黎貴 2011-11-25 19:32:29 |
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題名無し
パトカーのサイレンが夜の繁華街に響きわたる。
サイレンを鳴らしてひっきりなしに走り回るパトカーの群れは、あちらから来たかと思えば向こうからも、向こうから来たかと思えばこっちからも、走りすぎてはなにかを捜していた。
それは、野口洋介という人物を捜しているのだろう。
俺────すなわち野口洋介は警察に追われていた。
容疑は強盗殺人か強盗殺人未遂だろう。
逃げないと────。
俺は手にこびりついた名も知らぬ老婆の血を、必死なって落としながら路地裏を走っていた。
その時、胸に激痛が走る。
持病が……!
俺は激痛に耐えられず、その冷えきった地面に倒れこんだ。
ひんやりとした地面が、俺の体温を奪っていく。
意識は朦朧とし、身体は指一本動かすことができない。
「だれ……か……」
その言葉を最後に、俺の意識は消えた。
俺が最後に見たのは、こちらに向かって駆け寄ってくる警官たちだった。
俺、野口洋介はどこにでもいる、ありふれた中学三年生だった。
所謂受験生ってヤツだ。
志望した高校は県でトップの高校で、俺はそこに入学するために勉強漬けの毎日を送っていた。
そんなある日、俺は気分転換に散歩に出掛けた。
たまには息抜きも必要だからな。
親は所謂シングルマザーで、女手一つで俺をここまで育て上げてくれた。感謝してもしきれないくらいだ。
俺が適当に歩きまわり、三十分くらい経った頃に俺は帰宅した。
そういえば、そろそろ母さんがパートに出掛ける時間か。
母さんはいくつものパートを掛け持っており、十分に睡眠すらとれていないのは明らかだった。
今度なんか親孝行してやんないとな……なんて考えながら、自宅のドアを開ける。
「ただい……ま……」
ドアノブを握りしめたまま、俺は硬直する。
「郵便です」
第1話 恋をした
(届けなきゃ…。)
俺は、ビショビョに濡れて破れて、もう原型を留めていない制服の左胸部分を抑えて、うずくまった。
すぐさま地面に突っ伏して、吐血した。
早くしなきゃ。
この身が滅びようと……
この手紙を届けなきゃ。
俺は29歳の、いい年こいても昇進できない郵便屋さん。
毎日バイクで各家へ、手紙を配達。
毎日の楽しみ…それは、君の家への配達。
恋をしたんだ。
いつも笑顔でハンコ持ってる君に。
好きなんだ。
笑顔で手紙を心待ちにしている君が。
けど…俺は何を彼女に届けていると思う?郵便物…それは、遠距離で文通している、彼氏からの君への手紙。
それでも良い。君の笑顔を見られれば。
「郵便です」
第2話 お互い様です
ピンポーン♪
軽快なチャイムの音。
ガチャリと彼女がドアを開ける。
「あら、橋本さん!」
心なしか、顔色が悪い。
「こんにちは」
そう言って俺は帽子を取って胸に当て、丁寧にお辞儀した。
「すっかりジェントルマンね。」
彼女がクスクスと笑う。
「そんなことより…インターホンがあるんだからそっちで対応しないと…
ドアを開けた瞬間泥棒に刺されたらどうするんです?」
俺は手紙を取り出しながらそう言った。
「あなたは泥棒なの?」
彼女が微笑みながら言う。
「そういう話じゃありません!!」
俺は目を閉じて、呆れた、という風に首を振った。
「良いじゃない、話がそれたって!」
彼女が楽しそうにクスクスと笑う。
「まったく…こことここに印を。」
俺は紙のひとつひとつの項目を指差しながら言った。
「もう慣れたから知ってるわよ。」
彼女がにこにこ笑いながら肩にかかった長い黒髪を払いのける。
……正直、色っぽいと感じた。
「今日は顔色が悪いですね、どうされました?」
俺は彼女をじっと見つめた。
「えっ…!」
彼女はドキッとしたように言った。
「風邪……ですか?」
俺が聞いた。
「ええ、咳が止まらなくて…」
そう言うと、彼女は疲れたように目を伏せた。
「眠れていないんですね。」
俺は確信をつくつもりで言った。
「あなたも顔色が…。…! 待って、前髪のせいかしら…。」
そう言って、彼女は俺の前髪をちょちょっと分ける。
「いや…。タバコ吸ってるからだと…」
俺は言って、途端に恥ずかしさが込み上げてうつむいた。
「タバコ吸っちゃダメ!」
彼女は小さい子に注意するように、俺に言った。
「今はあなたの心配をしているんですよ…」
俺は言って、苦笑した。
「じゃ、お互いの心配をしましょ!」
相変わらず、こういうことだけは思いつきが早い。
「……。」
俺は黙って鞄を閉めた。
「お互い様です。」
そう言って、彼女は眩しく笑った。
「お元気で」
ふと思い出した夏の小景。
柔らかな風に煽られて、思い出す。
セピア色に霞んだ記憶は、生まれ育った町の匂いがした。
「______________ 」
フッと思いだす断片的な昔の記憶に、涙が頬を伝う。
自分自身でも涙の原因がまるで分からない。
不思議と鼻はツンとしない。
________
「なあ、かくれんぼしようぜ!!」
…………思い出すは夏の記憶
「いーち、にーい、さーん、しーい……」
…………懐かしい遊び
忘れた記憶を今、映画館で…………
東○シネマ109午後の部、三時から。
優しく暖かい風が俺を押す…
いや?暖かくないな…むしろ肌寒い風だ…
と…意味が無い事を考える俺に風は俺を焦らすように強くなる。
俺は学校の門に偉そうに立つと…
足を一歩一歩出して言った
足が重たい…緊張しているのか?
「ふっ………」
どうでもいい事に小さく笑った…
俺は転校を繰り返して来た…
別にいじめに合っていた訳ではない。
かと言ってヤンキーでいじめていた訳でもない。
ごく普通の高校生だ…
転校を繰り返して来た理由は?
それは俺の母親と父親にある。
母親はヤクザで……
父親は借金を大量に背負っていた。
__________だから_______________
俺は母親と父親のおかげで俺の人生をめちゃくちゃにされた……
その事を俺は忘れない…
おっと……もうクラスの前についた
ん?………教師の声が聞こえる…
「今日から新しい友達がくるぞ~」
…………………………………………
俺は体が固まる…
また差別されるんじゃないか?
俺からどんどん人が離れていくんじゃないか?
「おい!こっちに来い!」
…………………………………
俺は静かに…教室へ入る…
2xxx年 9月24日の事
~第2話~
………………
ん?みんな反応がないがどうした?
「と言う事でこれから新しい友達になる子だ!自己紹介よろしく」
えー………と今自己紹介何てどうでもいいです。
何故こんなにみんなが静かなのか理由言って下さい
取り合えずしとくかな
「えーっと俺の名前は工来 ユウ………です」
「ざわっっ……」
やっぱな……みんな知ってんじゃん
「はい!じゃあそこの席に付いて下さい」
…………………
結構有名なんだな母親と父親……
と変な事を思っていると……
「あ……ヨロシクね?」
ん?妙に甲高い声が聞こえてきたな?
俺がその声の聞こえた方向へ顔を向けると……
頬を少し赤らめかせて俺に挨拶を言う結構可愛い女の子が居た
そう……これが俺の人生を大きく変える出来事だった
第3話 9月:香乃衣 水葉(かのい みずは)
「あぁ…うん…ヨロシク」
俺が人と話す何て久しぶりだな。
何ヶ月ぶりだろうか?
可愛らしい女の子…髪の毛はセミロング
目は透き通った純粋な目をしている。
名前は…香乃衣 水葉だ…
さっき主席取ったから名前は分かる
「私の名前は「香乃衣 水葉でしょ?」あ…うん。」
……………………………心配だなこの先…
今回は題名付き&短くして見たww
悲しみの青:1
―青い空が世界を覆っている。
私はそれを無言のまま眺めていた。
黒塗りの瞳に青色が映った。
白の鳥が、目の前を行き過ぎる。
「あぁ、今日も退屈だなぁ…」
無意識のうちに呟き声が漏れた。
その時―…
「…何してんの?」
後ろから声を掛けられ、ゆっくりと振り返った。
悲しみの青:2
振り返るとそこに、茶髪の青年立っていた。
とても柔和な笑みを浮かべていた。
「あの…、何ですか…?」
私は怪訝そうな顔で尋ねた。
「いや、空を見ながらつまらないなんて言うから、どうしたのかなって思ってさ。」
青年は笑顔を崩さないまま、優しく言った。
「…私がどうしようと、貴方には関係ないでしょ?」
「う~ん…かんけーないけどさぁ。
でも、気になるじゃん。
こんな可愛い子が一人で何してるのかなって。」
「…意味分からないです。
私のことは放っておいてください…。」
私は青年にそう冷たく言い放つと、その場を後にした。
第4話 9月:さぁ、俺の立場を想像してみよう……
んーと………これはどういう状況なのか説明して貰おう
目の前にはヤンキー(?)っぽいのが3名程
そんでもって周りには誰もいない…みんな帰ったからな…
さぁ、俺の立場を想像してみよう!
このまま殴られるパターンか?
きっとそうだろう。うん。
母親と父親があれだったから気に入らないんだろう……
そして真ん中の一人がしゃべり始めた
「おい!てめぇ……」
「………………」
自分で言うのもあれだけどこういうのは得意だ。
どこの学校でもこういうのがあったからな
「お前………」
「……………」
さっさと言えよ!
という事を思っていると…
「お前何か必要ねぇんだよ!」
といきなり言ってきた
Σいやいや何故いきなり!?
そしてその3人組は帰って行った
うわぁ~理由言うの面倒だったのか…
俺もその場を立ち去った。
そう言えば、俺は母親と父親の事を理由に逃げてきたんじゃないか?
………………………………………
そんな訳あるはずが無い…
夕日が強く照りつけていた
~あとがき~
自分でも何書き込みしてるんだかわかんねぇww
誤字、脱字合ったらご指摘ヨロシクww
悲しみの青:3
―次の日―
私はまたあの場所に来ていた。
この場所で空を見上げながらぼうっとするのが、日課になっていたからだ。
私はそこのベンチに腰掛けると、またいつものように空を見つめた。
今日の空も、絵の具を零したように真っ青だ。
その色が私は大好きだった。
全てを飲み込むような青が。
「…あっ、また会えたー。」
天よりも下の方から声が聞こえてきた。
視線を下に向けると、そこには見覚えのある顔があった。
「……。」
私は一瞬声を失った。
目の前に、昨日声を掛けてきた青年がこちらを見ながら立っていた。
「俺のこと、覚えてる?」
昨日と変わらぬ笑顔で尋ねかけてくる。
「…放っておいてくださいっていいましたよね?」
「覚えててくれたんだー。嬉しいなぁ。」
―聞いてない…。
私は小さな溜息を吐いた。
「…ホント、迷惑ですから。」
私はそう言うと、早足でその場を去ろうとした。
「えっ、ちょっ…待ってよー。
せめて名前だけでも…。」
悲痛な声が聞こえてきたが、私はそれを気にもとめなかった。
荒らしは帰ってくれよ。
もし荒らしじゃないって言うんなら
「三点リーダー」とかの意味を言えよ。
人が頑張って書き込みしてるのに侮辱すんじゃねぇよ。
あと…理由も言わずバカと言うのはやめろ。
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