青葉 2012-01-06 22:03:27 |
通報 |
青葉
「明確に、こうという感じではないんだよね。直感的な部分もあるんだよ。それをふまえて聞いてよ。」
Aさん
「わかった。」
青葉
「まず、話は終わったんだよね?」
Aさん
「話し終えたつもりだけど。」
青葉
「そう。そこで質問だけど、最初に自分は後2年で人生が終わるなんて言ったよね。」
Aさん
「24になったらね。」
青葉
「妹が19の時に、姉が24で人生が終るんだよね?」
Aさん
「お母さん、祖母、曾祖母の代はそうだった。だからあたしも……。」
青葉
「だけど、さっきの話の中に年齢の話はなかったよ。」
Aさん
「ないわね……。」
青葉
「何でないんだろう?」
Aさん
「さあー。でも次女が人柱になったのが19だったんじゃない?長女が24で。」
青葉
「それはどうかな?長女も次女も、もっと若かったと思わない?」
Aさん
「どうして?」
青葉
「長女の婚姻が話の中にあったよね、今でこそ24は適齢期に当てはまるけど、その当時に24で結婚とは晩婚中の晩婚だよ。」
Aさん
「じゃあ、長女が結婚してから、次女が人柱になるまで何年かあったんじゃない?そうならば結婚した年齢は24より前よね。」
青葉
「そうかな。だとすると、困った噂を流し続ける女を何年も放っておいたか、捕縛した女を人柱にせずに何年も生かしておいたかになっちゃうよ。まあ、そうだとして長く長く見積もっても1~2年くらい。22や23でも十分に晩婚だよね。でも、やはりそんなに時間をかけた話ではないと思うな。」
Aさん
「どうだったというの?」
青葉
「どうと言うか、違和感だよ。君のお祖母さんは年齢にこだわり、のろいを退ける為に孫より5歳上の養女を探した。そこまでしながら、話の中に歳の差についてのことは全くなかったし、長女や次女の年齢についても全くない。24も19も出てこなければ、5つの歳の差もない。」
Aさん
「そこら辺はオリジナルにはあったけど、長い年月の間に消えたしまったのかもよ。付け足しがあったなら消えたエピソードがあっても不思議ではないでしょう?」
青葉
「そうなんだけど、時代背景から婚姻年齢を考えると長女の24は不自然だよ。」
Aさん
「そう?」
青葉
「話しの内容と、君が怖れている24や19という数字が結びつかないんだ。この二つの数字が、もしも君が言うようにオリジナルにはあって消えたんだとしても、それはそれで結局は姉妹の年齢として不自然さを感じたと思うよ。」
Aさん
「そうなのかな……。不自然さねぇ。」
青葉
「現実では凄く怖れて重視しているのに、話の中に年齢のエピソードがないのは不自然。でも、エピソードがあったとしても24と19じゃあ、やはり不自然。」
Aさん
「………。」
青葉
「この話と二つの数字は、融合できない。つまりオリジナルにはなく、後世に付け足されたんだよ。」
Aさん
「付け足したのは祖母?」
青葉
「そうだと思う。話の中には入れなかったけど、現実で実践している。」
Aさん
「何の為に?」
青葉
「何の為にと言われると、何の為にかな。強いて言えば、のろいをかける為にかな。」
Aさん
「祖母が?」
青葉
「さっき言ったけど、君の家には男や次女ののろいはないよ。でも違う人がかけたのろいがある。その人とは、戒めの話をのろいの話に変えた君のお祖母さんだよ。」
Aさん
「そんな話になるとは思ってたけど、何で祖母が家にのろいをかけるのよ。祖母は家をそれは大事にしている人なのよ。」
青葉
「大事にしているからこそかもしれない。のろいになってしまったのは、家を大事に思う気持ちのせいかも。」
Aさん
「解りづらいわね。」
青葉
「君のお祖母さんはのろいをかけている当事者だけど、同時にのろいの被害者の一人でもあるんだよ。そして自分がのろいをかけているなんて思ってもいない。」
Aさん
「そんなことがあるかしら?」
青葉
「ここで言うのろいとは、男や次女が話の中でかけたような、男児が産まれないとか、長女が不幸になるとか明確なことが起きるというのではなくて、人を不幸にするという意味でののろいなんだけどね。」
Aさん
「その、人を不幸にするのろいをかけたのが祖母で、被害者の一人も祖母。後の被害者は?」
青葉
「家にかけているのろいだからね。後は君のお父さんお母さん、君自身。そして、妹も。」
Aさん
「祖母が家にノロイをねぇ~?」
青葉
「君がお祖母さんを嫌っているみたいだからストレートに言わせてもらうけど君のお祖母さんは、のろいをかけることにかけてはとても優秀な人かもしれない。こう言ってはなんだけど、みんな家族は不幸になってるでしょう?」
活字大好きさん
賛同ありがとう(^-^)
常連さん
普通にはいないよ
きっと……いないはず……きっと……いないでほしいけど……
( ̄~ ̄;)
Aさん
「お父さんは祖母にあきれて出って行ったから……まあ、お父さんとお母さんは一緒にいられなくなったし、不幸かもね。」
青葉
「お父さんは、お祖母さんがのろいに振り回されているのが嫌で家を出ていった。お母さんはお祖母さんの影響を一番受けてのろいを怖れながらもずっと君に申し訳ない気持ちを持っている。そして君のお父さんには出ていかれてしまった。」
Aさん
「そうね。」
青葉
「君はのろいを退ける為に養女にさせられ、大事にはされてこなかった。特に問題のお祖母さんに。そして今は自分に未来があるのか不安を感じている。」
Aさん
「まあね。」
青葉
「実際にはないけど、のろいが本当にあったなら君は君の家の人柱みたいなもんだね。どちらかというと長女より次女の方に近い存在だ。最後の時に、家をのろっていいくらいだよ。」
Aさん
「妹が一番不幸から遠いかな。」
青葉
「きっと、そうでもないよ。苦手にしているお祖母さんに溺愛されては不自由だろうし、自分の為に君が養女になったと知ったら苦しむことになるだろうしね。それに、何といっても君はいずれ家を出ればいい。けど、君の妹はそうはいかない。跡継ぎだからね。それは一番不幸なことかもしれない。」
Aさん
「そう?」
青葉
「残念ながら君の家にいることはそれだけで不幸だと思うよ。だって感覚が普通じゃないよ。のろいを養女を犠牲にして……」
Aさん
「青葉君!もうその話はいいわよ。……それより、なんで祖母が戒めをノロイの話に変えて、さらに自分でも気づかないうちにノロイを家にかけたのか?その話をしてよ。」
青葉さん:
お久しぶりです(^^)♪
お話の途中にスイマセン((汗
今は、まだ高校が慣れず…毎日が忙しくて大変でチャットをする時間がなくなってきてしまいました…
(〒〒)
でも、これるときは…どこかいるので♪
話しかけて下さいね(>v•)☆ミ
でわ…おやすみなさい(-。-)zzZ
青葉
「あぁ、そうだね。ゴメン。」
Aさん
「だいたい家に代々伝わる戒めの話を祖母が変えられるものなの?とにかく祖母は家を大事にしているのよ。家の戒めの話を変えようとするかしら。それに話を変えた祖母を、周りの人は何も言わずに放置するの?家の大事な話でしょう。」
青葉
「話が変わってることで君のお祖母さんに何か言った人は、もしかするといたのかもしれないよ。でも、真剣にはどうにかしようという気持ちも義務感も薄かっただろうね。」
Aさん
「なんで?大事な家の戒めの話でしょう?」
青葉
「大事ではなくなってたと思う。君の家が領主だったのは明治になる前までだからね。日本中の領主という領主が明治維新で消えたわけだから。君の家は戒めの話をそれまでは真剣に厳かに間違いの無いように代々語り継いだのかもしれないけど、君のお祖母さんの代はもう戒めの話はただの家の昔話になってたんじゃないかな。こんなことがあったよ、程度の。領主じゃないなら戒めの話は必要がないから。」
Aさん
「真面目に語り継ぐ必要がなくなり、祖母が話を変えることを許してしまったということ?」
青葉
「君のお祖母さんだって領主だった時代に生まれて真剣に厳かに間違いの無いようにしっかりと話を伝えようとする雰囲気の中で話を聞いたのならば、変えることはなかったはず。家を大事にしている人なんだからね。でも戒めは時代の流れで役割を終えていた。既に領主の家ではない。」
Aさん
「そうよ。過去に領主の家だっただけ。」
青葉
「君のお祖母さんに話をした人も、重要な話としては伝えなかった。実際に重要な話ではなかったし。」
Aさん
「話を変える下地があったことはわかったわ。……続けて、青葉君。祖母は何を思って戒めからノロイの話を作り上げ、自分と家族をノロイにかけてしまったのかを。」
青葉
「うん、そうだね。君のお祖母さんは、19の時に姉を喪ってしまった。これは君のお祖母さんにとって大事件だったと思う。急に家を継ぐことになったわけだからね。もう領主ではないといえど旧家本家ではある。今まで描いていた未来像を捨てて、突然に覚悟を強要される。」
Aさん
「どんな覚悟を?」
青葉
「いや、それはよく解らないんだけど……。それは君の方がよく知っていると思うよ。旧家の本家とはいろいろとあるでしょう?覚悟がないところで突然に継ぐのは非常に大変なことじゃない?」
Aさん
「そうね。祖母の若い頃ならば今以上よね。」
青葉
「大変だったと思うよ。辛いこともあっただろうね。そんな中、君のお祖母さんは婿養子を迎えて家を存続させてきた。辛いことを乗り越えて。跡取り息子は授からなかったけど娘が成長してくれた。でも辛いことがまた起こる。自分の娘も亡くなってしまう。」
Aさん
「そう。それで、次女であるお母さんが婿養子を貰うことになるのよ。」
青葉
「君のお祖母さんにとっては、君のお母さんに家を継がせることも辛さの一つだったはず。自分と同じ様に急に家を継ぐ存在にしてしまったわけだからね。」
Aさん
「それで?」
青葉
「君のお祖母さんは、そんなことがあって感じてしまったんじゃないかな、家がのろわれていることを。男と次女ののろいを。」
Aさん
「でも二人のノロイはないんでしょう。」
青葉
「ない。だから勘違いなんだけど、自分の辛い人生に何か原因を求めて、前に聞いた家の昔話にたどり着いたんじゃないかな。かつて、この家は罪のない人間の命を家の都合で奪ってしまったことがある。その人達ののろいがあって、姉や娘が犠牲になってしまった、と思うようになった。長女の身代りになった次女が、この家の長女をのろっている。だからこんなことになっている。そして、話の中では男も家のせいで理不尽に命を落としている。そこは、ここ何代か男児が産まれてこず婿養子を必要している原因として、男ののろいと考えた。」
Aさん
「思い込みが激しい祖母だから、そんなこともあるかもしれないけど……。」
青葉
「君のお祖母さんにとって悪いことに、姉の享年と、娘の享年が同じ24だった。さらに、亡くなった二人には5歳差の妹がいた。偶然だけど君のお祖母さんは因果を感じてしまった。」
Aさん
「5歳差の姉妹は、あたしが知る限りでも4代続いているのよ。祖母とお母さんの代だけではないわ。曾祖母も、そしてあたし達もね。さらに、曾祖母、祖母、お母さんと三代は姉が24で亡くなっている。祖母の思い込みでは説明がつかないと思うけど。」
おばあさんも可哀想な人なのかも
自分主観で理不尽なことは、他人主観ではそうでもないこともあるし
第三者の介入って色々なところで有用だ
活字大好きさん
休みなのでラストスパートを試みるよ。寝るだけの休みになったら失敗だけど。
雨月さん
そりゃあ心配な発言だね。
でも楽しいことをやってみようとする気力があるから大丈夫そうか。退屈しているという意味かな。
トピック検索 |