NORA 2011-05-07 00:10:27 |
通報 |
ある日、1人の少女は青い世界で、1人の少年と出会った・・・
少女は少年に問う「なんでここは青いの?」
少年は答える「この青は悲しみの青だよ」
そう言って、一つの扉を指差す・・・
少女は問う「あの扉は?」
少年は答える「喜びの扉だよ」
少年は扉を開く・・・中は、オレンジと黄色の柔らかい色
少女は言う「ここは、苦しいね」
少年は驚く、皆はこの世界を望むのに・・・
少年は問う「君はこの世界は嫌い?」
少女は答える「いいえ、この世界は嫌じゃない・・・けれど苦しくなる・・・」
少年は知っていた、この世界へ来るものの、醜さ、愚かさを・・・
少女は言う「私は、この部屋より青の部屋がいい」
少年は言う「君は悲しみを選ぶの?ここなら傷つかないよ?」
少女は言った「あなたは、悲しい人ね・・・」
少年は思う、この少女は、恐れない・・・傷ついても尚・・・
その瞳に光を宿して・・・
少年は言う「君は、怖くないの?傷つくこと、見捨てられることが・・・」
少女は言う「綺麗事は、言うつもりはない・・・けど、いつまでも、止まっていたら
その恐怖は大きくなる」
そして、2度と進めなくなる・・と
少年は決意した、彼女と共に悲しみへ行こうと、前に進もうと・・・
少女は聞いた「一緒に行く?」
差し出された手を少年は強く握った・・・・
この少女の手を離さないようにと・・・
・・・次の自分へと進めるように・・・
-----END----
トピック検索 |