羽都花 2011-11-26 16:11:58 |
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(1話)
・・・どうしよう。
いやいやいや・・・そんなはずはない。
ほら、隣にはちゃんとバックが・・・
・・・ない。
え?なに?ないよ。僕のバック。
ないよ・・・
僕のお財布。
「ぎゃぁぁぁぁぁ!盗まれたぁぁぁぁぁ!!!」
久しぶりのゲームセンター。
僕、吉井明久は全財産を盗まれました。
誰か・・・・
僕を助けてください。
(2話)
サァァァァァ・・・
霧雨かな?
ふぅ。
今日は雨降らないって言ってたのに、天気予報が外れちゃった。
雨宿りの為に近くの、ゲームセンターに駆け込む。
ん?あんなところに男の人が寝てる・・・こんなにうるさい音楽とかが流れてるのに、よく寝てられるな・・・。
あれ?・・・よく見てみると・・・あ!くまさんのぬいぐみとか、かぁいいのいっぱい持ってる!!
お・・・お持ち帰りしたいよぉ。は!駄目駄目!犯罪になっちゃうよ!!
ん?あれ?
「あ・・・あの。」
声をかけてみる。
「・・・」
反応がない。
もしかして・・・し・・死んでる!?
助けた方がいいのかな?かな?
でも・・・あ。くまさんのぬいぐるみと一緒に助けてあげるのは!
こんなにかぁいいもの持ってるんだから、きっと悪い人じゃないよね!
よし!くまさんのぬいぐるみと一緒におおおお持ち帰りぃぃぃぃ!!
こうして、竜宮レナは1人暮らしを初めて1週間しかたたないうちに、男の人を家にお持ち帰りをしてしまった。
(3話)
ん?ここは?
・・・目が覚めたら、見慣れない天井が目にうつった。
「ここはどこだ?」
つぶやいた。
「あ!おきたのかな?かな?」
とっても可愛い女の子が、目の前に!!
(4話)
「おきたのかな?かな?」
男の子は寝たまま目を大きく開いてレナを見た。
「だだだだだ誰・・・・ですか?」
あ・・・怖がられちゃってる?
「はじめまして。大丈夫かな?かな?えっと、倒れていたから、助けてあげたんだよ、だよ。・・・あ!ここは私のおうち。」
怖がられないように笑ってやさしく話した。
「え?助け?君の家?ん?・あ・・・はじめまして。」
えっと、混乱してるのかな?
「ああああぁぁぁぁぁぁ!!!僕のお財布ーーーー!!!」
男の人は叫んだ。
だ・・・大丈夫・・・なのかな?かな?
(5話)
・・・どうしたらいい。
みてしまった。
・・・・・・明久が誘拐されているのを・・・
可愛い女子に・・・・・
くそっ・・・羨ましい・・・・・
明久のくせに・・・・・・・・
ゲームセンターに明久がいたから、からかってやろうと思い・・・バックを盗んだのに・・・
・・・そんなことより・・・明久を助けるのが先か?
・・・いや・・・助けなくていい。
っふ・・・明久・・・さようなら・・・
って・・・そんなことより・・・
・・・ん?
男女・・・男・・・女・・・
はっ!!!!!!
明久・・・大人の階段を・・・・・・・・・・・
「・・・もしもし」
『もしもし?なによ土屋』
「・・・明久が・・・みしらぬ女の家に入っていった」
『は???土屋・・・今・・・なんて???』
「・・・明久が可愛い女子と大人の階段を上ろうとしている」
『土屋!!!!!今どこ!!!ウチにその場所を教えなさい!!!!アキィィィィィ!!!ただじゃすまなせない!!!!殺・・・す。』
「・・・ゲームセンターの前でまってる」
(6話)
俺の名前は中鉢明央。ごく普通の会社員だ
ただいま午前6時30分。駅には俺と数人...
お早い通勤だって?
そうだな。俺は三度のメシより仕事を選ぶキャリアウーマンならぬキャリアマンだ。
おかげで嫁さんも見つからん。
36...そろそろ焦りが出てくる年頃です。
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