ミキ 2012-02-04 19:05:59 |
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第1話 「昔の記憶」
(僕には双子がいる、でも、僕は双子じゃなければ王になるはずだった、
でもこの国では王か王女、どちらしかいれない、僕は教会に捨てられて、おじさんに育てられた、)
ある教会に赤ちゃんが捨てられた、名前はレン、レンは今7歳
「おじさん、僕どうしても城で働きたい!」
「ダメじゃ、城はお前を捨てたんだ、リンちゃんだってお前のことを覚えてやいない、お前の存在すら知らないんだ」
「それでもいい」
レンは走った、城へと
レンは結局城で召使として働くことになった、城はちょうど王女と同じ年の召使を捜していたのだ
「王女様、今日からここで働くことになりました、レンと言います」
「ん?レン?私はリン、偶然ね一文字違いだわ」
リンは笑った
(あぁ僕はこのために生まれたんだ)
レンはそう思った
「王女様、今晩は何にいたしましょう」
「う〜〜ん、ハンバーグが食べたいわ」
「わかりました、」
「あっちょっと待って」
「?はい、何か御用でしょうか?」
「リンでいいわ、レン」
「でも、私は召使です、王女様をそのような呼び方はできません」
「。。。これは命令よ」
「。。。では。。。リン様ではダメですか?」
「。。わかったわ」
(リンが呼び捨てでいいと言ってくれた!)
レンはこの時、人生で一番幸せな時間だったのかもしれない
「今晩は何にいたしましょう」
「レン、となりの国に出かけたいの」
「となりの国にですか?」
「ええ、確かめたいことがあるの。。。」
(確かめたいこと。。。?)
「つきましたリン様」
「うーん、確かにいいところね。あら?」
「どうされましたか?」
「。。。かっこいいわ。レン。あの男をー」
その時その男に近づいてくる緑の髪の女の子。
(緑の髪の子。。。かわいい!)
「チィッ。。。レン。。。緑の国を滅ぼしなさい!はやく!じんそくに!」
(えっ。。。で、でもリン様が頼ってくれてる!)
「わかり。。。ました。おおせのとおりに」
「ふんふんっ♪♪♪」
城へ戻ったリンとレン
王女は愉快そうに笑っている
レンは直ぐに動いた
「ごめん。。。緑の子。。。」
火をつけて逃げる
城に戻るとリン様がいて
「ふふっレン。よくやったわ。。。あれ?どうしたの?」
「ありがとうございます。少し煙が目にしみてしまいまして。。。」
「そう。私は寝るわ。目を水で洗って寝るといいわ」
「おやすみなさいませ」
(涙が。。。あの子の笑顔が忘れれない。。。どうしてだろう)
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