十六夜 2011-10-30 23:38:07 |
通報 |
________________________________________
別に何かしら怒る訳でもなく、屋上で時間を潰す。
クラスは居心地が悪い。
別段気にする事も無いのだが視線が来るのは嫌な物だ。
俺はしていたヘッドホンをはずしてケータイを開く。
律「12時チョイか…。丁度良いか…」
昨日の弁当箱を取りに行く為に一度教室に戻る。
廊下は食事を楽しむ声で賑わっている。
この学校は学年、クラス関係なく昼休みは教室移動が可能となる為昼休みはかなり賑やかになる。
一緒に食べる人間は昌位だからあまり関係ないが…。
教室から弁当箱を取り、さっさと抜け出した。
律「…あの人はAクラスだから分りやすい…」
無月の居る教室の前に居る先輩に聞いてみる事にした。
律「すいません…。無月先輩、居ますか?」
女生徒「へ?美央?ん~と…居るよ?告白?」
ずっこけかけた。
いきなりそう来るか?
普通。
律「違います…借り物を返しに来たんですよ…」
女生徒「成る程、成る程。お~い美央」
と呼ばれた無月は獲物を見つけた獣様に目を光らせながらこちらに来る。
嫌な予感しかしなかったのは…気のせいだと思いたい。
_______________________________________
トピック検索 |