十六夜 2011-10-30 23:38:07 |
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今日は珍しく、朝から教室に居る。
理由は特にない。多分と言うか…殆んど気まぐれだ。
葎「ふぁ…」
軽く欠伸をしながら、のんびりと窓の外を眺める。
窓際の一番後ろ。まだ春の陽気が差し込んでくるため、なんとなく穏やかな気分になる。
あの俺の【赤き死神】の告発以来、クラスの奴らは俺との間に一線引いている。
葎(まぁ…当然と言えば当然だな…)
俺は気にすることじゃない、と言う感じだ。
何度も経験している事だから慣れというやつだと思う。
たまに思うが、人間何でも慣れとは怖い物だと思うな。
昌「り~つ!おはようさん」
しばらくすると昌が来た。
葎「あぁ…おはよう…。今日は随分遅いな?」
昌「朝練が長引いてな」
葎「そりゃ…女子を口説いてれば時間も食うだろうな…(クス」
昌「な…何故それを!?」
などと話してるうちに担任らしき男が来てHRが始まった。
担任「え~…今週の末は全学年合同での遠足がある。知ってると思うが…」
遠足の話になった瞬間に昌がこちらをチラッと見てる。
俺は片手だけ上げ答えると満足そうに頷いた。
担任「と言う事で、学年問わず2~5人位で人数を固めて班を作る様に。終わり」
教室を出て行く。
葎(まぁ…俺は昌と2人だな…)
と自嘲的な笑みを浮かべる。
この後、どうなるかも知らないで。
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昼休み。
俺は購買に向かってる途中。
昌と軽く世間話をしながら歩いている。
因みに予想したとおり遠足は昌との2人だけ。
別に嫌じゃない。寧ろ知らない奴が居る方が嫌だ。
昌もそれを理解した上で俺と組んでいる。
俺を分かってる所を見ると。
有難い。と思う。
美央「お~い!葎~!」
俺を呼ぶ声に少なからず反応したが。
何やら嫌な予感がした為、歩き出す。
昌「葎?呼ばれてっけど…?」
葎「いや…きっと葎違いだ…」
美央「おい…待ってくれ…頼む」
葎「はぁ…何ですか…?無月先輩…」
嫌な予感はこれだ…。
声が知った声だった為の所為だ。
美央「うむ…。此処だと少し話しにくいな…。葎を借りても?」
昌向けて最上級の笑顔を向けながら聞く。
それ以前に俺の意思は…?
と、思ったが話を聞こうとした時点でそんなものは皆無だろう。
昌「ど…どーぞ…どーぞ」
と進めるように手を前に出す。
美央「ありがとう。さてじゃあ付いてきてくれ。」
葎「いや…俺、昼飯まだなんですが…?」
美央「そうか…。実は作りすぎた弁当が一個あってだな…その…それでは不満だろうか…?」
何とも断りづらい…。
葎「分かりました…。行きましょう」
昌に一言悪いと言い無月に付いていく。
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よく分からず連れて来られたのは屋上。
何の話だかは皆目検討も付かない。
この間のアドレスか…?
消せと言うなら、即座に消すが…
とかるく考え込んでいると、俺の前に綺麗に包まれた四角い箱が出された。
葎「ん…?」
美央「べ…弁当だ…。貰ってくれ…//」
葎「あぁ…ホントだったのか…。冗談かと…まぁ、ありがとな」
受け取り座る無月が横に座る。
弁当箱を開くとバランスが取れていて良い色合いの弁当が飾られていた。
本当に残りか…?と疑問に思ったがそれは飲み込んだ。
葎「いただきます…」
無月の料理は先日食べたため味に心配はないのは知っている。
葎「で…その話って…?」
訊ねると言いにくい事なのか一瞬口を紡ぐが直ぐに切り出した。
美央「律は遠足の事は知っているな…?」
律「遠足…?あぁ…今週末の」
美央「そうだ…その私達と組まないか?」
律「は…?」
開いた口が塞がらないとはこの事だ。
全く持って意図が読めない。
しかも…私《達》だって…?
律「それは断固として断る…」
俺の口からは戸惑いなくその言葉が出された。
理由は簡単…俺が信用していないから。
いや…違うな…。正確には【俺が信じようとしない】だな…。
美央「差支えがなければ理由を聞いても良いだろうか…?」
納得いかない…。と言う顔をしている。
律「無月先輩は苦手なタイプの人間ではないが…それは別の話だ。それに達、と言うのは複数形だろう…。俺は信用出来ない人間とは関わらない。それだけだ。」
そう…俺が関わりたくないからだ…。
厄介事はごめんなんだ…。
弁当を綺麗に食べ終わり弁当を包み立ち上がる。
律「これは今度洗って返す…」
と弁当箱を持って無月に一言掛け屋上を後にする。
ズバリ言い過ぎたか…。
と自己嫌悪…。だが付きまとわれるよりは幾らかマシと思い込み考えない事にした。
俺が出る時無月が言った台詞に気が付かずに…
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紗弥>
そうですね。僕も大好きです。
面白いですよね。(微笑
僕も書いたのは半年位前から何で、全然良いもの何て書けないんですけどね(苦笑
好きなら続ける事が一番良いと思います。(微笑
私は蓮さんに出会った。
私の名前は美桜。
いつも中華街に居る俺はケンに命令をだした。
「おい ケンいつも中華街に座ってる女見張ってろ」
俺は極道・・・ヤクザだ。
ケン「分かった。」
蓮「何か合ったら俺に電話しろ」俺はこの女の事が好きなのか?
ケン「おぃ蓮あの女ナンパされてるぜ?」
チッ触ってんぢゃねぇーよ!
蓮「おい」
誰だ??
「れ・・・蓮さんお疲れ様です!」
禊ぢゃねぇーか
蓮「てめぇ嫌がってんだろうが
考えろ」
「す・・・すみませんでした!」
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無月美央視点~~
律が扉を閉める直前
美央「諦めないから…」
そう一言だけ呟いた。
なぜだか諦めたくなかった。
私達と言うのは本当で、私を入れて3人の班になっていた所で友達に
「律も入れたいと」
言ったところ、細々と説明を入れたらOKが貰えた。
私も一回でOKされるとは思っていないので次の手を考える。
何故か、私は楽しい気持ちで溢れていた。
律視点~~
屋上から出た後自販機に向かい缶コーヒーを買った。
律(しかし…予想外だ)
教室に戻りながら先ほどの出来事を思い返している。
律(まさか…班の勧誘とはな…)
教室に行く途中のゴミ箱に缶を投げ入れ、教室に入ると先に戻っていた昌に屋上での出来事を語ると、
昌「無月先輩、お前に惚れたんじゃないの?」
と真顔で発言する。
律「冗談も程ほどにしてくれ…」
昌「いやでもさ~…何か有りそうジャンか~」
と、腑に落ちないと言った顔で考え込んでいる。
律「考えるだけ無駄だろ…」
そう言い切り俺は、また窓の外に目を向ける。
律(弁当箱…明日返すか…)
そんな事を考えながら、授業を聞くまいと眠りに落ちる…。
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桜蓮さん>
すみませんが自作小説をお書きになりたいのならご自分の場所を御作り下さい。
此処は共同スペースではありませんから(微笑
そうですね言葉が悪いのですが、邪魔と言う方向性に貴方が入ってしまうので。
続けられる様ならば通報いたしますし。
荒事はあまり好みませんので。(微笑
下らないですし。
素直にお引取りを願います。
自分のスペースを作れるのですからそちらでお願いします。
では、長文失礼致しました(微笑
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起きると放課後。
夕日がカーテンの隙間から差し込んでいる。
律「ん……」
起き上がり伸びをする。
硬い椅子と机で寝ていたからか体がポキポキ鳴っている。
律「何だ…?」
何やら視線を感じる…ような気がする。
教室内を見回す。
上、下、右、左、ついでに前後ろ。
何もなし。
律(気のせいか…)
軽く首を横に傾け骨を鳴らしながら、鞄を肩に下げ教室の扉を開ける。
何かが動いた。
黒い物体が丸まっている。
何かピクピク動いてる。
律「な…何だ…?…犬?」
黒い物体に手を伸ばす。
黒いシーツを引っ張る。
?「ふ…ふぇ…」
そこに居たのは…何処かで見覚えのある、制服の少女。
律「は…?」
?「ふぇ…?」
暫くの間呆然と立ち尽くす生徒2人だった。
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少女「ふ…ふあぁぁああぁぁ!」
律「うおっ…」
何やら叫びながら廊下を一直線に走り、何処かに行ってしまった。
律(何だったんだ…?)
どっかで見た事があるような気がしたが、特に気にする事もなく帰路に着く。
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律「んっ…」
次の日の朝。いつもと同じ動作を繰り返し、朝食後に珈琲を飲む。
律「そういや…弁当箱」
昨日のうちに洗っておいた弁当箱を包み鞄にしまい込む。
律(早く返しときたいしな…)
そう思い玄関に行き、鍵を閉めてのんびりと通学路を歩く。
俺に対しての視線がチラチラと向けられる。
同じ制服を着てる事から、恐らくすでにほぼ全校生徒に知れ渡ったであろう。【赤き死神】って事が俺えの視線を更に増幅させる。
律(随分と嫌われるものだな…)
何故か、予想通りの反応に自嘲の笑みを浮かべ、当然と考えを一蹴し、通学路を進む。
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別に何かしら怒る訳でもなく、屋上で時間を潰す。
クラスは居心地が悪い。
別段気にする事も無いのだが視線が来るのは嫌な物だ。
俺はしていたヘッドホンをはずしてケータイを開く。
律「12時チョイか…。丁度良いか…」
昨日の弁当箱を取りに行く為に一度教室に戻る。
廊下は食事を楽しむ声で賑わっている。
この学校は学年、クラス関係なく昼休みは教室移動が可能となる為昼休みはかなり賑やかになる。
一緒に食べる人間は昌位だからあまり関係ないが…。
教室から弁当箱を取り、さっさと抜け出した。
律「…あの人はAクラスだから分りやすい…」
無月の居る教室の前に居る先輩に聞いてみる事にした。
律「すいません…。無月先輩、居ますか?」
女生徒「へ?美央?ん~と…居るよ?告白?」
ずっこけかけた。
いきなりそう来るか?
普通。
律「違います…借り物を返しに来たんですよ…」
女生徒「成る程、成る程。お~い美央」
と呼ばれた無月は獲物を見つけた獣様に目を光らせながらこちらに来る。
嫌な予感しかしなかったのは…気のせいだと思いたい。
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