青葉 2012-01-06 22:03:27 |
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女が近づいてくる。麦チョコの袋を持って。
座っている自分の所にあと一歩半というところまで近づくと、持っていた麦チョコの袋に右手をツッコミ一握り麦チョコを取り出し、腕を自分の方へ伸ばしてきた。
顔の前に麦チョコが握られた女の拳がある。
「食べる?」
女が言った。
「食べる?」
女の顔を見ると目が合った。
ニコ~ッと不気味に笑う。
その顔を見て、突然現れたのは別にして、普通の女だと思っていたが、間違いだと気づく。
いてはいけない存在だと思った。恐怖が襲ってくる。
目の前にある女の手を叩き、
「いらない!」
と叫んだ。
青葉さん!
ちょっと、これ、続きがぁ〜…( ; ゜Д゜)
すんごい気になるんですけどぉ!(O.O;)
こんなとこで止めちゃやだぁ(>_<。)
大丈夫。今は外にいるくらいだから。健康!
「いらない!」
と叫び声をあげて目が覚めた。
いつの間にか、勉強机に顔をふせて寝ていたようだった。
ちょっと怖い夢を見たと思った。あの女の不気味な笑顔が頭に残っている。
さあ、本格的に寝よう。と考え立ち上がり、部屋の隅のベッドの方へ行こうとした時、コタツに目がいった。
コタツの上には袋の封が空いている麦チョコが置いてある。自分で開けた覚えがない。
夢では女が開けたが……
暫くその場で考えるが、きっと自分が開けたのだろうと思い、ベッドに向かって一歩踏み出した。
?
何かを踏んだ。小さい物だか、いくつか踏んだようだ。
踏み出した足の周りをみると、ジュウタンに麦チョコが散らばって落ちていた。落ちている麦チョコを全部集めたら一握り程度だろうか。
夢のなかで、最後に麦チョコを握っている女の手を叩いたが……
誰からか忘れたけど、そんな話を聞いた。
その人は
「でも、自分で開けたんだよな。そして、自分で麦チョコ撒いたんだよ。絶対に。」
話した後、そんなこと言っていた気がする。
そーいや高校生の時、電車の四人ボックス席に座って漫画を読んでいて声を出して笑ってしまったことがある。他の三人の視線が一気に集まって、恥ずかしかった。
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