さぬきうどん 2010-12-26 00:14:45 |
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ぼーっとしながらいつのまにかすれ違った・・・
ん? なにか違和感が走った。
さっきの女の人・・・・また今すれ違った?
キィィィィ。自転車を止め振り返った。
誰もいない。
いや、誰かいる。
電柱の影からさっきの女がこっちをみている。
なんかやばいな・・・
とりあえず急いで自転車を進めることにした。
わりとスピードはでていた。
何気に振り返る・・・
誰もいない・・・
いや、物凄い速さで転々と移動するものがある。
電柱の後ろ、自販機の陰、交差点の影、同じスピードで瞬間移動するかのように追っかけてくる。
しまった!人間じゃない・・・
思わず友人Kに電話した。
「はぁはぁ、おい、遅くにすまん。いまから暇か?いっていいか?」
K「はぁ?なんやねん。別にかまわんけどさー」
「わかったもう着くから」
数分後、後ろを見ることなく友人宅へついた。
「はぁはぁ、すまない。はぁはぁ」
K「なんかあったのか?」
「いや、、特にはないがちょっと暇だったんで・・・」
K「相変わらず変なやつやな」
友人宅の窓から外を見た。
そこには・・・・
静寂と暗闇の中に街頭だけが輝いていた。
友「俺、お払いいってくるよ。」
「あぁ、そうするといい、俺にはなにもしてやれん。」
友「できたら一緒にきてくれないか?俺どこにいてもこの写真のやつが見えるんだ。たのむよ・・・
怖くて風呂もはいれないんだぞ。湯船にまでうつるんだよ・・・」
「ごめん、俺は行けないわ」
友「なんでだよ!友達だろ?お前しかいないんだよ。この女から助けてくれ。」
「ごめん、本当にできない、今日は帰るわ・・・。」
友人K「頼むよ・・・・」
そういって僕は急いで帰った。白状なのかもしれない。
僕にどうにかできたのかもしれに。でもあれは無理だったんだ。
だって今、君にしがみついて離れようとしなかったから。
そしてごめん、僕が連れてきてしまって・・・
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