ~
でも、ここでは喋れない
岳人はずっともじもじしてた
俺と目が合ったら目線、逸らすし
どうしたんだろう?
10分ぐらい歩いて俺の家に着いた
その間、ずっと無言
無言無言無言・・・
キ、キツかったッ!
部屋に上がって
ベットの上に座った
「・・・」
「・・・」
「ねぇ、岳人?」
「な、なんだよ」
「どうしたの、気分でも悪いの?」
「はぁ?い、いや別に」
「じゃあどうしていつもの岳人じゃないんだろ~なぁ~?」
「いつも通りだろーがッ!?」
「いや、違うね」
「うっ、・・・あぁ~もう分かった!」
岳人はベットから勢いよく立ち上がった
立ち上がった瞬間、岳人のポケットから箱が落ちた
サイズは小さめ、キレイにラッピングされてる
「何これ?」
「・・・バ・・・タイ・・・の・・・コ・・・///」
「へっ?何て?」
「だ、だから!・・・バレンタインのチョコだよッ!?///」
「・・・えっ?」
間抜けな声が出た
岳人が俺にチョコ?
「・・・///」
「嬉しい。ちょー嬉しい!!!」
「い、言っとくけどな!て、手作りじゃないからな///」
「手作りじゃなくても嬉しい!」
俺はすかさずフタを空けた
うぅ~ん、ほんのり~・・・
「ほんのり‘‘納豆‘‘の香りがぁ・・・」
「おう!俺の好きな納豆入りだぜ☆」
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