匿名さん 2025-03-03 21:29:58 |
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うんん、何でも。
(ムッとしながらなんだよ、と言う貴方にまだにやにやしながらわざとらしく述べる。
ベルで店員さんを呼ぶと先程の皆の注文を"えっと、このショートケーキとカップケーキと…"と続けて。注文を終えると店員に向かって"ありがとうございます"と微笑む。
席を離れる貴方の背中を見送ると急に桜と2人になってしまったものだから、少し人見知りが発動してしまって堅くなる。年上の自分が話題を振るべきだと、何を話そうか、ここは学校について色々聞いてみるべきか、なんて考えている。
(外に出で少し空気を吸ったら戻ろうと思っており。長時間席を外すわけにも行かねぇし、と外で呆然と空を眺めて。)
杏さんとお兄ちゃんってどういう関係なんですか?
(彼女が口を開く前に、ズバリ聞いて。兄が杏さんに恋してるのはもう分かっているが、今目の前に座っている彼女はどうなんだろう時になって。こんな綺麗な人がお兄ちゃんなんかに釣り合うとは思えないし、と失礼なことを考えて)
ど、どういう関係…?う~ん…
(学校は楽しい?なんて在り来りな質問をしようとして口を開くが貴方から質問され口をつぐむ。いざどういう関係なのかと聞かれると困ってしまう。友達ではないし恋人でもない。恋仲なのかと言われると相手の気持ちは分からない。
友達に相談した時"もうそれって辻くんの事好きじゃん!!"と言われた事を思い出す。それで自分が貴方の事を好きなのは自覚したが相手の気持ちを確かめる術は無く。少し悩んだが、
"なんだろう、少し難しいけど…学校の男子とは明らかに違うかな。"
こんな回答で良かったのかと思ったが他に言葉が思いつかず。)
(彼女が悩みながらも言葉を紡いでくれている姿を見て、完全に恋してる人の顔してる…!と、心の中でテンションが上がって。ここらへんで意識してもらわないと、2人の距離は縮まらないと思い、さらにずばっと切り出す。気分はもう2人のキュービットだ。)
それって、特別な存在ってことですか?
そう…かも。
(桜の直接的すぎる表現に少し目を見張るが恥ずかしそうに同意する。もうこれは貴方の事が好きだと言っているのと同じことなので頬が赤らんで。
もしこの話を辻くんにされたら好きな事がバレてしまう、と考え
"この話、辻くんには内緒だよ!"
口元で人差し指を立て少し小声で照れくさそうに。)
(こうもすぐに認めるとは思ってなく、数秒の沈黙の後にビックリして大きい声を出してしまう)
え!?
(慌てて手で口を塞いで、周りをキョロキョロする。なんだか秘密を共有したみたいで、こっちまでドキドキしてしまう。兄が帰ってこないかを確認して、身を乗り出して彼女に近づいて、小声で話す)
お、お兄ちゃんのどこが好きになったんですか…?
あの守られた日から…?
(一方その頃、大和はさすがに席外しすぎたと、欠伸を噛み殺して店内へと戻ろうとして)
(好きになったのは守られた日からかと聞かれると無言でこくりと頷く。どこが好きなのかと聞かれるとそりゃあもう、と言わんばかりに思っている事をそのまま述べて。
"やっぱり守ってくれたのがかっこよかったし、意外と優しいところとか…"
それだけじゃなく、先程からの妹との絡みも可愛いし、もちろん顔もかっこいいし。考えると沢山出てくる。しかしいざ口に出すと恥ずかしくなってしまい。
"や、やっぱり今の聞かなかったことにして…!!"
と耳まで赤くしながら手で顔を覆って。顔が火照って熱くなってしまったので手でぱたぱたと仰いで。)
(話を聞けば聞くほどベタ惚れなことがわかって、聞いてるこっちが恥ずかしくなってきたのか、桜の方まで頬が赤くなってしまう。両頬を手で隠しながら、きゃあきゃあはしゃいで)
本当にお兄ちゃんの事好きなんですね。
大丈夫ですよ!絶対言わないんで!
(そんなふうに2人で盛り上がっているのを遠目から見て、仲良くやれてそうで良かったと思いながら、桜に後ろから話しかける)
待たせて悪かったな、なんの話ししてたんだ?
(そう聞かれた桜は、意味ありげに彼女を見て、いたずらっぽく笑って、満面の笑みで)
内緒!お兄ちゃんには絶対言ってあげない!
(絶対に兄には言わないと言って貰えて安心したのもつかの間、急に貴方が声をかけてくるものだから驚いてしまってうわあと声を漏らしてしまう。ただ何の話をしていたのかと言っている為先程の会話は聞かれていなかったのだと分かり安心する。なんと言い訳していいか分からず黙っていると桜が口を開いて。
何とも怪しすぎる言い方に何してるの!!と言いたくなる気持ちを押し殺して困惑している貴方にあはは…と苦笑いをする。
これは桜本人が自覚せずとも貴方に先程の会話がバレるのは時間の問題かもしれない、なんて考えている。
すると頼んでいた紅茶やらケーキやらを店員さんが持ってきて。すごく美味しそうな匂いと見た目に"美味しそう…"と思わず呟いて。)
(驚いた声を出す彼女を初めて見て、心配そうな顔して大丈夫か?と、声をかける。そんな2人の様子を見ては楽しそうにしている桜。苦笑いをしている彼女に、大丈夫かと思い席へと着いて。桜は人懐っこいがまだ幼く、まだ距離感が近いところがある。無礼なことをしてないか気になって。)
失礼なことしてなかったか?
桜も少しは落ち着け。
(兄の言葉に調子に乗りすぎたかも、とハッとした桜がシュントした様子でごめんなさい…と謝って。2人がどうにか幸せになって欲しいと言う気持ちが先走っていたのかもしれない。)
わ、美味しそう!可愛い!写真撮ってもいい?
(目の前に並べられたケーキに再度テンションが上がって、答えを聞く前に携帯を構えて。そんな桜にいつもの事のようで、やれやれといったように、美味しそうだなと一言)
違うの違うの!
(失礼な事をしたのではないかと言われ首を振りながら全力で否定する。しゅんとしてしまった桜にどうして良いか分からずあわあわしているとケーキのおかげでテンションが戻ったようで安心する。
自身も数枚写真を撮ると
"頂きます"
と両手を合わせてからまずはショートケーキを一口。生クリームの甘さとイチゴの酸っぱさが口に広まって思わず頬が緩む。
"ん~美味しい!"
桜にも食べて欲しい、と差し出して。)
(男女で感性の差はあるものの、綺麗な見た目の菓子に感心して。桜の方も美味しそうに食べている。
彼女からケーキを差し出された桜は、ありがとうございますと元気よくお礼を言って、1口食べて。
そんな2人を横目に、ティーポットからお茶を挿れて。)
本当に美味しい!
またここに来ようね、お兄ちゃん。
俺なんかと来るより白鳥といったほうがいいだろ。
じゃあその時は私も誘って欲しいな~
(桜が貴方にまた来ようと言うなりにこにこしながら上記を述べて。
一度も背筋が曲がることなく綺麗にケーキを完食する姿からは育ちの良さが伺えて。小さな頃からマナーに関しては口煩く言われてきたので体に染み付いている。ケーキを完食すると紅茶も美味しそうに味わいながら飲んでいて。
ふと貴方を見ると目が合ってしまって慌てて逸らす。少し頬が赤らんでいるようで。)
(誘って欲しいなんて嬉しい言葉にまた舞い上がったのか、ケーキを食べる手を止めて。からかうような目線を大和に向ける)
ぜひぜひ!次はお兄ちゃんなんか置いて、2人でデートして欲しいです!
(マナーなんてあってないようなものだが、外見によらず丁寧に食している。人の食べ方をまじまじと見ては失礼だと分かってるが、上品な動作に見とれてしまっていると、目が合う。急にそらされて不思議に思い、首を少しかたむけて)
どうした?
うん、桜ちゃんともデートしたい!
(此方もノリノリで上記を述べたが言ったあとで桜ちゃん"とも"なんて変な含みのある言い方をしてしまったことを一瞬で後悔する。貴方ともしたい、みたいな感じがしてやってしまった、と思うが本心ではあって。
"う、ううん。なんでもない。"
不思議そうに首を傾げられると貴方のせいだ!!なんて言いたくなるが何とか抑えて目を逸らしたままぶっきらぼうに上記を述べる。ズズズと勢いのまま紅茶を飲み干して。)
(鈍感なお兄ちゃんと杏を見て、このまま私がいるとなかなか進展しないと思い、携帯をふと見て驚いた動作をする)
友達から電話が入ってた!
ちょっとだけ電話してきていい?
(オネダリするような言い方に、ひとつ返事で返して。いつも友人と長電話しているのをよく見ているため、いつもの光景らしい。
妹が席を立ったあと、フォークを机に置いて改めてお礼を伝えて)
今日は来てくれてありがとな。
あと妹とも仲良くてしてくれた事も感謝する。
(電話をしにいくという桜の言葉をそのまま素直に受けとって"分かった!"と言って店から出ていくのを見送る。
貴方に感謝の言葉を言われると
"うんん、こちらこそありがとう!凄く美味しかったし、楽しいよ。桜ちゃんも凄くいい子で...これからずっと仲良くさせてくれたら嬉しい!"
そう笑顔で述べて。自身ももう桜に人見知りしなくなったし、出会ったその日だが既に妹のような感覚がして新鮮で楽しくて。思っていることをそのまま貴方に伝える。)
(学校の時の彼女は、どこか手を伸ばしてはいけないような雰囲気だったが、今は普通の女の子のように見える。妹のことも褒めてくれるところに、育ちの良さを感じて。妹の交友関係が広がることは嬉しいが、それと同時に自分と関わってると彼女の為にはならないと思う自分がいる。上手く笑えずに、誤魔化すように目の前の紅茶を飲んで)
……ああ、白鳥さえ良かったら、仲良くしてやってくれ。
(ふと外を見ると桜がこちらを楽しそうに見ていて。電話している素振りはなく、桜の表情を見ると桜が気を利かせてくれたという事を察する。そうと分かると自身と貴方との関係が進展しないような話をしているのも桜に申し訳ない気がしてきて。
"あのさ..."
少し沈黙が続いたが口を開いて。貴方の顔を見ると断られることが怖くて口を閉じてしまいそうになるが何とか続ける。
"もし辻くんが良かったら...今度は2人で会いたい。良いかな...?"
頬を赤らめながらぽつりぽつりと述べる。貴方の顔を見ることは出来なくて。)
(桜の方は、2人の様子が気になるのか店外から眺めており。目が合うとぱっと隠れるが、したいことはバレているようで。外から見てると意外と似合ってる気がしてくる。もし、2人がそうなったら本当に嬉しいのは間違いない。)
(おずおずと口を開く彼女に目をやって、話を聞いて。誘われるとは思ってなく、びっくりしてカップを落としかけるがなんとか耐える。頬が紅潮した表情にまた見とれてしまい、次はこっちがドキマギすることになってしまい。)
し、白鳥さえよかったら、別に俺は構わんが。
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