青葉 2012-01-06 22:03:27 |
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まさかと思った。
2月9日に祖母が……あと3日で。
予知夢?むしの知らせ?
朝食を摂り、僕は家を出た。
朝食の時に母に、今日も祖母が入院している病院に行くのか訊くと、母は行くと答えた。僕は夢のことは母に言わなかった。
夕方、家に帰り母に祖母の様子を尋ねた。
すると母は、
「それが熱が出ちゃったのよ。結構高いみたいで、お昼は全然食べられなかった。でも、先生がついてるから心配しないで大丈夫よ。」
と答えた。
祖母は具合が悪くなったようだった。母は心配しないでと言いながら心配している感じが僕にはした。
次の日(7日)も、その次の日(8日)も、祖母の熱は下がらなかった。
8日の夜、僕は戦々恐々としていた。
僕は夢の中で9日の午前1時18分と言っている。9日の午前は間近に迫っていた。
いつ病院から祖母のことで電話があるか、家族が呼び出されるか、そう考えると気が張ってしかたがなかった。
午後11時過ぎた頃、家の電話が鳴った。
2階の自分の部屋にいたが、1階にある家の電話が鳴った音は聞こえた。電話には母が出た。そしてすぐに母の大きな声が響いてきた。
僕は目を瞑る。祖母のことだと直感し部屋を出て1階に降り母の所に行くことにした。
部屋から廊下に出ると、母の大きな声がまだ続いていた。大きな声は怒鳴り声であることに気づく。母は怒っているのだ。どうも様子が直感と違うような気がする。
1階に降りて母のそばに着いた時には母は電話を切っていた。
「どうしたの?」
母は怒りの表情で答える。
「お父さんが車で迎えに来てって!お酒飲んで帰れなくなったみたい。ちょっと行ってくる。」
僕は安堵する。
「僕が行くよ。場所は何処?」
僕は父を迎えに行き、帰ると寝てしまった。もう酔っ払いの父を見て、緊張の糸は切れてしまった。その晩その後、電話が掛かってくることはなかった。
翌日に祖母は熱が下がり食事も摂れるようになった。
今では近いうち、3日程だが帰宅することが決定したくらいに元気になった。
つまり、僕の夢は予知夢でも、むしの知らせでもなかった。
友人
僕には何の力もないことが証明されたわけだが……
青葉
まぎらわしい夢を見たんだね。予知夢ではなくても変わった夢の話しとして面白いよ。
友人
いや、ただの夢だよ。夢としては、それだけなんだ。でも、それだけなら青葉君に話すつもりはなかった。
青葉
と言うと?
友人
僕が、つまらない話ながらも青葉君に話す価値を見出だしたのは、僕の心情を聞いて貰おうとしたからなんだよ。
青葉
心情?どんな?
友人
僕はね、祖母を心配しながらも期待したんだ。
青葉
期待?どんな?
友人
だからね、僕は予知夢を見たんじゃないか、世の中には、むしの知らせがあるんじゃないか、それを証明できるチャンスが来たんじゃないか。そんな期待をしたんだ。
これで話は終わりだよ。
僕の心情を含めて青葉君は青葉君の、この話しの価値を決めればいい。
さあ、どう評価する?青葉君。
匿名も面白かったぁー♪♪(^O^)/
おばあちゃんが元気になったからそう言えるんだけどぉ…(^^;
予知夢ではなかったけど、夢でみた時間を待ってる間はまんじりとも出来なかったでしょうね(^^;
予知夢ではなかったけど、夢にみるくらい、友人さんは入院してるおばあちゃんのことが気になってたんだよね。きっと。心配だったんだよ。
現実で気になってることがあると、それがアレンジされて夢に出てくるのは匿名もよくあるよ。
友人さんほど真に迫ったものはないけど。匿名の夢でそこまで真に迫ってたらメッセージになってるし(^^)
その友人さんの夢の一部でもが、おばあちゃんのみる夢と繋がってるかもと考えると面白いよね。
遠い日。懐かしさが心を打ち、いつまでも思い出していたいのに、同時に痛みも感じて、やるせなくなる。
痛みの方が強く長い時間記憶の中にいることができない。
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