とりとめない思考

「もてない男が女の子に積極的にされて、嬉しくない訳がないだろう。お母さんから電話があると、嬉しかったし、お父さんの方からデートに誘ったりしたよ。しかし、10歳以上の歳の差は気になったなあ。正直に訊いてみたよ、冴えない10歳以上の年上の男の何処が良いのかを。」
「そしたら？お母さんは何て言ったの？」
「うん、それがなあ、ずっと貴方を探していたから貴方以外考えられない。なんて言うんだ。」
「ずっと……」
「そう、その後はトントンと話が進んでいくんだ。お父さんが、結婚を前提にしたお付き合いをしようと言うと、お母さんは直ぐに結婚したいと言う。お母さんの両親と、何故かお父さんの三人でお母さんを説得した、結婚はお付き合いを暫くしてからにするようにってね。だけど、お母さんは頑として受け入れない。その内こちら側が根負けして、すぐに結婚することになった。
結婚式の日、お母さんはとても喜んでなあ、嬉し泣きをしていた。それが、お父さんも嬉しかった。お母さんは変なことも言ったけど、とにかく嬉しかった。」
「変なこと？」
「また貴方の花嫁になれた、とか言ってた。でも、そんな様な事を言うのは初めてではなかったしなあ、大したことではなかったよ。」
「前も何か言ってたの？」
「言った。何言ったか忘れたけど、いろいろ言てった。結婚する頃には、お母さんは、前に生きた時代の縁を残している人なんだなと薄々解っていた。お父さんも、その一人なんだなとね。本当かどうかは判らないけど、お母さんの中では本当のことなのは、よく解っていた。」
僕は、気持ちが高ぶってきていた。
「結婚して、すぐにお母さんは妊娠した。お腹にいたのはお前だな。」
「………。」
「お前がお腹にいる間、お母さんは体に細心の注意をしていたよ。やり過ぎなくらいにお父さんには見えたが、まあ、見守った。」

「………。」
「お前が産まれた日、お母さんは結婚式以上に泣いた。お父さんは、お前に負けたなと思ったなあ。あの日、お父さんは仕事で、お前が産まれてから夜に病院に行ったけど、お母さんに付き添っていた、お祖母ちゃんの話ではな、お前が産まれた後にな産婦人科の看護婦さんがお前を抱えて、お母さんに見せた。つまりお母さんとお前の初対面の時だけど、お母さんはお前を見るなり、『ああ、間違いない、この子だ～！良かった！また会えた！また会えた！』そう言って、わんわん泣いた。まあ号泣したんだな。母親が子供と対面して泣いるのを見て看護婦さんも感動のもらい泣きしをたが、お母さんが、いつまでもいつまでも泣いていたので、人間こんなに泣けるものかと、看護婦さんはびっくりしたそうだ。体も疲れていただろうになあ。体に良くないから泣き止むよう看護婦さんに説得されていたそうだ。」
「………。」
「お前が産まれて、尋常じゃない程に喜んだんだ、それだけでも、もう孝行じゃないか？」
「………。」
「それに、お前は頭が良い。お母さんの期待に応えている。お前が産まれた時に、お母さんは言ってた。この子は頭のいい子だから、今度は、嫌だと言っても勉強させてあげるの。とな。」
僕は失敗していなかった。前世の母さんの記憶を忘れようが、覚えていようが、あまり関係ないことを知った。
目の前のテーブルに、ボタボタと涙が落ちる。僕が泣いているのに気がつくと、もう父は何も言わなくなった。

母親は、その後意識を取り戻したが、後遺症が残った。しかし、リハビリを続け、10年近く経った今は事故前と変わらない生活を送っている。

終わった(+_+)
すぐ終わるかと思ったのに長引いてしまった！

1764から読み返してみた。
話を淡白にしてるなぁ(‥)
まあ、こんなもんか(^ー^)

ああ、花粉が飛んでる。

外に出る気になれない。

政治家は何故に全国の杉を斬り倒す法案を提出しないんだろう？

なんて思う季節が来ちゃったな(-_-;)

ビール飲めば症状が軽くなるかな？

軽くなった気がする。
さて、寝よう(-_-)

パチパチパチ…
青葉さん、お疲れ様です
ρ(・・、)
いい話をありがとう。

まさかこんなラストが待ち受けていようとは…！

子を想う母の愛というのは、ここまで深く強いものなのでしょうか。

お母さんはもう一度我が子に会うために、会って前世でかなえてあげられなかった想いや夢を叶えるために、きっとこの世に生まれて来たんだね。

お父さんをさがして…。ホントにホントにお母さんはご友人さんに会いたかったんだねρ(・・、)

お母さんは全部知ってたけど、ご友人さんは全く知らなかった。
お父さんから話を聞かなかったらきっと一生気付かないまま…。

ご友人さんが前世のお母さんのことをこんなにまで想い慕っていることを知ったら、お母さんはどう思うんでしょう。
きっとすごくすごく喜びますね(*^-^*)

体質改善で丈夫になって、欲しかった妹さんも産めた。
前世のお母さんの言葉は、希望ではなく自信ですよね。必ずこうなる、こうしてみせる！っていう自信！(*^-^*)

ここまで想われてこの世に誕生したなんて、ご友人さんが羨ましすぎます！(*^-^*)

前世、お国のために早々散ってしまったから、今生ではその分まで幸せにならなきゃですね！

青葉さん、
今日は雨だから、花粉少しは楽？(^^;)

いっぱい書いちゃってごめんなさい人(￣ω￣;)

こんにちは、(OMO)

豚の丸焼きさんこんばんは(^^)

匿名さん、反応ありがとう！
今回は青葉にとって渾身の作。反応なく落ち込んでいたのでコメント嬉しかったよ＼(^ー^)／
なかなか出会えない話だなと思った。

なかなか書き込めなくて…(^^ゞ

すごくいい話だと思います。
この世に生まれでた全ての人が、こんなに強い想いの中で生まれてるとしたら、こんなに嬉しいことはないですね。

誰かからその生を望まれるのは、どんなかたちであれ嬉しいものだと思います(*^-^*)

ちなみに、全然関係ないけど、今夜はちょっと色々と面白くないので、酎ハイ飲みながら書いちゃいました(^o^ゞ

飲まなきゃいいのに、つい飲んじゃう…(-o-;)

これは短編小説ですか？
心に残るとてもいい話です(T_T)