黎貴 2011-11-25 19:32:29 |
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鼻血とチョコ
注意(情景描写0です。ご了承ください。)
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一つ、食べれないものが有る。
甘く、そして手ごろに入手できるソレは世界をまたぎ、幅広い愛を一身に受ける。
年に一度、そいつの祭典などが行われ、青春真っ只中の紳士淑女の皆さまを地に叩きつけたりする。
有名になればなるほど、迷信や噂なども増え、
ひょうたんからでたなんちゃらで、迷信や噂などが実現したりもする。
まあ、平たく言うと、僕はチョコレートが食べれない。
甘味が嫌いな訳じゃない。
味や匂いがダメな訳でもなく、アレルギーでもない。
「食べると太っちゃう☆」何て言う乙女な理由でもない。
ただ、僕がチョコレートを食べると噴出するのだ。
・・・・・・・・・鼻血が。
大量に・・・・・・・・・
その勢いは垂れるなんて生半かな物じゃなく、上記のとうり、噴出する。
3歳の僕は、初めてチョコを食べ、「美味しい」とにっこり笑って、血を吹き倒れた。
もう少し成長した5歳の僕は、夏休みの間中国に行ってきたと言う、密かに恋心をよせる少女から貰ったチョコを、恐る恐る舐めた。
恋心と鼻血では天秤はつりあわなかった。
しかし、残念ながら初恋の味は甘酸っぱい物ではなく、金属のような、鉄のような味がした。
その上、やたらと個性が強く、口のなかで数分ねばった。
生暖かかった。
今後一切自分の天秤を信用しないと心に決めた。
チョコレートとの決闘を繰り返して幾年月・・・・・・
僕は、悩んでいる。
結婚を間近に控えた僕と彼女。
きっと独身最後のバレンタイン。
愛しい僕の彼女は優しくて、可愛くて、気配り上手だから、僕にチョコレートをくれた。
・・・僕はうっかり、彼女にチョコが食べれない事を話していなかった。
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・・・どうしよう。
彼女の好意を無碍に扱うほど僕は、ダメな男じゃあない筈だ。
しかし、血塗れの僕を見て彼女の気の平静がたもてるかどうか・・・・・・
もう二度と信じないと誓った秤は、彼女のほうに傾いた。
天秤をもう一度信じてみる事にした。
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僕が、鼻血の大洪水を起こしてから数ヶ月。
僕らは結婚した。
彼女は、初めは驚いていたがすぐに慣れてくれてた。
さすが僕の嫁だった。
自分の秤を少し信じてあげる事にした。
そして、優しく、キュートでプリチーな僕の嫁は、式の時、気を使ってケーキなどのデザート類から、チョコを外してくれた。
しかし、料理の隠し味に入っていたチョコレートで、彼女のドレスに真っ赤な華が咲いた。
盲点だった。
やっぱり僕の天秤は永久に封印される事が決定した。
The Beast
情景描写は琥珀が食べました。
つまらない。
重いです。
それでもOKという人のみ
お読み下さい。
私は「いじめ」にあっていた。
毎日毎日、「ブス」「**」と
言われていた。
「人間」の私が醜い顔だから。
「人間」でいたくない。
こんな奴等と一緒なのは嫌だ。
だから、私は自らに魔法をかけ、
美しい「獣」となった。
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